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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

今までの旅、都内の散歩、趣味のこと書き綴ります。【カテゴリー】クリック⇓

熊本城 銀杏城 本丸御殿 さるく 2015

2015年08月17日 | 🚋ひとり旅

 

お盆の翌日、熊本電鉄バスに揺られて、日本三名城のひとつ「熊本城」に逢いに行きます。

熊本市役所前で降り、「熊本城長堀」に向かいます。

現存する城郭では、一番長く242mもあるでしょうか。

内堀には坪井川を有し、外堀には白川を利用した難攻不落の城です。

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緑の芝の上に石垣と黒塀のコントラスト、格調高く美しい場所ですね〜。

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「長掘通り」を歩いていると、色鮮やかな肥後つばきのマンホールを見つけました。

「熊本市の花」です。

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熊本城を築いた加藤清正は、今でも熊本市民から清正公(せいしょこ)さんと呼ばれて慕われています。

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「清正公像」は、甲冑と長烏帽子姿で、戦国の要塞熊本城を背に、戦いの陣中に座るような姿で、まさに熊本を守らんとしているかのように鎮座しています。

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銅像の背後にのびる行幸坂(みゆきざか)は熊本城内へと続いています。

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城内への入口まで坂道が続くので、「桜の馬場 城彩苑」から「頬当御門」まで無料シャトルバスを使います。

7分間隔で走っているので使い勝手がいいのです。

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お城まで楽に行ける門が、ここ「頬当御門(ほほあてごもん)」です。

本丸中心部を顔に見立てると、この門は頬のあたりになることから、顔の前に当てる甲冑の部品の名前から名付けられたようです。

初めての人は、この門からの入城がおすすめです。

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久しぶりにお城の中を見学します。 熊本城は、何と言ってもこの石垣です。

「武者返し」は言うに及ばず、優美にして堅牢な石垣は「清正流」と呼ばれています。

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 学生時代この場所は、石垣の絵を描くためよく通った懐かしい場所です。

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平成20年春に復元された「本丸御殿」、藩主の居間や接客の場などに使われた熊本城の中核をなす建物です。

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「昭君之間(しょうくんのま)」は、眩しいくらいに輝いています。

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上を見上げると90cm四方の折上げ格天井、金箔の上には植物の絵が繊細に描かれています。

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御殿の廊下を歩いていると、ヘリコプターが離陸しているのが見えます。

遊覧ヘリでも出来たのでしょうか。 カメラの望遠で見ると胴体に熊本県のマークが付いています。

調べてみると、急患を「国立病院 熊本医療センター」に搬送するため二の丸広場を発着場所として使っていたんですね。

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お城前の広場にやって来ました。 堂々したお姿です、天守閣は復元され、瓦の列や数まで細部にわたって忠実に再現しているそうです。

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「宇土櫓(やぐら)」は、創建当時から残る唯一の多層櫓です。

地上5階地下1階もあり、他のお城では優に天守に匹敵する大きさが、当時の熊本城の櫓にいくつもあったそうです。

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バスを待って「桜の馬場 城彩苑」におります、ここは昔市民プールがあった場所ですね。

高くて怖い飛込み台に足が震えたものです。

 

今は、手前にある「湧々座(歴史文化体験施設)や桜の小路(食事土産処)」の観光施設がオープンしています。

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さて、お昼も近く「阿蘇庭 山見茶屋」に寄ってみます。

名物の馬肉溶岩焼コースを頼んで見ます。

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馬肉を焼いて食べるのは初めてです。

熱せられた溶岩の上に馬肉を広げて、タレつけて食べます。

あまりの美味しさにお代わりしたいぐらいです。

上質な馬肉で、さらに郷土料理のだご汁や厚揚げなどか付いて阿蘇の高森にいる気分です。

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3時間ほどの城めぐり 離れて40年もなると、懐かしさが増していきます。

もうちょっと歩を進めてみましょうか。

 

 

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荒川区 町屋 夕焼け酒場 BS-TBS あらよっと !

2015年08月15日 | 🏮居酒屋散歩

 

今日は「大衆酒蔵 甲州屋」の御主人にさそわれて、4時すぎにお店に伺いました。

BS-TBSの土曜日6時からの30分番組「~癒・笑・涙・夢~夕焼け酒場」の撮影があるとのこと。

 

出演者は「きたろうさん」、カウンター越しに飲みながら、御主人や女将さんにお店の歴史や料理やポリシーを聞きながら語らう番組です。

視聴者が家にいながらも、下町大衆酒場空間に一緒にいて、一緒に酒を飲み、一緒に会話を楽しんでいるような さも酒場に行ったような実体験しているような雰囲気の番組です。

きたろうさんが、やさしい語りで話しをうま~く引き出し、ほっとする番組です。

 

