タオルソムリエと言う資格があります。 四国タオル工業組合が作った、一般消費者に向けたタオルに関してのアドバイザー資格です。 いつも他産地に先行した発信をする四国産地には頭が下がります。
しかし、疑問点もあります。
ソムリエ資格取得のための教本は、今治タオルに特化した内容だからです。 これでは「今治タオルソムリエ」と言うべきでしょう。 歴史の部分でも、今治に関係ない他産地の人物は名前もでてきません。 こう言うことは、この産地がメディアに出る時にも多々見られ、時折不愉快にさせてくれます。 日本の他産地をないがしろにした姿勢です。 因みに現在、工業組合解散に追い込まれてしまったところも含めると、埼玉、東京、静岡、三重、京都、大阪、愛媛、福岡などに純粋なテリーモーションでのタオルの生産があります。
話は替わりますが、すべての繊維製品に関わる品質管理資格があります。 近年は、タオルでも機能商品開発において、複合素材になることがよくあります。 タオルに特化した知識ではカバーできません。 必要性に追われて勉強してますが、時間があれば「TES」=「繊維製品品質管理士」が取れたらと思っています。
先日来、資格取得の講習があったので、行ける範囲で行って見ています。
さあ!教材は揃いました。 講義してくれている先生は、とても話の解り易い「いい先生」です。 学生の頃だったら、先生のおかげでこの勉強が好きになったでしょう!
「ハイグラルエキスパンション」
聞いたこともない現象です。 本読みも当たります。 久々に居眠りできない授業です。
知らない人の中で、宿題の発表もあります。 ドキドキしますね!
一筋縄では行かなそうです。 今年はまだ受けませんが、どうなるんでしょう?
TESに興味ある人は、
http://www.tes-shikaku.jp へどうぞ!
タオルソムリエ資格試験が日本全国公認の資格試験となり、井上コマが顕彰されることを願ってやみません。
たしかに教本には井上コマさん記載されてますね!失礼しました。
でも、例えば大阪でしたらコマさんの約7年後(明治20年ごろ)に里井さんや中井さんがテリーモーションで生産を始めたことや、中部でしたら竹中さん、他の地方にも先駆者がおられる筈です。
教本としては、東京タオル卸商業組合が平成17年に発行された「タオルの知識」が公平です。
タオルが出来るまでの工程も世界的な平均より、今治手法に特化してる感じです。