タオル道中

大阪・泉州 タオル屋 てるの日記 美由喜タオル(株)

天然素材タオルの泡立て法

2010-05-17 17:15:38 | うんちく・小ネタ

弊社のスキンケアタオルの中でも絹、麻、綿が主素材になるものは、ナイロンタオルに比べて泡立ちが悪いです。

でも、訳を知ると、泡立て法がわかります。 

①ナイロンタオルに比べて、石鹸があまり付かないので、すこし多く付ける位に心がける

②水(お湯)を多くつける。

これで、OKです。

私の方法は、まず2つ折りのタオルを濡らし、太ももの上で石鹸を表、裏にまんべんなく擦りつけます。 (折れてる内側は付けません) もう一度軽く濡らして、タオルをもみます。 (このもう一度濡らすのがコツです) これで大体泡立ちます。

肌の汚れは主に脂です。 石鹸は本来混ざることのない水と油を結びつける役目を果たします。 (親油基の腕と親水基の腕を持っています) まずは、お湯と石鹸を混ぜて水を持った状態にしなくてはいけません。 その時、水や油の保持性能のある天然繊維はこれを邪魔します。 なので、少しお湯を多めにつけることが良いのです。

あと、ナイロンタオルの繊維は硬いので、やわらかい弊社のタオルより多く削れます。 これも当然、泡立ちに影響します。

あと、硬水より、軟水の方が良いです。 これは地域によりますが、関東の一部以外は、概ね軟水です。

最後にまた言いますが、洗いすぎは良くないです。 ゴシゴシはやめましょう         私がいつも使ってるのは、日本の会社の管理の下で、トルコで作られたオリーブオイルの石鹸です。 若干苛性ソーダの配合をゆるくしてるように思います。 肌にはとても優しいです。泡立ちは若干悪いですが、それでよいのです。

  

 

 



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