CS放送(スーパー・テレビ)で放映しています。
このシーズン1の12話「守秘義務」という番組の再放送を見ました。
食料品チェーン経営の黒人男性が略取される事件が発生。
被疑者が逮捕されましたが、被害者は死んでいるものと推定されるものの、遺体が見つかりません。
被告人の弁護を担当するのは主人公の検察官アナベスの法科時代の友人、エリックという男。
被告人から聞いた話から訪れた場所で、エリックはある衝撃の事実を知ってしまうのです。
食料品チェーン経営の黒人男性の死体だけでなく複数の黒人が拷問を受けて殺されていたのです。
衝撃を受けるエリックですが、依頼人との間に守秘義務があるため事実を明かせません。
しかし最近、他に被疑者の仲間によって誘拐された人がいて、生きている可能性があります。
その守秘義務の内容を知ったアナベスはエリックに守秘義務など捨てて本当のことを公表し、現在殺されかけている人を救うべきとエリックを説得します。
しかしエリックは人命よりも弁護士としての仕事(掟・法律上の義務)を重視します。
最終的にはエリックは良心の声を聞き、真実を話して誘拐された人は危機一髪で助かったのですが、本当におかしなことです。
人命よりも人間が作った法を重視するということが正しいと弁護士は思っていたのですから、アナベスの説得がなかったら人命が失われたのです。
裁判官も、守秘義務を解いて真実を話した弁護士に対して、それは普通のことでない、後悔しないかみたいなことを言うのですから呆れてしまいます。
法の世界というのはこの程度なのです。
民主党の元代表小沢さんの強制起訴が決まって、担当の検察官がテレビで言いました。
「小沢一郎氏を有罪にできるよう頑張りたい」と。
これっておかしくないですか?
確かに、普通はおかしくないのです。
検事が被疑者を有罪にしようというのは当たり前のことと誰も疑いませんから。
でも、ユートピアに行きたい人はこれを聞いて直ぐにおかしいと思わなければなりません。
人を有罪にすることの前に真実を暴かなければいけないのです。
しかしこの検事は事実の探究は後回しで、小沢氏を有罪にすることしか頭にないのです。
小沢氏が有罪であるという証拠は全く無いのに、この検事はそれを掴んでいるとでも言うのでしょうか。
そうではない筈です。
これでは真実とは関係なく、弁護士と検事の腕の良いほうが勝つという、弱肉強食の世界に過ぎないのです。
この法曹界の世界の有り方の歪みを現代に生きる人たちは全く気づいていません。
推定無罪ということすら全く無視されて、小沢さんは犯罪者扱いです。
今日は目的が別ですので詳しく書きませんが、小沢さんへの疑いは殆ど全部晴れているのです。
どっから見ても法に触れることはしていないし、完全に無罪なのです。
小沢さんは日本がアメリカの僕であることから脱却させたいと思い、官僚の手から政治を戻したいと願い、記者クラブ制度を無くしてすべてのジャーへナリストを公平に開かれた記者会見に参加させることを宣言しています。
またテレビの放映枠利権なども取っ払うということが彼の言動からも予測され、マスコミにとっては小沢氏の存在自体が死活問題です。
無罪だろうがともかく抹殺しなければと躍起なのです。
小沢さんに有利な真実をまったく報ぜず、世間をミスリードしています。
中国寄りになることもありません。これもマスコミのミスリードです。
さて、話を戻しますが、
先に上げたテレビドラマの主人公のアナベスは正義感の強い検察官です。
真実を曲げてまで相手を落とし込もうとはしない検察官なのです(ブラックカイマーのプロデュースにしてはCSIシリーズなどと比べて遥かに繊細で、人の心理がよく描かれていて、私がいま一番お気に入りのドラマです)。
しかし実際にこのような検事がいたら、日本では生き残れないでしょう。
法曹界は弱肉強食で真実の解明よりクライアントの利益が重視されています。
「政治とは自国の利益を優先すること」と言うのと同じです。
自分だけ良ければ良いというエゴが、最高裁まで充満している世界の法則です。
宇宙の高次の法則には全く当てはまりません。
2月28日の深夜1時半に「ライアーライアー」がWOWOWで放映されます。
私が今日ここで述べたことを意識してこの映画を見るととても面白いです。
法曹界とて嘘ありきの世界ということが良く判ります。
ここをクリックして左のバーの下方第8章の「ライアーライアー」をクリックすると、私の解説があります。
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