墨烏賊はCoolJapanな夢を見るか!

サラリーマン書画家`tenpow`が
日々のCoolJapanを書きます、描きます。

10月号習作

2013-10-31 12:40:16 | 書道
10月の日本習字の課題。

十七帖(草書)「謝之甚遅見卿」(之を謝す。甚だ卿に見えんことをおもう)

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草書なので、流れ(文字同士の筆脈のつながり)を意識して書きます。
線にはなっていないのですが、つながっているつもりで。
という感じです。
気脈ともいいます。

六朝体楷書「日落江風静」(日落ちて江風静か)

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よく書きます六朝体楷書。
このゴツゴツした感じと、始筆・終筆の力強い打ち込み感が好きなんです。

そして父になる

2013-10-19 12:31:57 | 映画
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「子は大人になり 大人は親になる」

第66回カンヌ映画祭審査員特別賞受賞 の本作品。話題になってますね。

いい話でしたし、考えさせられました。
福山雅治演じる一流企業のサラリーマン。
リリーフランキー演じる電気屋さん。
この二家族の子供の取り違えの発覚から家族の絆が描かれたいる。
血を取るか、時間を取るか。ずいぶん深いテーマである。


だんだんと福山雅治さんが父親らしくなってゆく姿を通して、親もまた子供と共に親に育ってゆくものである。
そんなことを感じた。
私にも中学生の息子がいるが、いろいろと初めてのことや何やら。戸惑うこともまた、しばしば…。


以前、私の父とこんな話をした。
バーベQなどを仲間とする時、炭への焚き付けができることから重宝がられる。
田舎育ちの私は、毎年正月に餅つきは父と一緒にかまどに火をおこし。そして、その番をするのが役割だった。
焚き付けのコツは、その時父から受け継いだのだ。
父は、一言、

「一緒に、いろいろとやろうと思ってたからな~。」


一緒に、……このことが、大切なことなのだ。
こうやって、一緒に育ってゆくのだろうな~。

秋桜

2013-10-15 18:14:04 | 墨画
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墨画にてコスモスを描きました。

先の写真は、当然ながら色付です。描いた作品は墨の濃淡のみです。
前にも書いたかもしれませんが、基本あまり色を使わない主義です。
色が付いても墨画なんですよ。
色を付けることにより色のイメージまで伝えてしまう事になります。
その部分は見る方の想像にお任せしたい。
この、未完成感が好きなんです。



あまり強い黒を付けずに仕上げました。

儚さを感じていただけますか?
色合いも感じていただけますか?


コスモス

2013-10-11 12:30:53 | 書道
「こんな小春日和の おだやかな日は」

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写真と書を、また合わせてみました。
山口百恵さんの歌の歌詞の一部を丸文字系の書体で仕上げてみました。
優しい感じが出たのでは。と思っています。
画像処理のソフトも、少しずつ理解が深まってきているので、また違ったこともしてゆきたいな。

基書の画像も貼りますね。

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コスモスは「秋桜」とも書きますね。
桜の持つ「はかなさ」をこの花にも感じます。
桜のように早くに散ってしまう訳ではないのに…。

歌のイメージも大きいのかもしれませんが、線が細く優しい感じが大好きな花です。



ロスジェネの逆襲 【小説】

2013-10-04 12:52:43 | 書道
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「仕事は客のため、引いては世の中のためにする。」
TBSドラマ「半沢直樹」の続編小説。「ロスジェネの逆襲」より

意志の強さを、ゴツゴツとした書体で表現してみました。



池井戸潤氏のファンでもある私。
ドラマが終わり、小説を再読した次第。
良い、悪いの構図をはっきりと描く同氏のスタイルは、話としてとても面白いものが多い。
社会人経験の中から書かれる作品は、舞台がビジネスの世界であることも、親しみやすいポイントかも。

セントラル証券へ出向になってからの半沢の活躍を描く。
今回も、自らの強い意志の元、親会社の東京中央銀行に喧嘩を売る。


「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。
その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。
自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。
そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、その中も腐る」

このスタンスは、半沢の仕事に対するスタンスがよく現れている。
自分のことではなく、お客の立場でものを考え立ち向かう姿は、相変わらず痛快です。
自分の利益。会社の利益に執着すること。
さも、仕事をしている気になる。

回りを見る目、聞く耳。他人を優先する気持ちの大切さを感じさせられる話である。


この小説を原作に、続編ないしは劇場版。企画されないかな~。
更に、側編も雑誌連載中のようですよ!