西国第29番札所 青葉山 松尾寺
山門
御詠歌 そのかみは 幾世経ぬらん 便りをば 千歳もここに 松の尾の寺
本堂
松尾寺が、その中腹に位する青葉山は、福井県から望見すれば、東西に並び立つ双峰が一つに重なり、その秀麗なさまは「若狭富士」と呼称されているそうだ。
富士なくば 富士とやいわん 若狭なる 青葉の山の 雪のあけぼの
御陽成天皇皇子・八条王子
この山は死火山で、昔火焔を吹き上げ、噴流は直下の日本海に注いで凄絶な水煙をあげていたものと思われる。この厳しい表情をたゝえた険峻な山は、早くから修験道修行の場となっていた。
時に慶雲年中、唐の僧、威光上人が当山の二つの峰を望んで、中国に山容の似た馬耳山という霊験のある山があったことを想起された。登山したところ、果せるかな松の大樹の下に馬頭観音を感得し,草庵をを結ばれたのが,和銅元年(708年)と伝えられているそうです。
本尊の馬頭観世音は、西国33霊場中唯一の観音像。
御朱印
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