よく、「後ろを振り返るな。前を向いてすすめ!」と言われます。
ポジティブ発言の代名詞のような言葉でしょうね。
そう。反対を書いてます。
2010年に富士山に家族で登りました。
何とか我が家全員の登頂を成し遂げました。
当日のご来光も後からシーズン№1だったのではといわれるほど素晴らしかった。
「登山をする」というとおこがましいレベルですが、山歩きは体のためにと思い、時々足を運びます。
当然、頂上付近は苦しかった。
まだ日が昇る前、後ろを振り返ると、我々の後ろには後続の登山者たちのヘッドランプの明かりが続いていました。
「少し前まで、我々もあそこにいた。もう、ここまで来たんだ。」
そう思うと、重たい足も前に進みます。
とかく暗闇。目標が見えない中だと、自らの軌跡は前へ進む勇気を与えてくれるものではないでしょうか。
前へ進むために、後ろを振り返りましょう!!
ところで、富士山の世界遺産登録本当によかった。
日本人としてうれしい限りです。
美しさを保つこと、そして更に美しくすることが、登録で我々に課せられた使命ですね。
近いうちに、もう一度登頂したいです。
素晴らしいマナーと共に!
「遠吠え 遙か」
CoolJapanの代表選手の一つは、アニメーションではないでしょうか。
細田監督の前作。「サマーウォーズ」も大好きな作品です。
しかし、「サマーウォーズ」が「動」であるならこの「おおかみこどもの雨と雪」は「静」とでも言いましょうか。
全く違うこの2作品。
前作とは全く違う意味で、とても感動をしました。
絶対的な母の姿ではなく、こどもを育てながら共に成長してゆく姿に「人間」を感じます。
私にもあったTeenの頃。普通に反抗期もありました。
「親に向かってなんてことを言うんだ!」と叱る親に、「親だって完璧なのかよ!!」と更に言い返したことを覚えたいます。
自分が親になって思う。そう、完璧じゃないんですよ。
でも、少しでもこれから生きてゆくにに役に立てばとの思いから。何かしてあげたいという思いから…。
なんですよね。
そんな気持ちを理解せず若いってことは……本当に…。
はるか遠くから聞こえる声。
その元気な声、そして姿。
そんなことを楽しみに静かに過ごす日々。
子育てで格闘したお母さんたちには、安らかで心豊かな時間なのかもしれません。