バイツァオのロッカーにイチゴのピンを入れたルオバイは出て行こうとする。そこにシャオインとリンが来る。
「先輩、サンドイッチはいかがですか?」と聞くシャオイン。ルオバイは笑顔で「いや、遠慮しておくよ」と言うと行ってしまう。ルオバイが頬笑んでくれただけでシャオインは嬉しい。
訓練センターの稽古場を掃除をしながら、シャオインが「今日、誕生日でしょ?今年は母さんが忙しくてお祝いできそうにないの」と話すと、バイツァオが「今日…誕生日だっけ?ありがとう。毎年、自分でも忘れてたのに祝ってくれてうれしかった」と言う。そんなバイツァオに、今日の掃除当番を替わってほしいと頼むシャオイン。「喜んで」とバイツァオは言うが、その会話が聞こえたグァンヤーが「お祝いを取りやめにしておいて掃除まで押し付けるなんて」と怒り出す。「いいのよ。掃除は大好きだもん」とバイツァオがグァンヤーをなだめる。
シェン監督は自分の横にチューユエンを立たせ、訓練生たちに「チューユエンがチームドクターとして就任します。目的はデータ収集。皆さんのケアと同時にコンディションを計測し、臨床研究に役立てたいそうです」と話す。
皆が稽古へ行き、チューユエンはバイツァオに声をかけようとする。しかし「チューユエン、うれしいわ。稽古中も一緒ね」とわざと阻むティンイー。
チューユエンはバイツァオのロッカーに特注の道着を入れる。
ルオバイを相手に蹴りの稽古をしていたバイツァオは、データを取るチューユエンに気を取られミスをしてしまう。「すみません」とバイツァオが謝ると「もっと集中しろ」と言うルオバイ。
稽古後、チューユエン先輩が素敵だと言うリンたち。しかしチューユエン先輩の目に映るのはティンイーだけ、チームドクターになるなんて、よほどの恋人思いだと。バイツァオを意識しながら「まあね。チューユエンは私を第一に考えてくれてるわ。どんなに忙しくてもまめに顔を見せてくれる」と言うティンイー。「ゴールインも目前かしら?」とリンたちが言うと、からかわないで、と言いながらも「誕生日には毎年、素敵なプレゼントをくれるわ」と嬉しそうにティンイーは話す。
「失礼。チューユエンが待ってるの」と言ってティンイーが行ったあと、リンたちも出て行き1人になるバイツァオ。沈んだ気持ちでバイツァオがロッカーを開けようとした時、明かりが突然消え「誕生日おめでとう」と歌を歌いながら門下生たちがケーキを運んでくる。感動したバイツァオは、強化チームのメンバーから世界チャンピオン出るよう願いながらケーキのロウソクを吹き消す。
シャオインはグァンヤーが自分のロッカーから出した紙バッグを持っていることに気づく。「それは何?」と聞かれ、何でもない、と隠そうとするグァンヤー。隠したってバレバレだとシャオインが言い、仕方なくグァンヤーは「プレゼント」と言ってバイツァオに渡す。あんたの師匠からよ、長寿の実・ピーカンナッツ、と。チュイからのプレゼントだと知り、覚えていてくれたことが嬉しいバイツァオ。紙バックの中にはグァンヤーの好きなチョコレートも入っていた。「それは私からよ」と言うグァンヤーの手を取り、バイツァオは「ありがとう」とお礼を言う。
みんなが帰り、1人になったバイツァオ。バイツァオがロッカーを開けると、そこには道着と一緒に“誕生日おめでとう チューユエン”と書かれたカードが置かれていた。道着を手に取り、胸に抱き締めたバイツァオは、イチゴのピンがあることにも気づく。夜市で「ピンを買うの?」とチューユエンから聞かれたことを思い出したバイツァオは、ピンもチューユエンからのプレゼントだと思い込んでしまう。
チューユエンのプレゼントしてくれた道着は、袖に花の刺繍がしてあった。それを見たシャオインから問い詰められ、バイツァオはチューユエンからだと話す。
「ちゃんとお礼はしなくちゃね」と言い、バイツァオのロッカーから万年筆を持ってくるシャオイン。「なぜ知ってるの?」と驚くバイツァオに、万年筆を手渡したシャオインは「いいから、その万年筆を渡しておいで」と言う。
バイツァオはイチゴのピンを髪につけ、プレゼントされた道着を着てチューユエンの小屋まで行く。しばらく立っていると、チューユエンが玄関扉を開ける。「外でずっと迷っていたね。入って」と言うチューユエン。
自分のプレゼントした道着を着ているバイツァオを見たチューユエンは「よく似合ってるよ」と言う。そして前髪を「整えてあげよう」と言うチューユエン。
チューユエンはバイツァオの前髪を切って整えるとイチゴのピンで髪を止める。
鏡を見て「素敵」と嬉しそうに言うバイツァオ。チューユエンが「そのピン…」と言うと、チューユエンからのプレゼントだと思っているバイツァオは「これも大好きです。ありがとうございます」と言う。バイツァオの笑顔を見て「やっと君らしくなった。今日の君はずっと僕から目を背けていた。僕が怖いかい?」と言うチューユエン。それとも久しぶりで近寄りがたく感じた?と。「違います。私はただ…私のことなんて忘れてしまったのかと」とバイツァオは声を沈ませる。
「君が僕を忘れたんだろ?メールもくれず電話番号も変えてしまった。出発の日も君は姿を見せなかった」とチューユエンが言う。バイツァオは「あの日、空港へ行きました。でも…」と言葉を詰まらせる。「でも、何だい?」とチューユエンから聞かれ、ティンイーに“迷惑でしかない”と言われたことを話すバイツァオ。留学も1年のはずが帰国されないので、もう戻ってこないと思ったと。
