生き物ウォッチングが好き

野鳥、獣、虫、クジラ・イルカ、その他身近な生き物等の観察日記です。テリトリーは、概ね仙台市周辺です。

【続】ハクとセグロセキレイの共存関係は?

2020-07-11 15:52:09 | 野鳥
本日は午前中所用があり、それが済んでから毎度の里山に行ってみた。ここの里山、セキレイ類はセグロセキレイ、キセキレイ、そしてハクセキレイの3種がいる。中でも幅を効かせているのはセグロセキレイ、次はキセキレイ、一番肩身が狭いのがハクセキレイに見える、今日はセグロとキセキレイの2種を観察。セグロセキレイとハクセキレイの共存について、以前、以下のような記事を書いた。

ハクとセグロセキレイの共存関係は?(2012-07-19)
セグセキとハクセキ共存する公園(2015-11-08)

棲息域はハクセキレイがダントツでどこにでもいる、以前よりセグロセキレイが駆逐されたのかと思っていたが、上記記事に書いた通りセグロのほうが力は強いらしい。

最近、頻繁にお世話になっているバードリサーチのニュースレターの人気コーナー「生態図鑑」を見ていたら、サンプルにハクセキレイがあり。それを読むと、セグロセキレイとハクセキレイはそもそもは生息域を分けていたとか。簡単にいうと、セグロセキレイがいない人工的な場所に北からハクセキレイが進出してきたとのこと。うまく定着しセグロセキレイの生息域まで浸出をしたが、繁殖期のズレがあり共存(セグロが早く、ハクが遅い)。またセグロセキレイが減ってハクセキレイが増えたところは、駆逐したというより開発は進む、セグロの生息のは適さなくなりハクが進出という図式らしい。

以上より、この里山、セグロセキレイが幅を効かせているのは、まだまだ環境がよくハクセキレイが入って来ずらいのではないかと思われる。
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