今日は快晴
午後から真言宗の総本山護国寺にて
彼岸寺主催にて開催されている佐々井秀嶺師の講演会を聞きに行きました。
到着すると人人人。会場となった護国寺の本堂には入りきらず、立ち見が出ていました。
今回の講演のテーマは
よみがえる仏教
インド仏教復興運動の今
インドの仏教は、12,3世紀にイスラム・ムガール帝国によって仏教は壊滅状態に陥りました。
20世紀に入り、アンベードカル博士がインドにて仏教を復興させました。
私も、インドにて何度となくこのアンベードカル博士の銅像を目にしました。
佐々井師はその意志を受け継ぎ、インド仏教のリーダーとしてインドの地にて40年以上にわたって活動をされている方です。
私も会場の本堂には入れず、外から聞いていました。
なんとか、佐々井師を撮影した写真。
スクリーンに映し出されている佐々井師の姿です。
インドではカースト制度という身分制度が確立されています。
バラモン・クシャトリア・バイシャ・シュードラという身分制度であり、シュードラや不可触民は、上のカーストに仕えることを生業とする、いわゆる奴隷であります。
しかも、カーストは生まれつき決まっていて、変えることはできない。
インドでの出来事。
バラモンの人が乗っている車が人を轢いてしまった。
轢かれた相手が不可触民だった。
バラモンの人は、そのまま車を走らせたという。
不可触民だから、大丈夫だと。
命の尊さまでもカーストによって決められている社会構造になっている。
それに対して、立ち向かっていったのがアンベードカルであり、佐々井師なのであります。
仏陀の言葉が思い出されます。
人は、生まれによって高貴なのではなく、行いによって高貴になる。
人は、生まれによって卑しいのではなく、行いによって卑しくなる。
今回、佐々井師がインドに行って以来初めての来日だそうです。
築地本願寺・比叡山・高野山・護国寺等あらゆる場所にて講演をされています。
今日の講演が東京でのラスト講演。
これから西の方へ行かれるそうです。
聞くところによれば、日本での最終講義が龍谷大学だとか。
ぜひ、お勧めです。
佐々井師のパワフルな言葉には感動します。
(龍)