源次郎は
夫婦で不妊治療を2年ほど続けてやっと授かった子どもだ
治療費は高額で、合計200万円ぐらいかかったと思う
初めての診察時
医師から説教をくらった
「結婚して2年経って子どもが出来ない、
その時点で受診しないと!
今まで何をしていたのですか!」
この時、すでに結婚10年を超えていた
ボクはその時、とても頭にきた
患者って「お客様」だろ!
説教くらわすって何様だ!...と心の中で呟いた
だけど
源次郎を授かった瞬間思った
説教された通りだったんだ
ボクはなんにも分かっていなかった
「子宝」って言う通り
ホントにたからものだ...
結婚2年目ぐらいで
この喜びを感じることが出来たのなら...
ボクのその後は変わっていたのかもしれない
少なくともボクの亡き母親に
「孫の顔」を見せることが出来たはずだった
統合失調症の弟のことで、疲弊していた母に
希望を与えることが出来たと思う
医師に説教されて良かったんだ
感謝しきれない...
補足
源次郎は昨日も小学校を休んでしまった
今月5度目の不登校だ
しかも
一人で留守中に
担任の先生から心配する電話が来たのに
源次郎はゲームに夢中で着信に気づかず
留守電に入っていたのを
仕事から帰宅したボクが気が付いた...アフォッ!