ガイカの夜明け

FXトレーダー トーマスの日々の計画と気づき

スポーツ・トレード

2011年01月11日 20時33分46秒 | FXトレードの考え方

本日は、ポンスイがデッド状態。
10月12日安値1.5053で頭を押さえられ
下は、下からのトレンドラインで支えられ、
左上からのトレンドラインを上に抜けていて、スクランブル交差点の状態。

このようなデッド状態でボックスにある通貨を見つけて、
上で売り、下で買いを繰り返す。
というのが、名付けて「スポーツ・トレード」。
私の超短期、回転売買ですので、ご注意を。
スキャルピングです。
私のアルバイトです。
暇つぶしで時々やります。

運動不足なので、せめて指先の「スポーツ」と思って、
時々やりますが、少ないピップスでも、結構バカになりません。
いろんな線がスクランブルして、身動きが取れない通貨を選びます。
今回は昨日からの揉み合いです。

はじからはじまで取ろうとしないのがコツ。
(ストレスをなくす為)
今は4匹目のどじょうを取りに行くかどうするか、チャンスを伺っています。


167日単純思い込み移動平均線

2010年12月18日 00時55分35秒 | FXトレードの考え方

先週のフォレックスラジオの「たらればFX」で、
「200日単純移動平均線」の形が業者によって違うという件があり、これについてコメントをした所紹介をされました。

MT4での唯一の不都合と思われる「1日の時間区切り」の問題についてです。
MT4を使い始めると、暫くして気が付く疑問点なので、以下、送った文面をここに紹介します。

ひょっとすると、ひろこさんは、
1週間が6本の日足で構成されている「MT4」のチャートを使用されていませんか?
MT4の場合、
「その業者のサーバーが置いてある国の0時で1日を区切る」……、
という仕組みになっていて、土曜日にまたがっている時間帯が1日分の日足として表示されてしまいます。
この事により、多くの業者のMT4において、
1週間が6本構成になっているという事情があります。
 
ひろこさんは、「200日単純移動平均線」を設定する時に、
当然の事として、期間に200本を指定したと思います。
でも土曜日分を含んでいるので、実質的には167日分の本数しか指定していなかった事になります。
つまり、表示していたのは、
「167日単純思い込み移動平均線!!」 だったという訳です。
 
でも驚いた事に、今回のユーロドルの場合は、多少のオーバーランを除いて、
ひろこさんが力説していたように、
167SMAが「ピタッ…、ピタッ…」という具合に機能していますね。
 
この「167日単純思い込み移動平均線」の有効性には疑問が残りますが、
結果として絶妙のタイミングで決済できていることや、
「1000ピップス抜き」まで保持し続けられたことには脱帽を致します。
 
という事で、今回の成功の要因は、167EMAが機能したというよりは、
むしろ、女性ならではの直感と度胸による所が、大きかったように感じます。 

尚、リスナーさんの参考になればと思い、下記を補足します。
 
このような日足のチャートで移動平均線を表示させるには、
1.2倍の本数を設定することにより、近似曲線を表示できます。
(例えば200日線なら期間を240本に設定する…など)
 
しかし、一番注意しなければならないのは、
日足の1本1本の形状が異なっているという点です。
(一目均衡表の形状や、他のインジケーターの数値も微妙に異なります)

よって、日足を分析する際には、分析用のチャートを別途に準備するか、
或いは、ニューヨーク・クローズを採用している業者のMT4を使うのがベターと思います。

    国内業者であれば、FXDD、1社だけが5本表示。
    他の国内業者、121証券、ODLjapan、セブンインベスターズ、Forex.com japanは全て6本表示。
    海外であれば、Alpari、 Broco Investments、FX-Pro、…… 等が5本表示。

学問のすすめ

2010年09月01日 14時57分26秒 | FXトレードの考え方
私は、「一つの手法」を徹底的に学ぶという事をダメだと否定しているのではありません。
むしろ初心者が、無駄な回り道をせずに、最短距離で、あるレベルにまで到達するための良い方法と考えます。
時間を節約し、勉強の途中で無駄に失う証拠金などの事の経済効果を考えれば、
一つの賢明な選択であると、むしろ、お勧めしています。

しかし、「一つの手法」を学んだからといって、プロになれる!
未来永劫、勝ち続けることができるようになる!
という事では決してありません。
もしも、それを期待したのであれば、大間違えだ…!という事です。
どのような世界にも、そんなに甘いことは、無い!……
というのが前回の「人生、なめたらあかん!」でした。

