塾の保護者会で講師から
「親御様は学習計画を立てて、お子様のサポートをして下さい」
そう説明があった
親は計画を立てつつ、伴走者となることらしい
毎朝、毎夕
源次郎は宿題を順調にこないしていった
テスト結果は安定して
そこそこいい成績だった
学年が上がるたびに難易度が飛躍的に上がっていく
思考力、応用力が必要な内容へ変っていく
塾の生徒数も年々
倍、さらに倍と増えていった
要するに
「難しくなり、敵が増える」=「偏差値も上がりにくく」なっていく...
落ちていくのは容易いのだけど...
同じ小学校の受験しない友達は
小学1、2年でゲーム機(任天堂スイッチやSONYプレステ)を
小学3、4年でスマートフォンを
所有する子が増えていった
源次郎の目には
「みんな自由で楽しそうだな...」
と見えていたことだろう
我が家にゲーム機は無かったし
スマホを持たせることもしなかった
源次郎のストレスは溜まっていった