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spacevision

脳梗塞になりまして。

気持ちが落ち着き、
なんとなく光が見えてきたので。

あれは4月5日の夜のこと。
前回のこのブログを書いている時から、なんだか左手の握力が弱い感じがあり、例えると『風呂の床をブラシでしっかり擦った後の腕』のような、なんともいえない脱力感。

リビングでくつろいでいると、今度は左足が動かしにくく、特に膝から下が重く感じました。
日中のサイクリングで疲れたのかもしれず、早めに就寝するものの、布団で横になっても変に脈拍が高く寝付けず。

ここで嫌な予感がしたので妻に夜間急病センターへ電話。やはりセンターからは脳梗塞の疑いがあり救急車で搬送を勧められたため、119番。

すぐに救急車がやってきて、自宅を長男に任せて妻と二人で乗り込み、「なんだか大袈裟なことになったなー」とか「救急サイレンが鳴り響いてご近所に恥ずかしいなー」とか苦笑いしつつ、受け入れ先の病院へ到着。

着いてすぐMRIと血液検査を行い、その結果、脳梗塞が判明。

アテローム性動脈硬化症による脳梗塞。

そこで妻と別れ、直ちに入院。

絶対安静。

まさか…この年で?!
ショックで頭の中がぐるぐるして眠れぬ夜を過ごしました。

どうか夢であることを願ったけれど、翌朝には私の左上下肢(左半身)は完全に麻痺していて、もう自分の意志では全く動かすことが出来ませんでした。

ただただ絶望。

こんな体で今後生きていくんだったら
もう死のう。

朝からそんなことを考えていました。

そんなところへ元気なリハビリ士がやってきて、「直ぐに動くようになるから、とにかく動かしてみましょう!」と私を励ますようにリハビリ開始。

そして、少し動いた足の脚。

ロードバイクに乗っていたおかげで、私にはまだ筋肉が残っている。
「壊死した脳細胞が持っていた体の動かし方を再構築すればいい。」

私の好きな自転車選手のひとり、チームUKYOの吉岡直哉選手が大怪我から懸命に復帰を目指しているように私も頑張ろう。

そして今日まで約2週間が経過。
現在、下肢は杖をついての歩行まで、上肢は腕を上げられるまでに回復。

現代医学とリハビリの素晴らしさに感謝して、また自転車に乗れるように頑張ります。


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