私は事業継続に必須な要素は
従業員の育成と定義している。
事業継続には
リーマンショック、天災、コロナなど
外部要因にも耐えうる体力が必要。
そのためには、
事業拡大による利益増が必須。
ここで従業員育成が必要となる。
問題は離職率だ。定着して育成。
そのために必要な要素に目を向けるべきだ。
「事業継続における必須な要素」の章では
罵倒はいかなる場合でも不当な目的で使用してはいけない。
この取り決めによって、罵倒による苦情はなくなり
離職率は低いままに留まったと記されている。
本当に「〇ね」という言葉を
平気で使用する部署長がいるのだ。
その部署は定着率が極端に低く、
入社時は明るい笑顔だった方も
〇んだ魚の目をして、挨拶もろくに出来なくなる。
こういった弊害に目を向けて
改革に取り組まなくては継続成長はない。
この著書はまとめると
「ブルーオーシャン戦略」について語っている。
レッドオーシャンの中では
人一倍努力したものだけが勝つ。
人と競う努力は非常に難しい。
その努力は必ずしも報われるとは考えていない。
だからこそ、
発想を変えて競争相手のいない市場
もしくは市場を創造して
勝負すればいい。
そんな内容だ。
出てくる実例は面白く、フラグの回収もある。
右へ習えについては疑問を呈しており、
ひろゆきらしく、十分に納得できる内容だ。
表敬訪問というのがある。
コロナ禍なのに必要なのかと思う。
そしてあろうことか
選手が苦心してとった金メダルを
いきなりマスクをはずし、
「カンっ」とい音を立てて噛む。
本人の許可なく、
マスコミ向けにパフォーマンスをすること
は非常識甚だしい。
「部下に行動を促し、結果を出させる」
これが出来る経営者とは、一人の例外もなく人間関係の達人。
そのためにはどうするか。
①丁寧に接すること
※決して高圧的にならない
②いいところは認めて、褒め惜しみをしない
※褒めすぎではなく、一言軽くでいい
③ありがとうの言葉を忘れない
※口に出すことで伝わる
④微笑み、スマイルを常に意識する
※経営者は気分にムラがあってはならない
⑤会話に相手の名前を盛り込むこと
※一番心地いい音は自分の名前という説があるくらい重要
以上5点が必要だと新さんは説いている。
どれも意識が必要だ。
逆に意識をすれば出来る事だ。
外資系の社長を歴任されてきた
新さんが「経営の教科書」に記載している内容。
これは外国から日本を見るという点
外国ではという面
の両面から痛切に思うとしている。
星野リゾートの星野社長が運営を任された
ホテルでの魅力会議では
全員が参加し言いたいことを言う。
最初は会議が「カオス」と言われていた。
参加意識、発言に責任をもつ
といったものがブレインストーミング
との相乗効果をあげる。
上司や職責が上の方が何を言うか。
それを学ぶ場でもある。
大きい声で職責が上の方が怒鳴る。
人の意見を罵倒する。
ということが普通におこなわれるので注意が必要。
実際そういった席に何度も遭遇したことがある。
この点においては企業差があるのかもしれない。
議論の場づくりを良いものにできれば、
間違いなくボトムアップとなる。