こだわりのオートクチュール刺繍 ~ Kelly's Diary

ビーズ☆ゴールドワーク☆革☆レース アレンジいろいろ♪

今日は特別な日

2018-04-12 | 日記


昨年の4月12日早朝に、我が家の大事な宝物の娘(愛犬)Tiffanyが突然天国へ駆け上っていってしまいました。
14歳と8ヶ月、あと少しで15歳になろうとしていました。なんの前触れもなくその日はやってきました。
前日の夜もいつもと変わりなくご飯を頂くときに、思いっきりの喜びを体全体で表して「ワンワン!」と鳴いていたのに....
愛おしくて、愛おしくてたまらない、未だにあの日のことを思うと涙が溢れ出てきます。生あるものに限りがあることもわかっていたはずなのに。
Tiffanyが年を重ね、毎年近くの桜を見にいく度に、「今年も一緒に見ることができたね!」「来年もまた一緒に見ようね」って
語りかけていたことを思い出します。なんの保証もないのに、そうやって励ましながら来年もきっと一緒にお花見ができると自分を納得させながら。




旅立つ数日前にお散歩中に撮った写真です。私のお手製のとっておきの晴れ着を着せました。
昨年は気温もまだまだ低く花冷えの頃で、老犬のTiffanyには防寒対策が必要でした。
他のわんこちゃんに対して面倒見が良く、世話好きで愛嬌たっぷり、目力の強いTiffany、
共に過ごした年月とTiffanyから学んだこと全てに感謝せずにはいられません。
動かなくなったTiffanyを病院から車で連れて帰る途中、満開の桜並木を走り抜けた時、
はなびらが春の風に翻弄され舞い散る様子を一生忘れることはないでしょう。
桜の花の散り際の潔さは、Tiffanyの生涯の幕引きを彷彿させ、
桜吹雪はTiffanyの最後の私達夫婦へのさよならの印であったのかもしれません。
あまりにも愛してやまないTiffany! 本当にたくさんの愛情をありがとう。




これはTiffanyが生前元気な頃に私が1年くらいかけて刺した刺繍の肖像画です。元気な頃であったからこそ作れた作品、
今では涙が溢れてとても製作することなど出来ないと思います。

バッグ色々 ~ その2

2018-04-11 | ハンドクラフト






これはブラウンのシルクサテンの生地に表裏にわたって1つの図柄でできているバッグです。
先にご紹介した「バッグ色々~その1」の黒のサテンのバッグとサイズは同じでセカンドタイプ。
もちろんパーティー用なのでたくさんの物は入らないけれど、夢はいっぱいつまっているバッグです。

シルクの糸で刺繍をほどこしてから、その上に一つ一つスパンコールとビーズを留めつけていきます。
花芯には私の好きなタイガーアイという半貴石を使っていますが、地味な色合いの中にも華やかさを失わないようにと考え、
大きめのスワロフスキーのストーンでボリュームアップを図りました。
そして最後は持つ方のイメージを重ね合わせて出来上がった作品です。

このブラウン系の色目は私が昔から好きな系統でよく使用しますが、
黒とはまた違った柔らかな女性の美しさを引き出す色合いではないかと思います。






この髪留めは和装でも洋装でもどちらでもいけるようにとご依頼を頂き作成したものです。
ブラックは和のテイストを盛り込み流水に花、ブラウンはペイズリーの柄に仕立てました。櫛の部分の飾りも手作りです。
いずれもバッグと同じ方からのご希望で、バッグと一緒に使われてもいいようにと考えたものです。



バッグ色々 ~ その1

2018-04-08 | ハンドクラフト
製作したバッグの数々の写真を整理していたら、ずっと昔に作ったこだわりのバッグがでてきましたのでご紹介します。





これは私が以前より憧れているお姉さまからのオーダーです。お仕事の関係でNew Yorkと東京を年に何度も往復されるようなお仕事をお持ちの方で、外見はすらっと長身で美しく、お洒落にこだわりのある、センスの良い素敵なマダムです。私もこんな女性になれたらなぁ~とお会いするたびに思います。 

そんな方からのご依頼の内容は、色はブラック、パーティー用の華やかもの。1つはセカンドバッグを、そしてもう1つは立食パーティーでお喋りしながらお食事を頂くことができるようにと、手提げタイプをとのご依頼でした。その方のお洒落に関する物の考え方を、カフェでお茶をしながらたくさん伺いイメージを決めていきました。上のバッグはシルクの糸で花の図柄を刺繍し、その上にたくさんのスパンコールを重ねて刺したものです。タッセルも手作りです。



そしてこちらは、黒のレース地を貼った上にビーズとスパンコールを刺して止めつけていったものです。いずれも黒のシルクサテン地です。
これらの裏生地にもこだわりをもって、やはりシルクでがらっとイメージを変えて、セカンドバッグはディープパープル、手提げタイプはペイルピンクにしました。

私がいつもバッグのオーダーをお受けするとき大切にしていることは、その方のイメージを崩さず、その方が持って歩いたらもっと素敵になるだろうなぁ、と想像できるものをお作りするよう心がけることです。決して派手ではないけれど、よく見ると地味じゃら(笑)、たとえばシンプルなコートの裏地が下に着ているブラウスの生地と共布であったりだとか、そういう方が好きです

愛すべきわんこ達~アニマルバッジ

2018-04-04 | ハンドクラフト

左から"M.Schnauzer", "Poodle", "Sheltie",
トップバッターのM.Schunauzerはわが子のTiffanyです。やはり一番贔屓目にかわいくなってしまったかも。


続いて"Bull Dog", "Shih-tzu", "Corgi"はサングラスできめています。 "Chihuahua"はcuteな感じが出ているかしら?

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そしてわんこのPaw と "Terrier"

この子達のサイズは直径約3cmほどで、ミクロのシードビーズで刺しました。とても小さいモチーフなので大変な作業です。
みんな、うちのわんこのお友達を想像して刺してみました。

この子達のバッジも間もなく注文受付けを開始する予定です。

ゴールドワーク ~海ものがたりのキャラクター達~

2018-04-03 | ハンドクラフト


夏も間近、空や海の色も次第に青さを増し、心弾む季節を迎えました。
目を閉じて耳を澄ましてみると、さざなみの音が聞こえてくるような....そんなイメージを膨らませながらこの小さなキャラクター達のブローチを作りました。私は水の透明感が好き、澄んだ海の底にきらきらと輝く宝石を見つけたように、思わず手にとりたくなりませんか?



私はいつもこのようにキャラクター達を2つ位取り合わせてジャケットの左胸上の方に高低差をつけて使ってみたり、1つだけTシャツの襟ぐりに少しだけかかるようにしています。


このキャラクター達のオーダーを、時期はまだ未定ですが近々始めようかと考えております。大きさは手のひらに入る小さなものです。全て一人で手作業のため、お時間を頂戴することになります。製作数には限りがございますので、どうかご了承ください。