次に、実際の収穫に立会いです。 収穫専用のピッカーと呼ばれるマシーンにて、完全に機械化されています。 先頭に黄色い口ばしが四つあります。 綿は、無造作に植えられたのではなくて、ピッカーのこの口ばしの巾に合わせたゲージに沿って植えられています。 アーモンドの木なんかも、碁盤の交差点の上に綺麗に植えられた感じで、バスが横を通過するとき、陰影が幾何学的に展開しとても綺麗です。 これも何か収穫の機械化のためかも知れません。 アメリカの農業恐るべしです。
ピッカーの前で機械の仕組みの説明と、オーガニックにするときの、フィールドの位置の取り方や、無農薬でのノウハウなど、話を聞かせてもらっています。 聞く側からも遠慮なく質問がとびます。 やさしそうな、ファーマー(帽子をかぶってる方)は、たじたじです。
収穫された綿は、モジュールビルダー(押し寿司器のようなものです)に移され、圧縮し、写真(下)のようになります。 これで、14ベール分(1ベール=500ポンド=226kg)だそうです。
モジュール状態の綿にはまだ種が入っています。 なので、これを種取工場(ジンと言います)にもっていきます。
丁度このとき、隣(と言ってもかなりムコウ)のフィールドに、農薬散布飛行機が来て、収穫前の枯葉剤散布(クロップダスターといいます)に来てましたが、ビデオを撮ってたので、写真は撮れてません。 ついでに、綿作に使われる農薬は、除草剤、殺虫剤、最後に枯葉剤です。 アメリカ人と枯葉剤? すごい怖いイメージですが、ベトナム戦争と、同じかどうかは知りませんが、濃度は、全然違うでしょう。 ちなみにコンベンショナルコットンの農薬残留は、全くありません。
収穫され、耕した畑です。 取り残した綿がたくさん見受けられますが、ほんの1パーセント未満ぐらいで、いちいち拾ったりしないそうです。
次回につづく!
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