3時間の撮影、スポンサーの「宝酒造㈱」の宝酎ハイを飲みながら、 カウンターに座りお客さんAで出演しました。

撮影のあいまにお隣のお客さんがサインを求めています。

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肩の力が和らぐようなサインです。

「人生気楽に はっと ホッと  あらよっと  きたろう!」

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長~い撮影も終わり、きたろうさんは忙しく次の仕事に向かいました。

皆さんひとりひとりに挨拶して、夕焼けに染まるのれんをくぐって行きます。

どんな映像が撮れているか楽しみです。

 

前回出た「おんな酒場放浪記 BS-TBS 甲州屋編」よりはいいかも。

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※ひとりごと

めだかを飼って2年目、ベランダの片隅に睡蓮鉢を置いて毎日を楽しんでいます。

赤いめだかの「楊貴妃」がたくさんの卵を産み育ってきました。

あまりにも多いので、40数匹を瓶に分け入れ、つれあいの職場のお子さんにプレゼント。

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まだ体長は1センチ、エサはまだ稚魚用の粉末のエサです。

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熊本 スキルアップ フットサルパーク

2015年08月13日 | 🏯ふるさと

 

緑 まぶしいグランドに 立ってみた!

熊本に訪れたタイミングにあのグランドが、

なんと「JFA公認のロングパイル人工芝」に一新されていた。

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見た目も眩しく、心地いい「グリーン芝」と外周の「ブラウン芝」。

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グランドに立つとクッション性があり、宙を舞っているかのように走れます。

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さらに照明も一新、LEDの明るい照明になりました。

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この快適なグランドを所有するのは、

2007年にオープンした「スキルアップフットサルパーク」ココクリック!

レンタルのフットサル場として、オープン価格で使用できます。

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すでに、2003年に創設された「スキルアップサッカースクール」ココクリック!

このスクールは、『熊本で一番最初のサッカースクール』なのです。

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指導方針は、クラブ、部活では出来ない基礎の反復トレーニングを行い、

斬新な指導方法で個人の能力(テクニック)を伸ばし、

個人で判断でき、チームのコミュニケーション(指示)ができる子を育成しています。

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国内サマーキャンプや、 2015年海外合宿は「ブラジル サンパウロ キャンプ ボタフォゴFC」 なんと、ボタフォゴFCユースに1名お誘いがあつたそうです。

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クラブハウス前も全天候型の屋根が整備され、益々使い勝手が良くなりますね。

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「ロングパイル人工芝」グランド・オープンのお祝いに、お花を送ります。  

"東京のひとり ときどき ふたり散歩 より"

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③松山 道後温泉 ふたたび 道後の湯に洗へ 3/3

2015年08月06日 | 🚅ふたり旅

 

人が集まってきました、私は観覧停車位置に陣取り望遠レンズで狙います。

邪魔する人も入らず、上手く撮れました。

 

 


坊ちゃん列車が道後温泉駅に着くと、折り返し運転のために方向転換が必要です。

機関車の床下には回転台を備えており、それを出して機関車を持ち上げ回転させます。

 

油圧式回転台を下げます。

 

機関車を浮かせます。

 

2名の乗務員で動かします。

 

 

 

 

ふたりで簡単に回しました。 


 

 

右の線路を通り、観覧場所に入ります。

 

 

 

終電から始発まで、ここで見ることが出来ます。

 

 

つれあいと またまた「福福亭」に寄ってみます。

見わたすと「毎朝風呂人」はいません。

「今日は広島出張よ!」と女将さんが教えてくれます。

 

お客さんも少ないため、女将さんが旬の物を出してくれます。

大好きな鱧の湯引きもらい、愛媛の地酒「山丹正宗の超辛口 辣(らつ)」でほろ酔いです。

また来るねとのれんを払い、正面に見える道後温泉本館に向かって歩きます。


途中椿の湯の近くにひっそりと佇む昭和の食堂「椿食堂」

 

メニューを見るとこの暑いのに「鍋焼きうどん」が?

あとで調べたら松山市のソウルフードは「鍋焼きうどん」1年中あるそうです。

「ことり」「アサヒ」の2大有名店があるらしいのですが、

このお店も高い評価を得ているようです。

 

 

中に入るとおじいちゃんひとりで頑張っています。

カウンターの横を見ると、この時期に「おでん」が? 

