TOアクティDattaのブログ

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バックアップって(1)

2010-04-26 14:57:47 | IT・LED・仕事

とりあえず、当社の専門分野の一つである「バックアップ」について少しずつお話ししましょう。「バックアップ」って、とても「地味」な感じがします。 そうなんです。 地味なんです。 だって、システムに障害が起きない限り、日の目を見ることが無いのですから・・・
でも、障害って起きますよね。 皆さんも一度や二度の経験はあると思います。
簡単に修復できる場合もありますし、色々苦労して(修復ソフトなど使って)、どうにか修復できることもあります。 時には、苦労しても修復できず、データはすべてあきらめ、OSの再インストール今まであったアプリも入れ直し、今まで使っていた環境にまで戻すことは、大変なことです
「そんなこと、めったに無いよ!」という方もいると思いますが、「めったに無い」=「たまにはある」、ということです。 
システム障害の原因は色々だと思います。 一般的にはハードウェアの故障や突然の停電などかな・・・、と思われます。 データ損失は、火事や水害でも起きますし、モバイルPCであれば、盗難やどこかに置き忘れ(遺失)なんてこともあります。 しかし、「データ損失」の原因として一番といわれているのは、オペレーションのミスなど人的要因だそうです。 まあ、なんかのファイルを上書きしてしまい、データが無くなっても、何とか力技で修復できると思いますが、その労力と時間もバカにできないこともあるでしょう。
ハードウェアの障害だけ、であれば、OSやデータは壊れていないかもしれません。 でも「かも」です。
では、本当に「故障」は起きていなくても、単純にモバイル用のハードディスクの理論上のエラーレートを考えてみましょう。
一般的に、リカバーできないリードエラーは、10の14乗ビットの読出しで1回未満というスペックです。 つまり、正常に動作していても、100,000,000,000,000ビットのデータを読むと、読めないデータがあるかもしれないということです。 これは、とてつもない数字だ、と思うかもしれませんが、実はそうでもないのです。 10の14乗ビットは、バイトに直すと12,500GBなのです。 つまり、125GBのハードディスクの全データを100回読んだら、1回は読めない(修復できない)かもしれません、といっているのです
これがOSの領域であったりすると、システムが立ち上がらないならまだいいのですが、変な動作をして他の領域のデータを壊したりしたらとんでもないことになります。
もちろん、OSのメーカは、色々なプロテクションをかけて、変な動作はしないようにしていますが、完璧ではありません。 完璧なら「アップデート」とかいりませんよね。

障害やデータ損失の可能性の話が長くなってしまいましたが、こんな危険性を一気に解決する手段が「バックアップ」なのです。
データを上書きしてしまっても、データベースが壊れても、バックアップをとった時点までの状態には戻せます。 酔っ払ってノートPCをどこかに忘れて戻ってこなくても、バックアップが保管してあれば、新しく買ったPCにすべてのデータを戻したり、アプリも含めて以前と同じ環境を作ることもできます 
地味な感じの「バックアップ」ですが、すごく役に立つんです
次回は、具体的な方法をお話ししましょう



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