「宿命のライバル」
朝。手を痛めているチー・イーはリャンリャンに髭を剃ってもらう。自分の顔に近づくリャンリャンを意識してしまうチー・イー。
剃り終わり「できてる?」とリャンリャンが聞くと、チー・イーは「血が出てない。合格だ」とだけ言うと行ってしまう。
出勤もリャンリャンが車の運転を。ハンドルを握ったリャンリャンは、抜かれた車に競争心を抱き、レースのようになる。会社についた時には気持ち悪くなってしまうチー・イー。
会社にはディーンが来ていた。「ここで何を?」と聞くチー・イーに「出勤だ」と答え“出向通知”を見せるディーン。今日からクリエーティブ・ディレクターとして出向すると。
デスクでリャンリャンが仕事をしていると、ディーンが声をかけてくる。リャンリャンをじっと見つめるディーンに「どうかした?」とリャンリャンは言う。「いや。女性が真剣に働く姿はいいね。かわいい」と言い、瞬きをぱちぱちするディーン。それを見たリャンリャンは「目の具合が悪いの?」と聞く。慌てて「そうなんだ。目に何か入ったかも。見てくれる?」とディーンは答える。指でディーンの目を開き、ふっと吹くリャンリャン。それをチー・イーが見てしまう。そんなチー・イーに気づき、ディーンはもう片方の目もリャンリャンに見てもらうと、チー・イーに向かって親指を立てた手を見せる。腹をたてながら社長室に戻るチー・イー。
ディーンはリャンリャンに「俺のこと忘れた?」と聞く。覚えていないリャンリャンは「何かあった?」と聞く。ディーンはガックリと肩を落とし「覚えてないんだね。傷ついたよ」と言う。その時「リャンリャン。リストを持って社長室へ来い。今すぐだ」というチー・イーの呼び出しが。
リストを持って社長室へ行ったリャンリャン。チー・イーは廊下側の窓からディーンが見ていることに気づき、ブラインドを閉めてしまう。
ブラインドを閉められたディーンは、廊下の掲示板に“社内恋愛禁止令”の張り紙を見つける。ツイシャーからもケイトとアレックスがこれのせいで別れたと聞くディーン。
社長室を出ていこうとするリャンリャンを呼び止めたチー・イー。チー・イーは「さっきディーンは君に何と?」と聞く。「目の具合が悪いから見てくれと」と答えるリャンリャン。だったら眼科に行けと言え、出向で来ているがあくまで他社の人間、必要なければ近づくな、口もきくな、とチー・イーは言う。企画について話す時は簡潔に話せと。うなずいてリャンリャンは出ていく。
チー・イーは背中がかゆくなり、棚に背中をすりつけようとする。そこに戻ってくるリャンリャン。リャンリャンはすぐチー・イーが背中がかゆいとわかり、チー・イーが断わっても背中をかき始める。そこにディーンが。突然「気持ちいいか?」とディーンに声をかけられ驚く2人。チー・イーが「おい、ノックしろ」と言うと「そうしたら見られなかった」と言うディーン。
ディーンは“社内恋愛禁止令”の紙を見せながら「これは何だ?」と言う。そして、禁止令って有効なのは勤務中だけで、退社後は社長が社員と一緒に住んでいいのか?と言うディーン。チーイーとリャンリャンは「何の話しだ」「なぜ知ってるの」と同時に言う。まずい、という顔をしているリャンリャンに、ディーンは「覚えてない?俺が資源ゴミの荷車を一緒に押したんだよ」と言う。
チー・イーを屋上に閉じ込めてしまったあの日、リャンリャンは家に帰る途中で荷車のタイヤが穴にハマって困っているおじいさんを見かける。リャンリャンは手を貸すが、2人の力だは穴からタイヤを出す事ができなかった。そこにディーンが通りかかる。「見てないで早く手伝ってよ」と言うリャンリャン。ディーンは戸惑いながらも手伝い、荷車はようやく穴から抜け出す事ができる。おじいさんが何かお礼を、と言い、リャンリャンは荷車に乗っていたキューピッド像を売ってもらっていた。
買ったキューピッド像を家まで一緒に運んでくれたディーン。ディーンはリャンリャンの家で“デザイン大賞 チー・イー”と書かれたトロフィーを見る。
