ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

紅茶飲み干して

2020-04-06 13:12:00 | 日記
このブログを放置している間に
ずいぶんと
世界の在り方が変わってしまった

多感な10代の頃
世紀末だなんだと
やたら世界の終わりが騒がれていたけれど
社会というヤツは随分とタフで
個人の感傷をはね除ける力を持っていた

今たぶん
世界中が感傷的になっている
かつてない実感を伴って
明日生きてる保証なんて何もないと
人々が鬱々としている
有事ってのはこんな気分なのかと
空を見上げる事が多い

こんな時には
どんな歌詞が必要だろうか?

先日旅を共にした同志や
Twitterのフォロワーさんが
自作のミュージック・ビデオを
褒めてくれた
とても嬉しかった
久しぶりに曲でも書いてみようかw

いつ終わるともしれない己が人生に
後悔のなきよう
見果てぬ夢に手を伸ばしながら
粛々と日常を積み重ねていこう

やがては来る
その時までは
せめて
前のめりに…

もう少し時間をください



今宵の一曲

「人間だった」
羊文学

ヒーロー

2020-01-28 00:13:00 | 日記

BABYMETALの幕張の公演に行ってきた。

 
幕張と言えば
どうしてもミッシェル・ガン・エレファントを思い出す
 
後にも先にも一度きり
解散ライブに行った事で
人生を変えられた
 
元モーニング娘。の鞘師里保の
サポートアクト加入で
いてもたってもいられず
BABYMETALのライブに
取り憑かれたように参戦する
今の状況も
あの日
世界の終わりを聞いてなかったら
おそらくなかった人生だ
 
もっと早くに
ミッシェルを知っていたなら
こんな風に楽しんだかもしれない
まるで
青春を取り戻そうとしているみたいだ
 
 
来月BABYMETALに興味を持つ
キッカケを作ってくれた
イギリスにもう一度行く
 
さすがにお金も時間も続かないので
そこで一旦ピリオドを打つことに
決めている
 
何を巻き起こすかわからない
キツネ様に従って
全力で突っ込んで行く日々も終わる
 
ミッシェルの解散ライブに
連れて行ってくれた友人が
「終わりがあるからいいんだよ」
と言っていた
 
 
日常に大きな変化が起こりそうで
年明けから
漠然と気分が晴れず
今年が進んでいく事に
ビクビクしていた
 
けれど
幕張でベビメタの2人と
サポートアクトの3人が
真っ直ぐに前を見据え
5人のフラッグが掲げられた瞬間に
私のちっぽけな憂鬱は
全て吹っ飛ばされた
 
 
ひとつ区切りをつけて終わらせる
またひとつ新たな始まりがあって
心が踊ったり
闇深く涙することもある
不安は消せない
流れは変えられない
 
けれど、だからこそ、
彼女たちのように
真っ直ぐ前を見つめて
己が世界が終わるまで
転がり続けよう
 
あがきもがき苦しんで
失敗に泣きくずれて
恥ずかしさで
何もかも放り投げたくなろうと
ひとつひとつの積み重ねだけが
確かな地力を与えてくれる
 
どうしようもないときこそ
どちゃくそに
カックイイ5人の女性の眼差しを
思い出し、
「やってやろうじゃん、かかってこいや」
と嘯いてみよう
 
大丈夫
 
なんとかなるし
なんとかしてきた
 
己の強さと運の良さを
信じれば
まだ見ぬ自身の可能性に
希望がもてるから
 
 
ヒーローはいつだって
勇気をくれる

暗がりを走ろう

2020-01-04 10:31:00 | 日記
あっという間に10年代を終えた気がする。
母の介護をずっと続けてきた。
そのことに少し驚く。
続けられるとは思っていなかった。
合間合間にそこから逃げだしたいと旅に出た。
そのたび新たな価値観に気づき、
地力を確認し、
戻ってもなんとか日常を積み重ねる事ができた。
腐ることもしたし
度し難い自身と他人に
絶望したりもした。

2020年を迎えて
ようやく己を知れた気がする。
良い部分も悪い部分も
それが人間だと
年を取っての開き直りかもしれない。

自分に期待している。
ようやくこの言葉を言える。
どうぞよろしく

Dreaming Now

2019-09-19 17:49:00 | 日記
母の介護を始めてもう長い年月が過ぎた
未だ罪悪感が消えることはない
 
介護者の休息と
母の体につけられた器具の交換を兼ね
定期的に病院に入院させる
 
ホッと一息ついて自分の事をやる時間が持て
だからこそ自宅での介護を続けられている
 
母を忘れ
自分が休まり
遊び笑い回復する間
彼女は病室で耐え忍んでいる
 
クモ膜下出血の後遺症による
言語機能障害と四肢麻痺の状態は
ナースコールで助けを呼ぶことも
思うように体を動かすことも
何もかも一切ができない
 
病院のスタッフの方々に不満はない
仕事である
そこに情はない
だからこそ家族が休まる
 
けれどどう考えてみても
母にとっては煉獄でしかない
 
脳の大部分に損傷を受けているので
こちらの言葉を理解することも
自分で言葉を生み出すこともできないと
医師には告げられた
 
しかしずっと側にいた身内にはわかる
明らかに自我を持ち
突然通じなくなってしまったが
しかし懸命に
その表情でもって
母は想いを伝えている
彼女の言語で
彼女の景色の中で
その感情の豊かさには驚く
 
