長いと思っていた9日間の年末年始のお休みも今日で終り。
憂鬱な気分になるかと思っていましたが、そうでもありません。
朝から洗濯、掃除、一週間分の食材の買出しと、いつもどおりの日曜日を過ごしていると、不思議に気持ちが落ち着きます。
日常の雑事をきちんとこなすということが、人間の心理に与える影響は大きいようで、自然と心が日常モードに切り替わっていったようです。
行動が心を変える、ということでしょうか。
認知行動療法の基本でしょうねぇ。
私は認知行動療法や、それと似た日本発祥の森田療法を学んだことがあります。
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認知行動療法実践レッスン―エキスパートに学ぶ12の極意 |
神村 栄一 | |
金剛出版 |
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森田療法入門―心の重荷を取り除き、ほんとうの自分を取り戻す法 (ゴマブックス) |
長谷川 和夫 | |
ごま書房 |
私にはあまり合っていなかったのか、自然と止めてしまいましたが、心の奥底に、そういった物の考え方が残っていたようです。
記憶というのは不思議なものですね。
私は様々な治療法を試しましたが、結局薬物療法及び休養が一番効いたと思っています。
これは現代精神医学の精華と呼ぶべきでしょうね。
しかし、なかには薬を飲むことを極端に嫌がったり、甚だしきにいたっては、罪悪感を覚える人がいることは知っています。
そういう考え方は、精神障害者自らが精神障害を差別しているようなもので、精神障害も脳という体の一部に変調をきたしただけで、身体の病気と変わらないことを、よくよく自覚すべきでしょう。
もっとも、本を読んで自力で治すことが出来れば、お金はかからないし、それはそれで結構なことです。
でもそれは、よほど軽い場合に限られるんじゃないでしょうかねぇ。
しんどかったら、じゃんじゃん薬を飲めば良いのです。
現代の精神病薬は、安全なものがほとんどですから。