SEX AND THE CITYによろしく

アラサー男のゴーイングマイウェイなブログ。

日常とか野望とか妄想とか書いてます。

ワンピース

2023-09-23 16:56:25 | 日記
ビル・ゲイツはかつてこう言った。

「成功とはいい加減な教師だ。賢い人にも自分は負けるはずがないと思わせてしまう。」

物事が順風満帆に見えるときも、自分が思っているほど全てがうまくいっているわけではないという戒めの気持ちを忘れてはいけない。無敵な人間などいない。成功をもたらしたのが運であるなら、その兄弟であるリスクがそばにいて状況を簡単にひっくり返してしまいかねないことを自覚しておくべきだ。

サイコロジー・オブ・マネーという本の一節である。

この覚悟がどれほどあるだろうか。

浮き沈みの激しい経験を経て、人生は運だと思うようになった。

別に人生を悲観しているわけではない。

運だからと言って、諦めて、努力をやめて、何も考えずに生きているわけではない。

その上で、人生は運であると思う。

良いことにも、悪いことにも囚われない、そんな心の持ちようがとても大切な気がする。

なんだか世の中、勝ち組、負け組と、とにかくうるさい。

マウント合戦の世の中。

勝っても負けても、極論、それは運である。

勝ったらどこかで負けるし、負けたらどこかで勝つ。

そんなものに一喜一憂して疲れないのだろうか。

そんなもののどこに充実感があるのだろうか。

薄暗い感情を一時満たせて、それで満足だろうか。

そんなに勝ちや負けが重要だろうか。

かつて素敵な言葉に出逢ったことがある。

「一隅を照らす。」

この言葉の説明はしない。

それでいいのだ。

この言葉に出会えたことも運だ。

こういう素敵な言葉に出会う努力は続けていきたい。

何よりそういう感性は忘れないでいたい。

時代は変わろうとも、人間が思うことはそうは変わらない。

















煙草の煙

2023-09-21 21:37:10 | 日記
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。

いい日もある。悪い日もある。

物事は移りゆく。

成功に固執せず、失敗にも固執せず。

いつも新しい気持ちで生きていきたい。

春夏秋冬。季節の移り変わり。

日は昇り、日は没む。

仏教では、あらゆることは無なのだという。

キリスト教では、これを神の御業という。

その他の宗教でも、あらゆる自然の営みに神が宿るとされている。

たけき者もついには滅びぬ。

あらゆることは循環する。

どうしようもなく悩んだ時、自分は大自然の一部だと考えると良い。

俺が死のうと生きようと明日はくる。
一年経てば春夏秋冬が巡る。

あまり自分というものを悩まなくていい。

人生に信じられないほどの価値があると思わなくていい。

生きたいように生きるといい。

生きるならなるべく楽しく生きるといい。

人生の虚しさを数えるより、人生の楽しさを数えるほうがいい。

そんなことをぼんやりと考えて、今日も淡々と生きていく。

煙草の煙が空に消えた。
俺は嬉しくなって、また仕事に戻っていく。
幸せの一コマ。
この感覚を忘れないでいたい。






おはよーモーニング

2023-09-18 12:29:44 | 日記
正社員登用試験の勉強をしている。

かなり専門的で試験範囲が広いので困ってしまう。

試験まであと7ヶ月しかない。

筆記試験だけでなく、論文、面接対策もしなくてはいけない。

問題となるのは勉強時間だ。

働きながらとなると平日多くて1時間。
だから主に土日祝日を返上して勉強することになる。

正直言ってキツイ。

今、契約社員をしているが、正社員と全く同じ内容の仕事をしている。

