天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

築地本願寺通夜布教

2006-11-18 21:24:23 | 仏教
平成18年度築地本願寺の報恩講が勤修されました。

本年度、私は通夜布教をさせていただきました。
通夜布教とは、聖人のご苦労のご功績を偲び、夜を通しての説教のことです。

午後8:30よりお勤め・輪番挨拶。
午後9:00より1話40分のご法話のリレー(合計9名)が朝まで続きます。

今回は、朝の4:10より私の法話当番でした。

天真寺からは、なんと10名の門信徒の方々がかけつけてくださり、一緒に朝まで共にお聴聞致しました


(天真寺門信徒集合写真)

朝まで9時間位ぶっ続けです。
夜中の12時には、親鸞聖人が好まれて食されたという小豆粥が振る舞われます。


(おいしい小豆粥と)

長時間にわたるご法話のため、布教使専用宿泊所が用意されてあるのです。
私も朝早く起きたので、ご法話の前に、少し眠ろうかと床についたのですが眠れません。
布団につくと、ご法話が頭から離れないのです。
いつもはすぐに眠れる私にとっては、受験生以来の苦闘でした。

そして、朝の4:10から私の当番です。
テーマは、「うそとまこと」


(法話中)

緊張の中、40分にわたってお取り次ぎさせていただきました

ここで少し反省。
お話は「初めが肝心」ということで、空気をつかもうとしたのですが・・・・


私はよく友人にオチがないといわれるのです。

でも、こんな私が大切にされる時があるのです。

それは飛行機に乗るときです。

なぜなら、オチがない人。飛行機がオチない。


みなさん真剣に聞いてくださいました。もう少し、オチを学ばなければと感じました。

しかし、今年は、参詣者が多いと聞いておりましたが、朝でも50人位の方がお聴聞くださいました。

でも、緊張でわけがわからなくなりながらご法話をしている最中、
門信徒の方々の笑顔には励まされました。
なんとか皆さんに支えられてお話ができたという感じです。

みんなでお晨朝に参拝して、築地市場でお寿司を頂いて帰りました

(龍)