・無事に仕事を終えた
・ほぼ定時で帰れた
・マックを食べた
・本屋に行けた
・The Birthdayの構想をたくさん考えられた
・サウナで汗を流せた
・フレッシュオレンジジュースを飲んだ
やりたいことがたくさんある。
やりたいことがありすぎて、人生300年くらいないと足りないくらいだ。
30年間本当に何をしていたんだろう。
振り返ると、オナニーとセックスと女に振り回され、病気になり、努力もせず、妄想に耽る30年間だった。
でも、確かに必死で生きた。
一生懸命、生きた。
必死にもがき苦しんだ。
20歳の俺が手帳に残した文章。
『GOING STEADYが響かなくなったら終わり』
クソガキにしてはなかなかまともなことを言っている。
昔ほどはGOING STEADYは響かなくなったけど、今でも大切なもの。
とにかく真っ暗闇の中を必死で走って、転んで、擦りむいて、起き上がって、また走った。
そんな日々だった。
ようやく、最近になって、景色が見えるようになってきた。
暗闇は恐怖、不安に満ちた世界だったけど、辺りが見えるようになると世界はこんなにも美しい景色があることを知った。
そして、今、俺はやりたいことで溢れている。
どこまで行けるかは分からない。
それでも、等身大の俺で行けるところまで行ってみたい。
青春時代。
もうすっかり終わったと思っていたけど、まだまだ世界は終わらない。
ARASHI!ARASHI!for Dream!
そう、ARASHIがデビューしたのが、1994年。俺が生まれた年。
特に意味はないけど、シンパシー。
最近は人間の身体と心の仕組みに強い興味をもっている。
特に分子栄養学という分野に興味がある。
オーソモレキュラーと呼ばれる学問である。
時代はどんなに変わろうと、自然や人の身体のシステムはほとんど変わらない。少なくとも俺が生きている時代は変わらないだろう。
俺は自然のそのシステムの精緻さに美しさを覚えた。
とても複雑で力強い。
勉強しているとまだまだ人間の知性は自然を理解できていないことが多くてびっくりする。
100年後から見たら、2024年の人々はこんなにも無知だったのかと驚くだろう。
一応、俺の専門は歴史なので、長い単位の時間軸でみるとそう思う。
歴史は繰り返す。
人間たちのドラマは続く。
俺も名もなき役者の一人だ。
数百年後、俺の名前を覚えている人は、一人もいないだろう。
でも、確かに俺は生きている。
美しい景色を知っている。
それだけで、俺は充分に生きたと言える。
1日1日を大切に、幸せ、幸せ。
苦しみの果に、こんなに綺麗な景色が広がっているなんて思いもよらなかった。
それを知れた時に、生きててよかったと心から思った。