そして、正社員の方が給料も良く、仕事量も少く、土日祝日はプライベートを充実させている。

はっきり言ってズルすぎである。

何としてもここは正社員登用に受かっておきたい。

でも、そのためにプライベートを犠牲にするのはとても嫌である。

しかし、膨大な量の勉強をしなくてはいけない…。

しかも、アラサーになってきて、10代〜20代のような集中力も暗記力もなく、ガッツも衰えてきた。

そこで勉強とプライベートが両立できる方法を考えた。

銭湯で勉強することである。

ちょっと遠いが、広くてサービスが充実している銭湯がある。

しかも、朝6時から深夜までやっている。
漫画コーナーもめっちゃくちゃ充実してる。

ここで、サウナ→勉強→サウナ→お昼寝→勉強→漫画→サウナ→食事→サウナ→勉強→お昼寝→勉強…。

みたいな感じで土日祝日を過ごそうと思う。

大体、休日に席に座って、10時間ぶっ続けで勉強とか、平日一生懸命働いてるアラサーには厳しすぎる。

集中力が切れたらサウナに入って、お昼寝してリフレッシュして勉強する。

これならプライベートと勉強を両立できそうである。

ルールは朝6時から夜の20時まで銭湯の中にいること。

14時間だ。

勉強時間に縛りは設けない。
集中力が続くだけやる。
集中力が切れたらリフレッシュする。
そして、勉強する。

これなら全く不満はない。

むしろ楽しみである。

おはよーモーニングで有名なラジオJ-WAVEでナビゲーターをしている別所哲也さんがいつも言っている言葉がある。

「ご機嫌は自分で作るもの」

来週の土日が早くも楽しみになってきた。

どうせ勉強するなら楽しくやろう。

どうせ生きるなら楽しく生きよう。






ダニー・ゴー

2023-09-17 12:57:18 | 日記
自分に自信がない。

もはや日本人の国民病だ。

結局のところ、この自分に自信がないを突き詰めると、満たされないからということになるだろう。

人は『愛』と『金』の奴隷のように生きている。

ミスチルの曲でもあるが、愛されたいと心が叫んでいる。ガキじゃあるまいし、自分に言い聞かすけどまた答え探してしまう。取り繕うのは大人になって上手くなるけど、いつも愛を求めてる。人から認められたい。人から認められないと自分なんて価値がないと感じて、自分を嫌いになり、社会を恨むようになる。

金もそうだ。いくらあっても満足できず、不安になる。隣の人の年収を気にして、自分のほうが低ければ、その人よりも自分が価値がないように感じる。逆にその人よりも高ければ、見下して舐めてしまう。

僕は疲れてしまった。

だから、僕は自分に愛を与えることにした。

自分の心を大切にする。

小さなことでいいから、自分が本当に好きだと思えるものを自分に与えることにした。  

すると少しずつだが、ずっと砂漠で喉が乾いているような人間だったけど、満たされてきた。

大人になると自分の心を隠すようになる。

満たされないと泣き喚くのは、大人としてみっともないから、満たされてるような下手な演技をする。

昔、ある有名な学者が言っていた。

『愛とは与えることである』

これには同意する。

でも多くの人が誤解する。

他人に与えることが愛である。

他人から受け取ることが愛である。

だから、苦しむ。

他人が存在しないといけないから。

満たされた愛とは、自分が心の中にいる自分に愛を与えることだ。

自分の心を満たす。

自分を愛せない人間に、心の底から人を愛することは難しい。

やってみると分かるが、そんなにお金がかからないことが分かる。

もし、莫大なお金が必要なら、もしかしたら、それを欲しているというより、人と比較して他人よりも優位に立ちたいという想いが裏に隠れていないか問うてみる。それは満たされていない。心が真に欲するものではない。喉が乾いて塩水を飲むようなものである。