「手法」が作られた背景には、トレードに対する「思想」というものがあると思います。
「これを使えば勝てるからOK…」という単純なものではありません。
原理原則とか、大袈裟にいえば、哲学に通ずる類のものです。

哲学に至っては表現するのが難しくて、人に教えられるものではないと思いますが、
少なくとも、
「相場の原理原則に則ったトレードの思想」の一つの表われが=「手法」。
なのだと理解しています。

「一つの手法」を学んだだけでは、「思想」や「原理原則」を知る事は出来ません。
なので、二つ目の手法や、複数の手法が世の中には存在している事を知り、
いろいろと勉強してみて、比較してみることが大切と感じます。

理想としては、始めに「原理原則」を正しく知り、次に、色々な投資についての「思想」がある事を知り、
最後に、どのような「手法」が自分の投資スタイルや自分の性格にあった手法なのか?
それを検証し…、見極めていく…、というのが順序です。
その最後に残った手法や、自分なりに工夫した手法が、
自分にとって最高の「勝ち手法」「黄金律」だということです。

他人の勝ち手法がそのまま、自分の勝ち手法になる事は滅多にないと思います。
投資スタイルや資産状況、性格、利益に対する考え方などが異なるからです。
だから、ネットなどでも、もっともらしいものも含めて、沢山の手法が氾濫しているのです。
自分にとっての「勝ち手法」は自分でしか手に入れることはできません。

トレードは技術です。
トレーダーは技術者です。
技術を極め、秀でることができた技術者のことを、「匠」とか、「マイスター」と呼ぶことがあります。
「匠」は、常に自分の技術を磨く努力を惜しみません。
そして、自分の心の乱れは、すぐに結果に出てしまうと言います。
なので、「匠」は心を正しく保つ為に、規律を守り、清く正しい生活をしています。
皆さんも、良くテレビの特集などで、そんな場面を目にしませんか?

1000万円を稼ぐだけの人は、単なる技術者のレベルです。
自分の人生でせっかく取り組むのなら、「匠」を私は目指したいと思います。
そして、「匠」を目指すことの方が、結果として1000万円への近道だとも思います。

なめたら、あかん!

2010年08月31日 12時19分36秒 | FXトレードの考え方
FXトレーダーとして、例えば年間1000万円を稼ぎだすプロになる……という事を、
ちょっと考えてみてください。

FXは、コンピューター環境があれば、いつでも何処でも取引ができ、
大きな資金もいらず、定年や退職の心配も無く、将来死ぬまで現役でできる。
勿論、上司や部下との煩わしい人間関係などからも解放される。
自分が休みたければ休めば良いし、24時間戦いたければそれもできる。
そんな良い事づくめの素晴らしい世界がFXの世界。

そして、その世界のプロになる為に、ある一つの「手法」を学ぶ。
ある期間、真剣に学んで身に付ける。
勿論、その期間にメンタルも鍛える。
その一つの手法をマスターしさえすれば、
FXの世界で、1000万円を未来永劫に稼ぐことができる………!
素晴らしいことですね!

でも、ちょっと、考えてみてください。
かなり、虫が良すぎませんか?
こんな話を、真剣に自分の子供とかにできますか?

1000万円という収入が、大企業の部長クラスの年収だとしましょう。
きっと、その人達は大変な努力をして実績を積み上げ、選ばれてきた人達でしょう。
そして、自分の座を守るために更なる会社貢献ができるように日々努力しています。
技術者の世界に例えれば、1000万円クラスの収入を得ている匠がいたとしましょう。
きっと、人の何倍も努力し、知恵と時間と労力を費やして、卓越した技術を身に付け、今も磨き続けている人達でしょう。
医者や弁護士などは猛勉強をして試験に合格し、その後も絶え間ない勉強をしている人達でしょう。
プロが稼ぎだす1000万円には、それ程の裏付けと、重みがある筈だと私は思います。

もう一度繰り返しますが、
ある一つの「他人が作った手法」を学び、
それをマスターし、そのルールを忠実に守ってトレードしさえすれば、
毎年1000万円を!、未来永劫!、稼げるプロになれる。。。!

本当になれますか?
なれた人はいましたか?
そんな、虫の良い話が、この世の中にありますか?

FXの世界でも、プロの人達は沢山います。
そのプロ達は人の何倍もの努力をし、様々な思想に基づく方法を勉強し、
試行錯誤しながら手法に改善を加え、
そして、自分の性格や投資環境に合ったルールに辿り着き、
ようやく勝てるようになったのだと思います。

その後も、地道な検証作業やルールの見直しを怠ることなく、
自分を磨くという努力をしている人達だと思います。
そのような裏付けが無くして、一朝一夕になれたプロはいません。

なめたら、あかん!
なめたら、あかん!
人生、なめたら、あかんぜよ!