愛媛の方は暑い時には熱いのが好きなようです。

 

アルミ鍋に入った鍋焼きうどん、具も多く宇和島のジャコ天もはいっています。

熱っ!  鍋焼きうどんになぜかアルミのレンゲ。 

スープをすすると甘~い !! こんな甘いうどんは初めてです。

ご主人に伺うと、砂糖を入れてるとのこと。

うどんは讃岐と違って腰がなく柔らか麺です。

食べ進めるうちにほっこりして美味しいです、

「松山鮨し」も甘いけど、この甘い味が松山の人たちにとっては懐かしの味なのですね~。

 

読みのいい 標識です。 

「どうご ゆのまち 20」

 

 

 

「道後温泉」と書かれた額、これは新築当時からあったものではないらしいとのこと。

1950年に道後温泉を舞台とした松竹映画『てんやわんや』が撮影された時に、道後温泉と一目で分かるように撮影スタッフが掲げたベニヤ板製のものが始まりだったそうです。

 

 


玄関を入って靴箱にいれ、正面のブースでチケットをもぎります。

チケットの種類によって廊下の色線を見ながら進みます。

 

 

 

道後温泉と人力車、暑さよけにすだれが、いい風情です。

 

 

 

白鷺は道後温泉のシンボルの一つ、周囲の柵にも白鷺をモチーフとした意匠がみられます。

 

 


道後温泉のすぐ左横には、今回宿泊した「ホテル パティオ・ドウゴ」

食事は外での方にはおすすめの宿。

 

泊まるなら道後温泉本館側の角部屋

お部屋から道後温泉本館を眺めることができるお部屋がおすすめです。

階数は、6~8階がベスト。
 
夏場はすだれごし、冬場は障子が道後温泉にあるので、見られることはありません。

 

 


帰りは、松山空港から帰ります。

ここにも「宙に浮く蛇口から出るポンジュース」のモニュメントが、左はゆるきゃらの「みきゃん」。

※松山空港の2F出発ロビーに設置されている「ポンジュース蛇口」、試飲イベントは毎月第3日曜日に行われています。

 

 


帰りも快晴、降り立つと東京の熱いこと、蒸し蒸しした暑さです。

 

 

 

もちろんお土産は、松山空港で求めた「醤油めし」弁当

ご飯にかしわの味が染み込み美味しいこと。

 

 

 

 


2回目となった道後温泉、今回はつれあいと訪れ、

改めて道後・松山の良さが分かります。

 

松山の街を歩いていると、全てが「屋根のない博物館」を巡っているようです。

3回目はもうちょっと先に 紅葉のころ「しまなみ海道」から伺いましょうか。


お付き合い ありがとうございました。

 

 
 

 

 

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②松山 道後温泉 ふたたび 道後の湯に洗へ 2/3

2015年08月05日 | 🚅ふたり旅

 

道後温泉駅に向かう途中、「道後ハイカラ通り」にある

坊ちゃん団子の元祖「つぼや菓子舗」に寄ってみます。

看板は椿の花で囲まれています。

 

 


夏目漱石が温泉帰りに立ち寄った

団子屋さん「坊ちゃん団子」をいただきます。

上から抹茶餡、白餡、小豆餡、中には小さな餅が入っています。

 

 


道後温泉駅の正面には高低差の面白い坂が

登りきった上には「伊佐爾波神社(いさにわ)」が建っています。

道後の街が一望できます。

 

 


来ましたミカン色の伊予鉄電車、長く親しまれた可愛らしさがあります。

 

 


松山城の最寄りの駅、松山の中心地「大街道(おおかいどう)」アーケードの前で降ります。

 

 


おっ! 向かいには、お尻の痛くなる「坊ちゃん列車」が通り過ぎていきます。

 

 


煙突の向こうに、「松山城」がそびえ建っています。

 

 


お店が建ち並ぶ「ロープウェイ街」通りを歩いて行くと

「ロープウェイ東雲口駅舎1階」が左に見えてきます。

 

 


長者ケ平まで、ロープウェイと1人用リフトが通っています。

行きはロープウェイ3分で上がります。

 

ロープーウェイの面に

こんな投稿俳句が

「退職し 帰りました 松山に 還暦過ぎて マドンナと」 

 

 


「本丸広場」まで徒歩10分で登ってくると

松山城のマスコットキャラクター「よしあきくん」が待っています。


松山城の初代城主 加藤嘉明(よしあき)にちなんで名付けられています。

 

 


黒船来航の翌年に落成した大天守と小天守の「連立式天守」が見えます。

 

 


大天守まで登ると松山市の中心部、勝山(標高132m)にそびえ立つ姿がよく分かります。

 


眼下には、松山市の街がよく見えます。

熊本と松山の城下町に共通すること

高層ビルがないこと、駅JRが繁華街に無いこと、そして路面

電車がいい風情を醸し出していること!

