久しぶりに弟に関する記事です。
堅苦しい話から...
10月は2度、父親から呼ばれ千葉の実家に行きました。
それは弟の精神障害者入院医療費の補助金の事です。
父親は耳が遠いことや年齢的にも(聞く気が無い?理解力が乏しい?)
ケースワーカーさんの説明が理解できないから私に来て欲しいという。
現在は①「〇〇市精神障害者入院医療費助成制度」により、毎月16000円が補助されています。
今回新たに②「〇〇市重度心身障害者医療費助成受給資格認定」という制度が施行されたので
こちら②のほうが補助額が大きいので申請してみてはどうか?という話でした。
たしかに制度の名称が長すぎて覚えられない
それだけで訳わからなくなる→父には大変だ。
②を申請して認定されると入院費用のうち
医療費負担分(保険診療分)が自己負担額、1日当たり300円になるという。
1ヵ月当たり300×30=9000円分の負担で済みます。
①と②は併用は不可で
②が認可されたら②に固定されるという。
不認可の場合は①のまま。
①は毎月病院窓口で支払いをした後に
市役所へ行き「病院が発行した領収書」と「申請書」を提出して
銀行口座へ後払いで振込まれる。
(毎月役所へ申請→翌月口座入金→面倒)
②は毎月病院窓口で支払いの段階で割引される。
(認可→毎年自動更新→簡単)
※ぶっちゃけ、弟の入院費1ヶ月およそ90000円
(お小遣い含む=ジュース代等)ほど病院へ支払いしています。
そのうち医療費分(保険診療適用分)は
およそ半分弱の44400円(不思議と毎月同額)です。
入院費は保険診療適用外の負担(45600円)も大きく
こちらは補助対象になりません。
※とちかは時々ぶっちゃける
→その方が現実的で参考になる方がいるかも知れませんので。
①のまま→44400-16000=28400円
(保険診療適用外分を含めて計74000円の支払い)
②が認定→300×30日分=9000円となる
(保険診療適用外分を含めて計54600円の支払い)
1ヵ月当たりの支払額の差が約2万円も違うのでとても大きい。
重度の統合失調症の弟は、生涯入院し続ける可能性が大きいため
②が認定されて欲しいのが家族の願いです。
但し、制度には制約があり
(A)世帯の納税額(年収)によって認定の可否が関わってきます。
(実家では兄だけ収入があって、父と弟は扶養家族となっている)
(B)さらに、この医療費(保険診療適用分)44400円が
高額療養費と認められる金額かどうかでも変わってくるという。
兄と一緒に〇〇市役所に行って、相談してみたら
「兄の納税証明書では規定額を超えているのですが・・・申請できますか?」
「医療費が44400円なのですが高額療養費に含まれますか?」
と聞いても
「え~っと、ん~っと・・この場ではお答えできません。
まず申請をなさって下さい。
審査に1ヶ月ほどかかります。
結果を郵送で送りますのでお待ちください」とのことでした。
う~む。さすがお役所だ。
障害福祉課の担当者であっても
この場ではよく分からんから1ヶ月時間をくれ...
とりあえず申請書を提出しただけで終わりました。
1ヶ月後(今月末)にどうなっていることやら...
認定されますように...と祈るばかりです。
コロナの影響で久しぶりに弟との面会です。
(父は面会制限解除後に数回来たらしい)
「よう、トチゾー!(仮名)元気にしてた?」
トチゾーは非常に小さな声で「う...ん...」
「朝ごはん何食べたの?」
トチゾー「う...ん...た..べ..た..」
「美味しかった?」
トチゾー「う...ん...た..べ..ま..し..た..」
私の声や顔よりも
弟には「幻聴が強く聞こえ、妄想や幻覚が目に映る」ので
面会時はいつもこのような会話です。
トチゾーは面会室に長居することが出来ません。
幻聴や妄想・幻覚が強いために数分でそわそわしてきます。
「じゃぁ、また来るね!」と言うと
トチゾーは無言で面会室を出て、病棟内をウロウロしていきます。
これからもオレは、お前に会いに何度でも来るからな...
顔色は以前と同じで悪くなかった、変化なし。
今年の上旬以来の面会でした。