ゲーム理論-破産確率

2010年08月30日 16時46分16秒 | FXトレードの考え方
大学時代、ゲーム理論という講義がありました。
ゲームで勝てる方法を勉強するなんて不謹慎だなと思いながら興味津々でしたが、
内容は、確率統計論で世の中の現象を合理的に解いて行こうとする真面目なものでした。
そしてその中に「破算確率」というものがあります。
ネットで、そのことを適確に書いてある記事がありますので、紹介させていただきます。
システムトレード徹底比較の中にあります
http://algo-trade.net/?%C7%CB%BB%BA%B3%CE%CE%A8

ここで是非、ご自身の実際の約定履歴から、
勝った取引の回数と平均の獲得ピップスと、
負けた取引の回数と平均の損失ピップスを集計してみてください。

例えとしてですが、
勝ちトレード8回、平均獲得ピップス数10P、
負けトレード2回、平均損失ピップス数50P、であったとします。
その時、
勝率=8回/(8回+2回)=80%(横軸)
ペイオフレシオ(損益比)=10P/50P=0.2倍(縦軸)
となり、表からは72.2%という破算確率が求められます。

このケースの場合、そのシステム(やり方や手法)を継続して使用すると、
72.2パーセントの確率で証拠金が将来ゼロになる事を示します。

5ピップスの小さな利益でも、40枚にすれば、一日に必要な金額2万円を獲得できる……
という表現があります。
勝ちトレードだけをクローズアップすればそうですが、
その影には、40枚の負けトレードが背中合わせにあることを忘れてはなりません。
初心者の方が聞いたらば、勘違いをされる片手落ちな表現と思います。

複利計算で廻していけば、10万円が1億円になる………、
という表現は勿論、間違えではありません。(算数の世界では正しい)
でも、正しくもありません。(現実の世界では非常に困難)
これも、初心者の方には大きな誤解を招いてしまいます。

何故なら、実際には1億に到達する前に、一回でも大きなドローダウンが発生したり、
負けが続いた場合には、そのシステムは継続出来なくなるからです。
その表現を正しくさせる為には、
「破算確率が小さいシステムを継続・安定して運用した場合」……、
という必要充分条件を付け加える必要があるのです。

破算確率表を遠くから眺めるとある事に気付きます。
先ずは、勝率が高くても損益比が良くなければ「破算」してしまうということ。
勝率にこだわると、すぐに利食うので獲得ピップス数が減ったり、
ロスカットが遠くて損失が大きくなります。
つまり、「損益比を犠牲」にしてしまうのです。
反対に損益比にこだわると、なかなか利食いに到達せずにイライラしますし、
ロスを小さくするので頻繁にロス・カットが入ります。
つまり、「勝率」を犠牲にしてしまうのです。
どちらも、「ハラハラ・イライラ・ヒヤヒヤ・ガッカリ」の連続になってしまいます。

私が目指す投資のスタイルは、
「ストレスなく、コンスタントに、楽しみながら増やしていく」……です。
その観点からすると、「勝率も損益比もほどほどのレベル」が心地良い落ち着き所。
つまり、
勝率=60~70%
損益比=1.8を狙って、結果は1.2~1.5前後
この条件ならば、そんなに苦労をせず、無理なくエントリーができると思いませんか?
私の「ワクワク・ドキドキ」を満たすエントリー条件です。

コツコツと小さな利益を蓄える…という表現は、実に聞こえが良いものです。
でも、時々襲ってくる「ドカンという損失」によって、
スタートに戻ったり、或いは、スタート以下になってしまったらがっかりです。

1日1歩♪、3日で3歩♪、3歩進んで4歩下がる♪、では
水前寺清子も、本当に「汗かき~べそかき♪」で困ってしまいます。
人生「休まないで歩く♪」というのは歌の世界では元気で良いのですが、
我々は、時々は「立ち止まって振り返る」ことも必要。

そのままやり続けると、
時々やってくる「ドカンという損失」が怖くなって入れなくなる…。
「ドカン・ドカン」と2度続いてしまうと、そのシステム自体に疑問を抱いてくる。
でも、
「一度は通る道」
「メンタルをしっかり持つ訓練」と諭されて、
周りを見回してみると、疑問や疑いを持つことはいけない事……
何もできない自分に「継続は力なり」とか言い聞かせて、変に納得をしてしまうものです。

皆さんが通る道です。