漢アルパイ退団

　本日、「アルパイ契約解除」のリリースがオフィシャルから発表された。
実際、そろそろヤバイとは思っていたが、現実に浦和を離れるという事になると一抹の寂しさがある。

　熱く激しい好漢「アルパイ・オザラン」は、実に人間くさい選手である。
気性が激しく実直で真面目で、ある意味不器用な彼の人柄を浦和の人々は愛していたし、彼も浦和を愛してくれていたと感じている。
忘れる事が出来ない選手のひとりだ。

　であるが、彼はプロの選手であり、浦和もプロサッカークラブである。
クラブの判断に文句を言う積もりは毛頭ない。だが、彼の熱く激しいプレースタイルが認めてもらえない我が国のプロリーグ(レフリング基準）に疑問を持つ人間は少なくないと思う。
　
　元々、Jリーグ旗揚げに際し、世界を相手に対抗（W杯出場）しうる代表選手育成を主旨の一つに掲げていた筈である。が、彼の持つ世界基準のアグレッシブなプレースタイルを否定してしまう土壌の存在は、本末転倒とは言えまいか？

今後の移籍先などは分からないが、新天地での活躍を祈る。


オフィシャル発表
■05.06.30 [ アルパイ選手の契約解除について ]
浦和レッズでは２００４年7月より１年間在籍のＤＦアルパイ選手（３２歳）との契約を解除致しますので、お知らせ致します。
今後の動向等につきましては、別途お知らせ致します。
アルパイ選手のコメント
「今まで応援してくれて、本当にありがとう。サポーターからの声援は、とても力になっていたし、いつも身近な存在だと感じていた。いつも全力であなたたちの期待に応えられるようプレーしていた。浦和レッズでの思い出は、全ていいものだし、日本のサッカーも好きだった。また浦和に戻ってきたい。
ALL THE BEST FUTURE FOR URAWA REDS!」
＜浦和レッズでの出場記録＞
2004年7月～:Ｊリーグ１０試合、チャンピオンシップ２試合、ナビスコカップ５試合、天皇杯３試合
2005年～6月：Ｊリーグ３試合、ナビスコカップ４試合
通算出場：Ｊリーグ１３試合、チャンピオンシップ２試合、ナビスコカップ９試合、天皇杯３試合
※いずれの試合も得点はなし