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誰の上にも青い空

たからもの(中学校卒業〜2024年3月)

3月12日の火曜日は大雨でした。

午前中は登校できる子達の卒業式があり

14:00からは不登校の子達の第二卒業式がありました。




出席した生徒は10名ほど。

校長先生が卒業証書を読み上げて

一人ひとり壇上へ上がり卒業証書を賜ります。




中には起立できない子もいて

校長先生が自ら生徒のもとへ行き

卒業証書を手渡します。




校長先生からの言葉で印象的だったのは

「皆様の義務教育が終了になります。これからの道は自由です。

皆様のご自分の意思で歩んでください」という事。




わずかの生徒と父兄、3年生の担任教師と校長、教頭のみ。

広い体育館はとても静か。

雨音が天井を響かせています。





その後、教室へ移動し担任から色紙等を渡されました。

担任は1年生と3年生でお世話になり、感謝に絶えません。

同じクラスに源次郎の他にもう一人の生徒がいました。




小学生の頃、帰り道が同じだった子でした。

源次郎から声をかけていました。

その子は最初は表情が硬かったものの会話をしてくれました。





どこのクラスにも2〜3人の不登校の子がいるのは

今の世の中、普通みたいだ。

こうして静かで特別な卒業式もいいものだと思う。




帰りも大雨。

校門の前で源次郎の写真を撮った。

源次郎は花を持ち、傘を下ろした。




雨に打たれながらの卒業写真となった。

結局のところ、源次郎は恵まれているんだよなぁ...

そんなことを思った。





帰宅し友達に「今、帰ったぁ!」と連絡をしたら

7人もの卒業生男子が我が家へやってきました。

源次郎も含めて計8人...ヤバイほどに、やかましい(^_^)





1時間ほど我が家で騒いだあと、パーティーに行くことになったようで

「オトー、オカー、これからサイゼに行ってくる」

サイゼリアかぁ〜、いい思い出になりそうだ。





サイゼリアではかなり盛り上がったらしく

「イキり過ぎて店員に注意された。マジギレされた」と言っていた。

うるさい8人男子だろ...他の客の迷惑...予想通りだ(笑)




この仲良し中学生8人の進学先は全員違う高校だ。

全員が小中一緒だったし、中には保育園から一緒の子もいる。

数週間後にはそれぞれ大きな一歩を踏み出すことになる。感慨深い。





小5から中3までの不登校も終わる...はず??

春から毎日通えるのかな?

どうしても心配してしまうし、不安である。




でも、そんな顔は見せずに

これまで通り、お気楽な親のフリ(?)して接して行こう。





普通に高校へ通えますように...


コメント一覧

tochika
@uparin uparinさん、コメントありがとうございます。
不登校の源次郎の場合、小学校の卒業式は校長室で1対1で卒業証書を渡されたのですが、中学校は不登校の生徒のみの式を行なってくれました。これも時代の変化なのでしょうね。

教室に帰った際に、一人いた子に声をかけたのは正直偉いなぁ...なんて思いました。私が思っているほど引っ込み思案ではない様です。
さらに友達も多く、私とは正反対の性格みたいで少し安心(?)しています。

学生時代の山友、社会人になってから友人を作ることが出来なかった私には、とても有り難くて貴重な存在です。
プライベートを思い切り話せるのは学生の頃の友達か、ブログ友だけですね。
どちらも大切な宝です(^_^)
uparin
とちかさん
遅くなりましたが、源次郎君ご卒業おめでとうございます。
今は不登校の子が増えたので、不登校の生徒だけの卒業式をやってもらえるんですね。
源次郎君はお友達がたくさんいていいですね。他の不登校の子に自分から声をかけるなんて素晴らしいです。

とちかさんも久々に学生時代のご友人と会えてよかったですね。
学生時代の友は宝ですね(^^)
tochika
@makkoro88 まっころさん、コメントありがとうございます。
サイゼリアでは調子に乗っていたことでしょうね。
この仲間が揃って騒げるのも最後かも知れません。
公衆の面前で注意されるのもいい経験です。

まっころさんの息子くんはシャッターを下ろしているのですね。
誘われても会いたくない...そんな心境なのでしょうね。

源次郎も高校で新たな仲間を作れるかどうか。
私が不器用なので、大丈夫か?と思ってしまいます。

ですが、私より源次郎の方が何倍も社交性があるのは実感するところです。
何とかなるさぁ〜って思うようにして、見守りたいと思います(^_^)
makkoro88
こんにちは。
源次郎くんご卒業おめでとうございます。
店員さんに叱られるくらいお友達と盛り上がったんですね~~
( *´艸`)
羨ましいです。

うちの息子もたくさんの友人に恵まれているはずですが、
結局本人がシャッターを下ろしてしまってるので。

・・・息子と同学年の子はここで学卒業です。
ママ友のインスタやFacebookでそのような投稿を見て少々しんどいですwww

>これまで通り、お気楽な親のフリ(?)して接して行こう。
ですです!
心配は尽きませんが、日々に感謝しながら見守りましょう!
源次郎くんなら高校でさらにお友達を増やすのではないでしょうか😆
tochika
Leiさん、コメントありがとうございます。
雨の卒業式でした。でも静かでしんみりと感動を味わえました。
3月に入ってから天候が安定しませんね。
雨の日が増えたし、ここのところ2月よりも寒いような...。

