勤務先は昔ながらの製造業らしく、
毎朝八時半になるとラジオ体操をする。
ラジオ体操は実によく考えられていると思う。
体がとても軽くなり、頭がスッキリとする。
脳梗塞から復帰して1年以上経ったが
体の動きが完全に元に戻ったわけではない。
麻痺した左側の手足には今も違和感がある。
ラジオ体操はリハビリとしての目的もあるのだ。
最初の伸びの運動、腕を前から上へ。
健常な右側と同じ動きを左側が出来ているか確認するところから始まり
腕を振って脚を曲げ伸ばす運動、
腕を回す運動、
胸を反らす運動、
体を横に曲げる運動と、
腕と腰回りの体操が中心の運動が続くのだが、
終盤にある両脚で跳ぶ運動が最も難しい。
なんせ、リハビリでは行なわなかった運動だ。
両脚で跳ぶ運動を細分化すると、
1.地面を蹴って空中に跳ぶ
2.空中で体勢を維持する
3.首と膝を屈伸させるように着地の衝撃を緩和する
4.1に戻る
この繰り返しなのだ。
地面を蹴るのはまだ良い、空中で体制維持から難しい。
麻痺していた左側と健常な右側のバランスが重要なのだ
そして、着地する際も左側をかばうように健常な右側が頑張ってしまう。
話は変わるが
一昨日、幕張シクロクロスの観戦に行った。
シクロクロスの観戦はとても楽しい。
一日中、幕張海浜公園の中を歩き回った。
帰宅した時はヘトヘトで、
左足の親指の付け根にマメが出来ていた。
マメが出来たということは、左足に荷重が乗っているということである。
麻痺していた側の脚力が戻ってきたことに加え、
無意識に右足でかばうことが少なくなってきたということだ。
今日のラジオ体操での両脚で跳ぶ運動がとても綺麗に出来たことも
その証拠になるだろう。