tokyo.sora

坂、建物、映画を中心に書いていくブログです。

『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』

2013-08-01 12:43:58 | BOOK
買ってから、ちょっと経ってしまいましたが、やっと読み終わりました。



あらすじは、
名古屋の公立高校を卒業し、東京の工科大学に進んだ多崎つくるは、東京の鉄道会社に就職し、駅舎を設計管理する仕事をしている。年上のガールフレンド旅行代理店勤務の木元沙羅に高校時代に仲良し5人組を形成していた4人か ら、大学2年生のときに突如、理由も告げられないまま絶交を言い渡されたこと打ち明けた。
そして、つくるは沙羅の後押しもあって、高校時代の友人アカ、アオ、シロ、クロを訪ねることになる。

実は、村上春樹は『スプートニクの恋人』、『アフターダーク』と3作目。
なぜか、たまに読みたくなるのが村上春樹。
ということで、読んでみたけど全2作以上に謎のままで終わっている。だからと言って、思った以上に消化不良という感じにはならず、余韻を楽しめる感じ。いつも、読んで思うけどこのさじ加減が絶妙だと思います。
最初は、意味不明なタイトルも読んでいくうちに納得です。
だからといって、毎回新作を買いたいほどではないで。たまに読むからいいのかなあ~。


よかったと思ったら、クリックお願いします。
人気ブログランキングへ←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』

2013-05-10 02:06:49 | BOOK
エンジェルフライト 国際霊柩送還士""
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (佐々涼子/集英社)

あらすじは、
国際霊柩送還士という仕事を行っているエアーハウスインターナショナルにまつわる人々を描いたノンフィクション。

この本の存在は、去年から知っていました。
読むきっかけとなったのは、今年初めに起きた日揮の社員が犠牲となったアルジェリア人質拘束事件、グアムでの無差殺傷事件と海外で日本人が亡くなる事件が立て続けにおき、その時にこの本の存在を思い出したことです。
国際霊柩送還士とは、海外で亡くなった日本人の遺骨や遺体を日本に搬送し、日本で亡くなった外国人の遺骨や遺体を祖国へ送り届けるというのが主な業務である。
この本では、実際にどのようにして、異国の地から遺体を運んできて、遺族に帰してあげるのか(または、日本からどうやって祖国の地にいる遺族に帰してあげる)ということを、書いてあり、どういう心情で国際霊柩送還士という仕事をしているのかということを取材して書いてある。
こんなにも国境を越えて、遺体を運ぶことが大変だと思いませんでした。一人一人は、亡くなった状況が違うし、遺体の対応も違ってくる。それでも、エアーハウスの人々は遺族にとって唯一の遺体のために、誠心誠意対応する。読めば読むほど、ただ頭が下がる思いでした。
海外で事件が起きるたびに、エアーハウスのことが思い出されます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
エアーハウスインターナショナル http://www.airhearse.com


よかったと思ったら、クリックお願いします。
人気ブログランキングへ←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])

『真綿荘の住人たち』

2013-01-29 10:43:44 | BOOK
真綿荘のじゅうにんたち
真綿荘の住人たち 島本理生/文芸春秋
あらすじは、
大和葉介は、大学進学のために北海道から上京してきた。母のつてで真綿荘に下宿することになった。
真綿荘には、事務員の椿さん、大学生の鯨ちゃん、大家の綿貫さん、大家さんの内縁の夫の晴雨さんが住んでいました。それぞれが悩みながら一つ屋根の下で暮らしている。

久々のブックレビューで、これまた久しぶりの島本理生。
過去には、『リトル・バイ・リトル』、『ナラタージュ』『大きな熊が来る前に、おやすみ』、『クローバー』、『君が降る日』と6作目。
6編からなるんだけど、それぞれ別の視点から書かれているのでちょっと戸惑いました。特に5編目は急に過去に遡るので・・・。
そして、ラストの綿貫さんと晴雨さんの関係は、結婚という他人同士の関係ではなく、親子という強固な身内の関係にすることによって、一生一緒にいることが大事なんだあなと思いながらも、ホントのところはよくわからないと思ったのが素直な感想です。


よかったと思ったら、クリックお願いします。
人気ブログランキングへ←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])

スリバチ本。

2012-03-06 20:29:55 | BOOK
凸凹を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩
凸凹を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩(著/皆川典久 発行/洋泉社)

高低差マニアに大好評(?)のスリバチ本。一時、売り切れた店もありました。
ここでいう、スリバチとは谷に囲まれた窪地のこと。
おいらの研究対象の坂もスリバチに関連があるので、大いに参考になります。
谷底には川が流れ、そこに向かうために道が出来、それが坂となり、やがてその坂に名前が付く。
おいらは、坂は線として捉えているけど、スリバチは面。
なかなか、興味深い本です。


よかったと思ったら、クリックお願いします。
人気ブログランキングへ←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])

そそる、非常階段。

2011-07-02 13:02:48 | BOOK
ワンダーJAPAN18号
魅力的な雑誌『ワンダーJAPAN』18号

IMG_2163.JPG
特集の『不思議な建築100』も普通にいいが、それ以上にそそられたのがミニ特集『誘惑する非常階段』、ホントに誘惑されています。

IMG_2158.JPG
デザイン的にまとまっているものとか。

IMG_2161.JPG
下りるのに躊躇するようなものとか。
まあ、こうやって非常階段を見ると、色んなものがあるなあと思います。
非常階段だけ、撮るのも悪くないかも。
かなり誘惑されています。




よかったと思ったら、クリックお願いします。
人気ブログランキングへ←人気ブログランキングへ(日記・雑談 [その他])