息子くんの卒業式が迫っていますね。
多くの友達と写真を撮り合えるといいですね。

源次郎は写真に関心が無くて、全然撮らないのですよ。
15歳の友達と一緒にいられるのは今しかないのに...。

親はずっと心配。
ホント、その通りですね。

来月になって毎日高校に通えるのだろうか。
これは高校卒業(あるいは退学?)するまで続くのでしょうね。
先は長そうです(^_^)
Lei
源次郎くん、ご卒業おめでとうございます!雨は、残念でしたね💧週末の息子の卒業式も天気が怪しくなってきました。晴れで暖かくなる予報が、☔️マークに変わってました。
午後に不登校の子達だけの卒業式があったのですね。今は、クラスに数人とどこの学校も多くなってるみたいですね。
それにしても源次郎くんは、本当に友達に恵まれていて羨ましいです。息子は、卒業式には、沢山のお友達と写真を撮ったり、わいわいしたいみたいだけど、実現するか不安です。万が一、誰ともいられない姿を見てしまったら、、と思うと、辛くなります。どうなるかは息子次第ですよね。
親は、ずっと心配ですが、見守るしかないんですよね。1番難しい事ですけど、うちは今年20歳ですからね。頑張れるか、諦めるか、息子次第なんですよね。
tochika
@rin082209221107 りんさん、コメントありがとうございます。
大雨の卒業式でした。これはこれで忘れられない思い出となりました。
小中学校は義務教育なので卒業までは誰でもたどり着くことが出来るのですよね。
今後はどうなることやら。
再び不登校になる可能性もあるし、義務教育とは違い、留年や退学ということも充分に起こりうることですね。

友達はみんな不思議なくらいに違う高校へ行くことになります。
県立、私立、県内、都内、通信、単位制など実に多様な方向へ向かっていきます。
現代っ子はネット社会のおかげで、いつでもどこでも繋がることが可能ですね。学校が違うことは大きな障壁にはならないのかも知れませんね。

今日も昼間は友達が3人遊びにきて、夜はオンラインゲーム三昧。
ホント、源次郎はいろいろと恵まれていますよ〜。親の私も羨ましい♪
それに気が付いてくれれば、今という時間をもっと大切にしてくれると思うのですけどね〜(^_^)
rin082209221107
ご卒業おめでとうございます㊗️
あいにくの雨の卒業式だったのですね~。
校長先生のお言葉の通り、
義務教育が終わり、自由になってるようですね。
ウチの三男も.義務教育が終わったときは、ホッとした様子だったのを思い出しました。
源次郎くんのお友達は、みんな進路が違うのですね。
いろんな選択肢があるのよね。やっぱり、都会ですね。
それでも、これからも みんな ずっと仲良くしていけそうですね~。羨ましい。
源次郎くんは、お友達に恵まれてますね。
tochika
おまけです。


先日、1年ぶりに学生時代の山友達に会いました。

彼は名古屋在住で東京出張。

帰りの新幹線の都合もあり

毎回、東京駅近くの個室居酒屋で二人飲み会をしています。


今回の話題はお互いの息子の卒業話。

彼の一人息子は大学卒業、ウチの一人息子は中学卒業。


彼(以下Sくん)はご子息にお怒りの様子。

「とちかさん〜、聞いてくださいよ〜!ウチの息子は...」

Sくんのご子息は本来ならば1年前に卒業だったが

留年してしまい、この春卒業になっていた。


しかし、正式に卒業はであるのだが

ある単位をどうしても取得する事ができず

(その科目はどうしても合格できなかった)

臨床検査技師の国家試験の受験資格を

認められないままの卒業となり

内定していた就職は破談となった。

ご子息は大学院への進学を決めた。


Sくん夫婦ともに臨床検査技師である。

「アイツはやる気もないのに両親が検査技師だからというだけで

なんとなく医療系の大学に行ったんですよ。

やる気があれば単位取れるでしょう!!

甘っちょろいんですよ!!」


「中高一貫の私学へ入れて金使ったのに

1年浪人して私大行って、さらに1年留年して

終いには国試受験不可、就職破談ですよ!!」


「ボク(Sくん)はもう授業料払わんことにしました。

そんなならおかぁちゃん(奥様)にお願いしろ!!

なので大学院の授業料は妻が全額持ちです...」


Sくんがジョッキを空けるペースは早かった。


ほぼ源次郎の話題は出来なくなった(笑)

なんだか我が家の未来を見ているようでもある。


「とちかさん、来年になったら山登りしましょうよ。

最近、少しずつ日帰り低山で鍛え始めたのですよ」

数少ない前向きな話題だ。


私「いいよ。来年ね。オレも鍛えないと...」


という感じで、最後には登山の話題で盛り上がり

Sくんは21:00過ぎの東京駅発の新幹線で帰って行った。


帰宅後、源次郎に聞いてみると

源「放射線技師と看護師にはなりたくないから〜!!」

この感じだと医療系には進むことはなさそうだ。

悲しいような、安心のような...(^_^)
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