朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

トトとの出会い

2012-08-12 22:29:22 | 日記
トトと出会ったのはある冬の日曜日でした。

朝方に悲惨な事故があり、悲しい忙しさの仕事を終えて、あ、今日会いに行こうと思い立ちました。もともと中型のインコを飼おうと準備は万端でした。妹も行くというので一緒に上野のこんぱまるに行きました。

一応、ホームページでヒインコはどうだろうかと考えながら行きました。オカメインコより大きいインコを飼うのが初めてだったので悲しみをふっきり、一路お店へ向かいました。

妹は初めてのこんぱまるだったのであまりの鳥さんたちの多さにびっくりしたようでした。さっそくヒインコを見に行くとあんまり調子が良くなさそうでした。後から聞いたのですが溶いたネクターからドライネクターに切り替え中でケージの隅ですねていたのでした。

ウロコはどうかな、と見ているとぱっとトトに目がとまりました。目立たない角のケージでこっちを見ている・・・。第一印象はきれいだな。ケージから出してもらうと私にくっついて離れません。他のお客さんが触ろうとすると威嚇します。そしてべったり。もうこの子しかいないと思い、いっしょにおもちゃも選んで下さいな。

・・・そこでハイブリッドコニュアという種類と初めて知りました。種類にこだわってなかったのです。

トトという名前もすでに事前決定済み。はまっていた古代エジプトの知恵の神様です。店員さんにもう名前決まってると笑われました。

そうして我が家に来たトト。ハイブリッドの功罪など考えなしに買ってきた私。二人の日々が始まりました。初めて鳥さんにしつけをし、芸を教え、私は沢山の経験を積むことができました。トトは賢く芸などはすぐさま覚えてくれました。

楽しくなった帰り道。でもそこはあの日の事故現場・・・初めは花が供えてあったのに、枯れると忘れ去られてしまったのか、黒いバケツだけ残り、やがてそれもどこかへ吹き飛び何もなくなった・・・何も関係なかった、仕事だけのことなのに、毎回複雑で悲しくなるのに家族は?友人は?・・・忘れることも大事なことだと思うけれど忘れないことも大事なんじゃないかと・・・。

トトとの出会いのあの日はよく晴れた日。せめて私だけは忘れない。そして幸せに生きていきたい。トトが私を選んでくれたのだから。
・・・ちなみにトトは店間移動で商談中だったのが商談が外れてたまたま私と出会ったんです。すごいですよね。数日違ったらあえませんでした。運命の子です。