カメラを購入し、ひたすらサイクルロードレースを追いかけて1年。
かなり写真が集まったので、先日宇都宮ブリッツェンのシーズンエンドパーティで選手へのプレゼントとしてお贈りしたのだが、意外と苦労したのが写真プリントである。
まずは自宅のプリンターで印刷をしたところ、どうしてもスジが入ってしまう。購入して7年経過した古いプリンターだから仕方ない。続いて近所の写真館へ向かい、スピードプリントをお願いしたところ、写真が白飛びしていて色に深みが無い。
シーズンエンドパーティ開始の時間が迫っていたが、評判の良いサトーカメラでプリント注文。1時間で仕上げていただいた。
納得の色合い。Lightroomの出力そのままだ。
どちらがサトーカメラかお分かりいただけるだろうか。
正解は左の写真だ、幕張シクロクロスでホールショットを決めた小坂選手の写真は立体的で奥行きを感じるし、JCLしおやクリテリウムの増田選手の写真はスピード感がある。
漢字で「写真」と書くだけに「真実を写す」という意味に捉えられるが、英語のPhotographの語源はギリシャ語の「光を描く」である。カメラで撮影し、そのRaw画像をLightroomで編集、最終的に紙へプリントして初めて写真になるんだと思う。
あの日、私が見た光景。頭の中の記憶を頼りに、紙の上で光を描いて再現する。その真実は私しかわからないことだ。あの場に居た人それぞれが見た光景は、それぞれの真実なのだ。真実は一つではなく人それぞれで良いと思う。(名探偵コナンに怒られそうだが)