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spacevision

電子シャッターで広がる世界

埼玉車連の承諾を頂き、加須で行われたタイムトライアルにて写真撮影。


基本的に無観客の競技会だが、ダメ元で車連へ連絡して良かった。

車連曰く、レースは普段立入禁止している利根川上流河川敷内首都圏氾濫区域堤防強化事業の工事用道路を使用しているため、そもそも観戦席は設けていない。このため、観客を入れて競技会となると、どうしても選手の設営箇所に人集りができてしまう。新型コロナ対策として大きなイベントのように健康状態チェックシートを全参加者に提出いただき、それを受け入れるだけのスタッフもいないことから、やむなく無観客としたようだ。
したがって、撮影許可を頂いたとはいえ私は選手との触れ合い無く、さらには会場設営場所(スタート/ゴール地点)にも足を踏み入れることはしなかった。草むらの中からレンズ越しに選手を見て楽しめればよいのだ。

また今回、車連から撮影するにあたっての注意点として、被写体と何らかの繋がりがあることと、SNSへの投稿は熟考の上行って欲しいこと等、かなり細かな要望があった。(過去に一体なにがあったのだろう)

なので、今回はAmazon Photosにアルバムは作成していない。
SNSへの投稿も加須TTに関してTweetしていた方に対し、写真付きでレスすることに留めている。(顔出ししていない方にはDMで送付も行った)



サイクルロードレースの写真撮影を趣味にして約半年が経った。
これまでにカメラ(Canon EOS R6)の機能を色々試してみたが、シャッター機能にだけは、デフォルトの電子先幕シャッターのまま使っていた。
電子先幕シャッターでも最大12枚/秒で撮影が可能であり、連射性能に不足を感じることは無かった。だが、どうしても機械的なシャッターは連射中にファインダー越しの映像として一瞬暗転し、対象物をしっかり枠内に捉えられなくなってしまう。

タイムトライアルはサイクルロードレースの中でも高い速度であるため、今回試しに電子シャッターへ変更してみたのだが、これがすごく良かった。

一瞬暗転が無いため、連射時に対象物を捕捉しつづけられる。
連射も20枚/秒に向上し、AI顔検出が抜群であることから、結果として良い写真が大量に生まれる。(デメリットとしてよく言われるローリングシャッター現象は、特に気になるほどではなかった。)

これは電子シャッターと関係ないが、AI顔検出の性能が良いことから起きてしまう現象に、目が認識できる薄い色のアイウェアの選手の顔にフォーカスされることがよくある。


(AIのお気に入り選手は、おっぺいさんらしい。)

今日のタイムトライアルレースは半日だったが、およそ4000枚も撮ってしまうほど、夢中になって撮影した。電子シャッター機能によって私の中でカメラの世界が広がる気がした。

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