 

 


天守広場の茶屋で見つけました。

『愛媛県の蛇口からはみかんジュースが出る』と言う都市伝説。

 

ただの迷信だと思っていたら、このお店に本当にありました。

 


1杯100円で紙コップをもらい

恐る恐る蛇口をひねると黄色いみかんジュースが本当に出てきました。

しかも、絞りたてで美味しゅうございます。

 


暑い暑い! 涼しい茶屋に入って、「いよかん氷」をいただきます。

みかんの味が濃い一品です。

 

 


帰りは、1人用リフトで6分、つれあいは後ろで、はしゃいでいます。

 

 


そろそろお昼、「ロープウェイ街」通りの入り口にある、「かどや」に寄ってみます。

ランの花がぎっしりと、オープン仕立てのお店です。

宇和島の鯛めしやじゃこ天の愛媛県南予地方の郷土料理を中心に扱っています。

 

 


綺麗な4つの色をした宇和島郷土料理の「ふくめん」をいただきます。

上に与色(四色)を基本とした素材で「覆い隠す」ように盛り付けることから、「ふくめん」と呼ばれています。

※白身魚の紅白そぼろ・細く刻んだみかんの皮・葱がのっています。

 

 


なんでしょう、箸を入れると千切りにしたこんにゃくが出てきました。だし汁、砂糖、みりん醤油の味ついたこんにゃくを混ぜ合わせて食します。

 

※すぐに混ぜて食べるのでなく、中心あたりから、のの字を書くように混ぜてゆき、最後まできれいな姿を残すのが通の食べ方らしいのです。

 

 


もう一品は、「鯛めし」をいただきます。

伊予水軍が船上で食べたという

新鮮な鯛の身を卵と混ぜたタレに漬け込み

そのタレごと熱い御飯にかけて食べます。

 

全国でも愛媛にしかない独特な食べ方で美味しいこと。これはいけます。

 

 


「かどや」から歩いてすぐの所にある「坂の上の雲ミュージアム」、2回目の訪問です。 

テレビでも放映した、司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』をテーマにしたミュージアムです。

松山出身の「秋山好古と秋山真之、兄弟」と「正岡子規」の3人の生涯を通して、近代国家として成長していく明治日本のすがたを描いています。

 

◯秋山好古(あきやま・よしふる) 

阿部 寛 陸軍軍人。真之の兄。

日露戦争では騎兵第一旅団長としてコサック師団と互角に戦い、後に「日本騎兵の父」と称される。

 

◯秋山真之(あきやま・さねゆき) 

本木雅弘 海軍軍人。

日露戦争では、作戦参謀として日本海海戦の作戦を立案する。

 

◯正岡子規 (まさおかしき) 

香川照之 

 

 

 


テレビを見て記憶しているのが、作品の時代観で使われたこの文面

まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。

小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年のあいだ読書階級であった旧士族しかなかった。
明治維新によって日本人は初めて近代的な「国家」というものをもった。
誰もが「国民」になった。
不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者として、その新鮮さに昂揚した。(昂揚:気分が高まること。)
 
この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。
社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定の資格をとるために必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも、官吏にも、教師にも、軍人にも、成り得た。
この時代の明るさは、こういう楽天主義(オプティミズム)から来ている。

今から思えば、実に滑稽なことに、コメと絹の他に主要産業のない国家の連中は、ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。陸軍も同様である。 財政の成り立つはずがない。
が、ともかくも近代国家を作り上げようというのは、元々維新成立の大目的であったし、維新後の新国民の少年のような希望であった。

この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシアと対決し、どのように振舞ったかという物語である。主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない。が、ともかく我々は三人の人物の跡を追わねばならない。

四国は、伊予松山に三人の男がいた。この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるに当って、勝利は不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを実施した。その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇跡を遂げた。もう一人は、俳句短歌といった日本の古い短詩形に新風を入れて、 その中興の祖となった俳人・正岡子規である。

彼らは明治という時代人の体質で、前をのみを見つめながら歩く。
上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて、坂を上っていくであろう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 


『坂の上の雲』のまちづくりの核となる建造物は

特異な三角形という大胆な形状の地上4階

ここを設計したのはあの日本を代表する建築家の安藤忠雄氏。

柱のない空中階段は必見です。

 

 


2階のミュージアムカフェでお茶にします。

「伊予かすり」のコースターにのった「砥部焼(とべやき)」の器と

「一六タルト」がついた「ミュージアムセット」をいただきます。

 

 


1日ゆっくりと二ヶ所、松山城と坂の上の雲ミュージアムをまわって伊予鉄で帰ります。

 

 


駅前には、1時間ごとに坊っちゃんやマドンナなどの小説の登場人物が踊りだすからくり時計。

 

 

 

汽笛の音が聞こえます、今日の仕事を終えて「坊ちゃん列車」が帰ってきました。

客車を切り離した機関車は、レールの間に枕木を並べた、「油圧ジャッキ回転場」まで移動します。

 

今から始まる回転シーンを見るため、人が集まっています。 

つづく…

 

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