栃木県での聖火リレー最後の区間は宇都宮。
夜19時を少し回った時間帯に華々しく行われた。
目当てはサイクルロードレース日本代表の増田選手だ。
聖火リレーは出走者こそ約1ヶ月前に発表されるのだが、誰がどのスロットを走るかは直前(それこそ1時間前)にならないと公表されない。これはおそらく現場で観客の密を避けるためだろう。だが、事前に公表されないとはいえ、増田選手に関しては、いくつかのヒントがあった。
まず、増田選手は宇都宮市の聖火リレー出走者唯一の日本代表選手であるため、もっとも映える場所で走ることが予想されること。そして、増田選手はサイクルロードレースの日本代表として、聖火をロードバイクに乗って次の人へつなぐ演出があること。
そう考えて、地図を見ると7番スロットが他のスロットの2倍の距離を走る設計になっている。増田選手がこのスロットを走るのは確定である。
1時間前になり、予定通り増田選手は二荒山神社からスタートと発表された。
そして、にぎやかな演出が始まる。
話題のコカ・コーラ
ぜひ宇都宮にも5Gを設置してほしいNTT
バスの質感が非常に高いトヨタ。
マイナースポーツへの強力な出資に定評ある日本生命。
賑やかだが、心なしか音量抑えめのような気がした。
そして、聖火ランナーの登場だ。
増田選手はどんな姿でやってくるのだろう。
白いジャージと白い靴は決まりだが、ロードバイクは?ヘルメットは?夜間走行だから、ライトも必要だし、ひょっとしたら片手走行NGなのかもしれない。
二荒山神社でトーチキスをしている増田選手が見えた。
さぁ、どんな聖火ランを魅せてくれるのか・・・。
・・・!
少しはにかみながら、爽やかな笑顔で駆け抜けていく。
他のランナーの倍の距離、400mもロードバイクならあっという間だった。