チューユエンはバイツァオが握っている万年筆に気づく。「それは?」とチューユエンが言い、バイツァオは「お別れの前に先輩の家の玄関口に置いたんです。でも空港でティンイーさんから突き返されました。“こんな安物は使い慣れない”と言われて…」と話す。チューユエンは万年筆を受け取り、気持ちが嬉しい、この万年筆は肌身離さず大切に使う、と言う。
チューユエンの小屋からの帰り、バイツァオはルオバイとイーフォンに出くわす。イチゴのピンを見て「かわいらしいピンだな」とわざと言うイーフォン。ルオバイにも「見覚えがあるぞ」と。ルオバイはごますように「ティンイーとの試合も控えてる。帰って寝ろ。明日も稽古だ」とバイツァオに言う。
バイツァオが行ったあと「あのピン、お前の机の上にあったぞ。プレゼントだったか」とイーフォンが言う。「ついでに買った」と返すルオバイ。イーフォンは「何の“ついで”だよ。“わざわざ”の間違いだろ?」と言う。
訓練センター。チューユエンに話しかけたティンイーは、自分がバイツァオに返した万年筆をチューユエンが使っていると分る。「安物の万年筆だと書きづらくない?前に私が贈ったほうを使えば?」と言うティンイー。チューユエンは「これが手になじんで書きやすいんだ」と言う。それでも「私が贈ったのは高級品なのよ。書き味ならそんな安物と比べ物にならないはず」とティンイーは話す。「数字で計れないところはペンも人も同じだ。“書き味”とは相性みたいなものだからね」と言うチューユエン。
チューユエンは「君は聡明だけど、これだけは言っておくよ。君は間違いを犯した。分るね?どうしてこの万年筆をバイツァオに返した?彼女が傷つくとは思わなかったのかい?」と言う。昔のことだから覚えてない、でも私が何か言ったとしてもバイツァオのためよ、稽古に専念するべきだもの、と言うティンイー。「本当に彼女のためを思ってのことか?無意味なことはもうやめよう」と言い、チューユエンは行きそうに。そんなチューユエンに「無意味じゃないわ」とティンイーは言う。とても大切なことよ、私はずっとあなたのことが好きだった、母さんがあんなことになって以来、あなたは私の心の支え、特別な存在だったと。
バイツァオのせいでチューユエンが変わってしまったと思うティンイー。チューユエンが「君のことはこれからも妹も同然に見守っていくつもりだ」と言うと、ティンイーは目を潤ませチューユエンに抱きつく。「妹なんて嫌、はぐらかさないで。私はあなたのことを愛してるわ」と。チューユエンはそんなティンイーを自分から離す。
「君のことは妹も同然だと何度も言ったはずだ。忘れたのなら、もう一度…」とチューユエンが言い始め「言わないで」とティンイーは耳を塞いでしまう。
ティンイーが出ていくように言い、チューユエンはその場を後にする。
泣きながらバイツァオのロッカーを蹴り、壊してしまうティンテー。
バイツァオがロッカーを直していると、シャオインとリンが来る。
壊されたロッカーを見て「あんまりだわ」とシャオインは怒るが、バイツァオはシェン監督の耳に入ると面倒、不注意で壊したのなら気の毒なことになる、と2人を先に稽古へ向かわせる。
稽古に遅れてきたバイツァオは、ルオバイから罰として終了後にランニングをするよう言われる。
バイツァオの道着のことで女子たちが稽古中も話をしてしまう。ルオバイはそれを注意するが、その後もまた道着のことで騒いでしまうバイツァオたち。
ルオバイは「道着が新しくなって稽古に身が入らないようだな。着替えろ」とバイツァオに言う。前の道着はバイツァオには小さかった、対外試合で相手から笑われるくらいに、とシャオインがかばってくれるが、ルオバイは稽古なら誰も笑わないと言う。
稽古後。バイツァオに道着を「貸せ」と言って持って行ってしまうルオバイ。
ルオバイは持ち帰ったバイツァオの道着を直す。裁縫するルオバイを見て、言葉をなくすイーフォン。
ーつづくー
ティンイーは嫌いだけど(←おい)、もっと早く、もっとハッキリと「妹以上には思えない」とチューユエンが言っあげてたら…と思う。
これからティンイーがバイツァオに何かしそうで怖い(;´д`)ノ
裁縫しているルオバイを見た時のイーフォンが可笑しく可笑しくて(≧∇≦)ノ彡
何度もここでリピ!
他のシーンもだけど、やっぱりイーフォンは面白くて大好き(*´艸`*)
そして、いつもバイツァオのことを思っているルオバイ。
尽くすルオバイの報われる日がきてほしい!!!
早くイチゴのピンがルオバイからだって気づいてほしい(;△;)
ルオバイのお直しした道着、バイツァオはどう思うかな?
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そこが意外なようでもあり、バイツァオらしいようでもあり。
私もティンイー嫌いです(笑)。
が、チューユエンの煮え切らない態度にもだんだんイライラ。優しいけど、温和なところも好きですけど、でもなぁ!
ルオバイもまた、何も言わなさすぎですよね。
それにしても、どうして皆、女子のロッカーを勝手に開けるのか?(笑)
そしてルオバイは裁縫で、チューユエンは前髪カットでバイツァオに尽くしてる~。
本当、なんでも出来るのね~