本当に満足できる一番小さなことこそが、自分を満たし、自分を変える。

この事実に気づくのに、多くの時間がかかった。

『愛』と『金』に人一倍、正面から向き合ってきた僕の結論だった。

いつも自分に自信がなく、人と比較して、常に満足せず、いつも不安だった僕が少しずつ自分を好きなった。

心が何度もズタズタになったけど、ここまでこれて良かった。

最後にNARUTOの『ALIVE』という曲の歌詞を引用する。

たくさんの後悔を纏って味のある人になるさ。

悲しみも風に変えて強く進んでいければいい。

ミッシェルガンエレファント風に言うなら

ダニー・ゴー
ダニー・ゴー
ゴー
ダニー・ゴー

振り返らず錆びた風は続くだろう。

ざらつくダニー

掻き鳴らして行くんだろう。

である。

『愛』と『金』に迷った過去の自分へ。

愛するミッシェルガンエレファントを聴きながら。





サウナの哲学

2023-09-16 17:19:28 | 日記
最近、北欧に興味があり、そっち系の本を読んでいる。

今、読んでいるのは『純情ヨーロッパ』という本だ。

『ガンジス川でバタフライ』で有名なたかのてるこさんの著作だ。

まぁ簡単にいうと旅行記だ。

まずこの著者が訪れたのがデンマークという国だ。

僕はデンマークという国をほとんど知らなかったからなかなか面白かった。

デンマークでウェイターをやっているおじさんと著者の話がなかなかいい。

著者が物価や税金が高いくて働くの嫌にならない?と聞く場面がある。

ウェイターのおじさんはこう答えた。

「僕らは半分近く税金でもっていかれるけど、払った分だけサービスを受けられるからね。僕らは貯金する必要がないんだ。税金が貯金みたいなもんだね。医療も介護もタダだし、福祉が充実してるから将来への不安はないよ。大学まで学費はタダだし、大学生になれば国から生活費も出るから、子供にお金がかからないしね。」

「みんなでハッピーが一番さ。僕らはみんながみんなのために働いてるからね。

今の日本でこんなことを言える人はいるだろうか。

自己責任。
弱肉強食の傾向がこれからますます進む日本で。
個人主義が悪い方向で進む日本で。

このおじさんはニコニコしながら言う。

デンマークは欧州で一番、所得差が少ない国らしい。

みんなが平等という意識が強く、人に高低をつけない。

日本の同調圧力とは違う。信念みたいなもの。

こういう信念が北欧文化にはあるので、僕は北欧に惹かれているのかも知れない。

なんだか日本はやたら不安を煽る文化だし、実際に不安になる現実も山のようにある。

自己責任論が当たり前。
社会のために働くなんてアホらしい。
自分さえ儲かれば良い。
自分自分自分…。

僕は割とそういう空気を今の日本から感じている。

日本は何かとアメリカの考えを真似したがる。

だが、表面上は真似できても、精神的に根本が違うから本物にはなれない。

アメリカは簡単にいうと激しい競争をして、多くの敗者の上に勝者が存在し、勝者が利益を循環させるシステムなのだ。それが建国以来ずっと繰り返されてきた。

基本的に今の日本はこのシステムを模倣している。

しかし、日本は和を以て貴しとなす文化なのだ。

日本は本来、成熟した文化をもつ国なのだ。

アメリカ文化に憧れる時代は終わったと思う。

より多くの人間が充実して幸せに生きていける。

格差が少なく、人生に安心感がある。
誰もが人間らしい生き方ができる。

多くの日本人が求めてるのってこういう雰囲気なんじゃないかな。

少なくとも僕はそう感じている。

なんだか今の日本は40代くらいになったおじさんが急に自分探しを始めて、迷走してるようにも見える。

成長が終わった国。それは言い換えれば、成熟した国でもある。

ささやかだけど穏やかで安心感のある生活を送りたい。

テクノロジーの変化の大きい時代とか予測不可能の時代とか言ってるけど、成熟した人間が求めることは古来変わらない。

僕は今、29歳。

まだまだひよっ子だ。

これからの日本がどうなっていくか見ていくことになるだろう。

願わくば、真の幸せとは何かを考える国になってくれることを祈りつつ、僕は今日もサウナに行く。