酔っていて、どうやって運んだのか自分でも分からなかったリャンリャンは、ディーンが手伝ってくれていたと知り喜ぶ。そんなリャンリャンに「俺の許可なく、見知らぬ男を家にいれた。生活規則違反だ」と言うチー・イー。「何が規則だ。しかも俺は知り合いだろ」とディーンは言う。女の子には優しくしろと。「関係ないだろ」と日本語で言うチー・イー。ディーンは「相変わらず頑固で気難しいな。恋愛禁止令に生活規則。肩の力を拭け。そうか、ひょっとしてあの件以来恋愛が怖いんだな」と言い出す。
チー・イーはすぐにリャンリャンを社長室から出し、ディーンに「警告する。あの件は何があっても絶対に社員の前で言うな」と告げる。「明らかに、すごく意識してるよな」と言うディーン。「何の話だ」とチー・イーが言うと、ディーンは「かわいいリャンリャンのこと。だとしたらこの規則に違反するぞ」と“社内恋愛禁止令”の紙を見せる。「俺が貼ったものを勝手にはがすな」と言い、チー・イーはその紙をまた貼り直しに行く。
社長室に戻ってきたチー・イーに「恋愛禁止令はあのことと関係あるのか」と言うディーン。チー・イーは「社員の前で、あのことに触れるな」と言う。「知られたくないのは社員?リャンリャン?」とディーンは聞く。「同じだ」と答えるチー・イー。「へえ、リャンリャンを好きじゃないんだな?」とディーンが言うと「関係ないだろ」とチー・イーは返す。「だったら俺がアタックしてもいいんだな?」と言うディーン。ディーンの顔を見ながら「やってみろよ」とチー・イー
は返し、ディーンは「狙った獲物は逃がさないぜ」と笑う。
ディーンがチー・イーの体に触れ、くすぐってる所をシュアンメイに見られてしまう。
他の社員は帰り、残業をしていたリャンリャン。そんなリャンリャンのデスクにディーンは持ってきた飲み物を置く。「まだいたの?」と聞くリャンリャンに「君が残って企画書を書いてるのに帰れない」と答えるディーン。初稿ができたばかりのリャンリャンはディーンに見てほしいと言う。そんな話しをしていると「あと数日で“希望の樹”のコーヒー発売だ。これは試売期間の満足度調査、500枚ある。見ておいてくれ」と2人の間に入ったチー・イーがリャンリャンに話す。リャンリャンが初稿のチェックをディーンに頼んでいたと言うと「明日でいい。車を回してくれ」とキーを渡すチー・イー。診察だと。
忘れていたリャンリャンは「明日、見てね」とディーンに言うと行ってしまう。「なかなかのディフェンスだな」とチー・イーに言うディーン。「うちの社員にちょっかいを出すな」とチー・イーが返すと「ディフェンスだけで攻撃なしじゃ、得点なしだ」とディーンは言う。鼻で笑うと「NBAでこんなこと言ってたな。“最良の攻撃はディフェンスから”」と言うチー・イー。「ということは攻撃が成功すれば君はクビだ」とディーンはチー・イーに指を指す。禁止令は君が貼ったんだぞ、と。
会社から出て来たチー・イーの元へ駆けて行くリャンリャン。しかしリャンリャンは段差につまづき、手を振った勢いで飛んだ車のキーが、グレーチングの中へ落ちてしまう。その事で口論になったリャンリャンは、診察へ行った先の先生に「毒舌に効く薬は?終日、しかめっ面の人は、顔面に問題が?」とわざと言う。それを聞き「おバカと住んだらほかの表情はできない」と言うチー・イー。さらにリャンリャンは先生に「神経症と被害妄想以外に、この人の病気は?」と言う。それに対し「こいつを閉め出す錠前が欲しい。おバカ証明書ってあります?」とチー・イーも言い出し、2人のはけ口となってしまった先生は「私に要求ばかりするな」と泣き出す。
夜。家のソファに座っていたチー・イーは、キューピッド像を見ながらリャンリャンとディーンが運んで来た時のことを想像してしまう。キューピッド像の矢が自分に向けられていると感じ、席を移動するチー・イー。しかし移動しても愛の矢が自分に向けられていると感じる。
