弟(三男)は
時々しか会わないボク(次男)とは
会話をしてくれた
兄(長男)とは違って
発症する前に仲が良かったからかも知れない
いつも不思議な物語を聞かせてくれた
しかし...
両親への暴力が一層ひどくなったため
ボクは病院へ電話をせざるを得なくなった
実は母親は
弟の暴力を主治医に伝えていなかったのだ
これは親心なのだろうか
最も献身的に面倒をみたのは母だった
電話すると、すぐに入院をすることになった
措置入院というらしい
大暴れし、叫ぶ弟を車に押し込み
病院へ連れて行った
とても暑い夏の日だったのを覚えている
そして
その暑い夏に...母は亡くなった...