Lightroom Classic(以下LrC)のSDカード読込が遅い問題。
昨日、アンチウイルスソフトを疑ったものの結果はシロだった。
先ほどのタスクマネージャーを改めて確認すると、
LrCのCPU・メモリ・ディスク負荷が高いものの
ディスクの処理速度が260.2MB/sもあり、
SDカードの読込速度90MB/sの約3倍であるのが気になる。
LrCで何らかのバックグラウンドが働いているのが
SDカード読込が遅い真の原因かもしれない。
SDカードとカードリーダー側のハードウェアが問題なのか、
それともLrC側のソフトウェアが問題なのか・・・。
問題点を絞り込むため、
今回はSDカードにある画像ファイルを
1.WindowsエクスプローラーでCドライブへローカルコピー
2.ローカルコピーしたデータをLrCで読込
この流れでテストを実施した。
Cドライブに二重で画像ファイルを持つことになる。
(LrCは読込む際、画像ファイルのExif情報から撮影日が異なるファイルをフォルダとして整理する。この機能はデフォルトで設定されている為、ひょっとしたら無効化することも出来るかもしれないが、実際その後の画像管理が非常に捗るので設定の変更は今のところ考えていない。)
Raw現像の後、画像ファイルはLrC上でフォルダごとNASへ移動しているので、Cドライブの容量不足を心配することは無い。だが、2回コピーをする為それぞれのデータ転送速度がボトルネックになる可能性がある。
まずは
『1.WindowsエクスプローラーでCドライブへローカルコピー』を実施。
その結果、26分でCドライブへのコピーが完了。
前回、CrystalDiskMarkでSDカードのベンチマークを実施した時
シーケンシャルリードは90MB/sの結果だったが、
実測値は50MB/sということになる。
続いて、
『2.ローカルコピーしたデータをLrCで読込』を実施
その前に、CドライブのSSDのベンチマークを行い
SDカードと同様に理論値と実測値を確認したい。
例によってCrystalDiskMark 8.0.4で確認すると、
シーケンシャルライト(Q1T1)で1116MB/s
つまり、一度SDカードからCドライブへデータコピーしてしまえば
まったく問題が無さそうな結果とわかる。
さすがはm.2 NMVeだ。
これでLrCでの読込は理論上71秒で完了するはず。
さて結果は・・・40分。
つまり、前回SDカードから直接LrCへ読込む時間と同じに。
もっと言えば、
1.のコピー時間で26分
2.のコピー時間で40分
トータルで66分と余計に時間が掛かってしまうことになる。
これで、SDカードの読込が遅い原因はハードウェアに問題があるのでは無く
LrCのソフトウェア側に問題があるとハッキリした。
ちなみにLrCで読込中のタスクマネージャーを見てみると
ディスクの性能が2桁MB/sしか出ていない。
また、LrCで読込中
2作業が実行されているのも気になる。
一つは読込作業として、あともう一つ・・・
プレビュー作成で時間が掛かっている?
プレビュー作成はCPU負荷で処理されると思っていたが
ディスク負荷としても影響があるということなのだろうか。
次回に続く。