その頃、会社ではリー部長がツイシャーのパソコンにUSBを挿し何かをしようとしていた。そこにライアンが来る。ライアンはリー部長が気のあるツイシャーのパソコンを故障させ、いいところを見せるためにツイシャーの前で直すつもりでいるんだろうと解釈し帰って行く。
料理をしながらリャンリャンは父とケンカした母と電話で話をしていた。リャンリャンが父親の味方をしていると思い、電話を切ってしまう母。その様子を見ていたチー・イーが「どうした」とリャンリャンに聞く。両親がまたケンカをしたと答えるリャンリャン。ママはさっき“家出する”と、と。チー・イーは「何もしなくていいのか?」と言う。「いいの。初めてじゃないし。小さい頃は両親がケンカするたびに布団に隠れてたわ。大きくなって分かった。2人はいくらケンカしても別れない」とリャンリャンは話す。「いいことだ」と言うチー・イー。リャンリャンは「一度、別れるのもいいわ。“小さな離別は新婚に勝る”。あくまでも一時的によ、本当に別れたらママは何があっても戻ってくるわ」と言う。
ーつづくー
ディーンは本当にリャンリャンに関心があるのかな?
チー・イーで遊んでいるというか、チー・イーのキューピッドになろうとしているようにも感じるんだけど…。
チー・イーがトラウマになっているかもしれないことって何だろう?
リャンリャンとディーンが仲良くしているとチー・イーは気に入らないみたい(*≧ω≦*)
もう気持ちが動き始めているよね?
さらにキューピッド像の矢が可笑しくて可笑しくて。
その時の歌というか言葉というかも含めて(≧∇≦)ノ彡
そのキューピッド像にあんなエピがあったとは!!
どこからか黙って持ってきていたわけじゃなくてよかったー(;´д`)ノ
また次回も楽しみ(*´ー`*人)
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
うささんが書かれてるシーン、私も面白かったです!
最初のうちはそこまででもなかったんだけど、チー・イーがどんどん素敵に見えてきましたヨ
リャンリャンに心が動いてきてる様子がまた楽しくて。
ディーンがキューピッド・・・。言われてみればそうかもしれませんね。
リャンリャンを可愛いとは本当に思ってそうだけど。チー・イーとも仲が良さそう。
ディーンさんの出番も多くて、目の保養でしたね(笑)
朝ドラのディーンさん人気から台湾ドラマに関心を持つ人が増えたりしないかなぁ?なんて、期待も沸いてきます。
ディーンさんはキューピット役かもしれませんねw
楽しみが増えました!
キューピットの謎もそう言うことだったのですね。
こちもなるほどでした。
それにしても齊翼は亮亮が気になって仕方がない
ところが本当にかわいいですね。
ラストがちょっと気になったのですが、
二人のこれからの展開が楽しみです♪
ディーンの登場で焼きもちをやいているチー・イーが面白い。キューピッド像の矢も。
ディーン役のディーンさんとのからみも面白いです。
たまに言う日本語も。
台湾ドラマで聞く日本語は、なぜか韓ドラよりほっとします。
恋愛禁止令はあのことと関係あるのか・・あのこととは?
「宿命のライバル」というタイトルだけど
ディーンがキューピッド役、なるほど。そうなんですね。
くるみさんが
「恋にオチて!俺×オレ」が「王子様をオトせ」と似ていて
こちらのほうがさらに面白いかも!?と思うくらい、ハマれそうな予感が・・・
と書いてみえたので、そちらも気になります。
キューピッド像の謎が解けました~
そしてうささん仰るようにディーンさんがキューピッド!そうかもしれませんね♪
いつの間にかリャンリャンが気になってるチー・イーも楽しいしちょっと軽めのディーンさんも楽しいです(*^^*)
朝がきたの五代さんと比べるから余計に楽しいかな?
最後のシーンのようにちょっとシリアスな!?会話も普通に出来ちゃう二人の仲はもう…いい感じですよね(*^^*)