今日も病院に母を送った
いつもよりも長めの入院期間を過ごす
なぜなら
私が旅に出るからだ
 
母はわかっている
すべて見透かされている
その目はいつだって伝えている
 
生と死の狭間に母がいる時
私は願ってしまった
まだ行かないでくれと
それがどれほど残酷なことか
未熟な自分には理解が及ばなかった
 
その目に魂が再び宿り
天井を見つめ出した時
私は安堵とともに
悪魔に魂を売ったのだ
 
その罪は果てしなく重く
また告解をここに書くような
己の度し難さに辟易する
 
神がいるならば
どうか
彼女の見る景色だけは
光あふれる穏やかなものであって欲しいと
 
最後まで側につき
おくりだせたならば
己が罰からだけは逃げないと誓い
切に祈る

夏バテ

2019-08-12 20:31:00 | 日記
自覚がなかったけれど
連日の猛暑に
どうやら夏バテしているらしい。
 
強烈な眠気と
フラフラ〜っとしてくるのと
冷や汗と
 
自律神経がいかれてしまったかw
 
えーいままよ
と気合いを入れても
息切れする始末
 
老いも感じる今年の夏
無理せずゆっくりいこう

エール

2019-08-09 19:00:00 | 日記
「あなたはいつも笑ってる印象だよ」と
その人は言った
 
驚いた
 
不安や疑心にかられる事が多いのに
その人の前では嘘偽りなく
笑っていられるらしい
 
とても嬉しかった
 
何気ないその一言に
許され
救われた
 
またねと告げたその人の幸せを願いつつ
私は名残惜しいと返す
 
古びた言い方に
「最初は茶化しているのかとおもったけれど、
本心なのだと気づいたよ」と
その人は言う
 
子供の頃のように
素直であり続けたいと思った

アフリカの果て

2019-06-18 22:18:00 | 日記
若い頃は共感とか繋がりが
幸せに必須の要素なんだと思っていた。
今はむしろその言葉が
自分を苦しめるだけの気がしている。
 
共感とは何だろう?
例えばライブを観に行き
その場のすべての人が
共に"同じ"事を感じているのだとしたら
とても怖い。
 
自立した孤が
たまたま同じ空間に存在し
奏でられる大きなリズムの中で
それぞれ別の事を思いながら
バラバラに歌を口にする姿。
その瞬間の錯覚が
共感という曖昧な幻想の正体ではないだろうか。
 
手を繋いだ相手には
全く別の感情があると自制する態度。
流されず幸福の価値を
己の中に持つことこそ人間の力強さであろう。
 
想像してみれば
相手の事を理解できるなんて
おこがましいことに気づく。
願いを込め、
俺最高、お前も最高と拳を突き上げる。
そうやってアンセムは歌い継がれてきた。
 
ヨーロッパの残響も
インドの神秘も
南米のクラーベも
今は響かず
大地のポリリズムに身を委ねたい

曇天の土曜日に

2019-06-15 23:32:00 | 日記
深夜から雨が降っていて
介護終わりに朝一服しに外へ出ると
曇天が広がっていた。
 
土曜日のイメージにぴったりだった。
 
子供の頃から
曇天やシトシト降る雨が
土曜日のイメージだった。
 
半日だけ学校へ行き
習い事の水泳に行く。
ちょっぴり憂鬱だけれど
明日は休みで少しワクワクする気分。
 
ワクワクとは
イメージが合わないのかもしれないけれど
明けない夜はないように
やまない雨はないのだと
教えてくれるのが土曜日だった気がする。
 
今が人生の土曜日なのか
はたまた
まだまだ月曜火曜なのかは
わからないけれど
雨と曇天の風景は
案外憂鬱なのではなく
もっと多様で
素敵なイメージを膨らませても
いいのかもしれない。
 
めんどくさい雨も
悲観的に見える曇天も
風景としてはよく映える。
 
結構好きなんだな
土曜日の曇天と雨のイメージ。

うれしくって抱きあうよ

2019-06-06 14:04:00 | 日記
夜明けの青い光の中で
シルヴィ・バルタンのIrrésistiblementが鳴っていて
その時は未来を全肯定する事ができた
 
今はどうだろう
歳を重ね
臆病になってはいまいか
漠然とした不安に
身を委ね
どうせダメなんだと
被害者面してはいまいか
 
ニヒリズムに浸る時間は残されていない
人生はコンニチハサヨウナラ
 
欲しいものなら手に入れたんだ
あの人この人の仕合わせを祈りながら
「今」を生きたいんだと
 
全ての人にハレルヤ
 
を聴きながら

自戒

2019-05-31 23:12:00 | 日記
もっと研ぎ澄ませねばいかん。
これではいかん。
気分のせいにしとる。
作業にしてすぐに取り掛からねば、、、
時間は有限である。
飽きたら次のことを。
ノらなければ少しだけ手をつけて。
横になり動画やツイートなんかを見とる暇なし。
ま、地道に行こうか。