情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

方向音痴?

2005-07-23 06:15:57 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
【愉快な仲間たちシリーズ】当事務所には、方向音痴の弁護士がいる。国際派弁護士(といっても、企業買収とかではなく、難民などを扱うということ)らしく方向音痴と言っても、スケールが違う。

 中国に行くと言って出て行ったと思ったら、お土産がマカデミィアナッツだったり、イタリアに行くと言ったはずなのに、具体的な都市名を聞いたらシャンハイとか言ってみたり、中国に行くと言ったのに、やけに焼けた顔で帰ってきたりする…。

 我々の想像を絶する方向音痴である?!

睡眠にまつわる用語

2005-07-16 21:05:47 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
【愉快な仲間たちシリーズ】

当事務所の構成員の睡眠にまつわる用語の解説

1)1人時差ぼけ:徹夜が続くなどして、昼間どうしても眠くなってしまい、何日か続けて、数十分の睡眠を昼食後などにとってしまったため、その時間には必ず、眠気が襲ってくる体になってしまうこと。いったん、その状態に陥ると、夜中はぎんぎんに目がさえてしまうため、回復が困難となる。

2)タクシー睡眠:完徹などの際、裁判所までの道のりを電車に乗らずタクシーで行き、その間、爆睡すること。金を出してでも眠りたいという誘惑に駆られた際にとってしまう睡眠。このような状態の際、電車に乗ると、気が付くと、乗り越していることが多い。

3)睡眠各週:さすがに、徹夜続きだと体が持たないなぁ、体を休める必要もあるなぁ、と年をとった自分を戒める言葉。せめて、各週で睡眠をきちんととろうという標語。

4)ラム睡眠:徹夜で体がぼろぼろなのに、目だけが冴えている際、隠し持ったアルコール類を飲んで入眠すること。「強制オフ」ともいう。

5)まくら:ソファーで寝る際、前に寝た人の○○や●○などから身を守るために使うシート状の紙。新聞などが多く用いられる。

伝統?

2005-07-10 05:23:53 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
【愉快な仲間たちシリーズ】うちの事務所の現№1は、ユーモアが好きだ。ユーモアが好きなことは悪いことではないが、それが駄洒落となると少し事情が変わってきたりする。本人の名誉のためにあえて実例は挙げないが、いわゆるこの帽子ドイツんだ、オランだの類である。
稀にヒットを飛ばすことがあり、また、法廷内をくすりとさせたりすることがあるので、本人はやみつきになっているようであるが、言われた事務員がどう対応していいのかという顔をしているのを見ると、パワハラかと冷や冷やしたりもする。

先日、いつもお菓子が置いてあるところに、イラン名物の豆入り飴があった。この飴は独特の香りがあるので、結構好き嫌いがある。
元№1がそれを食べて言った。「これはイランなぁ。イラン、イラン」。「えっ?№1ってば、駄洒落を…」と思ったところへ現№1が現れ、その菓子を口に運んだ。と、傍らの事務員に、「これイランか?」…来たぁ!

ということは駄洒落はうちの事務所の伝統?
う~ん、しかし、現№2が駄洒落を言う姿は想像つかんなぁ。

えっ、イランこと言うな、ですってぇ?

はい、お後がよろしいようで。テケテンテンテン…


監禁?

2005-06-18 07:29:10 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
うちの事務所は、入り口と奥の2カ所にソファーがあるが、奥の方で仮眠する者が多い。そこで、ときどき発生するのが、監禁事件。全員帰ったと思って、鍵を掛けて帰ったら、実は1人残っていたというもの。いったん外から鍵を掛けると、セキュリティがかかるので、内部をうろうろしていると赤外線検知器が働いて、非常ベルが鳴り出す。最近は、慣れてきたのもので、赤外線検知器の死角にある電話から、警備会社に電話して、外から開けに来てもらう。そんなのに慣れても仕方がないが…。

いずれにせよ、監禁されるのを防ぐためには、入り口の方(小さくて寝づらい)で寝ることで、存在をアピールするしかない。
そこで、某弁護士は、入り口で仮眠したところ、狙い通り、監禁されずに済んだ。目覚めたら誰もいないので用心のため、眠い目をこすりつつ、内側から鍵を掛けて仕事をしようとした。が、睡眠不足から机までたどり着かず、ソファーでばったり。
気づいたら、お客さんがガラス戸を叩きつつ、中を覗き込んでいた。
「先生、昨日は泊まったんですか?」
「いやぁ、早く来すぎて、横になってただけです」
って寝癖が付いてるんだよ。

行ったきり弁護士

2005-05-13 06:07:26 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
うちの事務所の弁護士はみんな証人尋問好きである。

「反対尋問は飯より好きだ」と言ってはばからない者、「反対尋問をしてうまくいった時くらい弁護士になってよかったと思うことはない」と酔えば言う者など…。共通しているのは、同僚のを見ているときは「なぜ、あんなにすぐカッとなるのか。証人をカッとさせはしても、自分が頭に血を上られるのはまずいのではないか」と思っているが、いざ、始めると、すぐに、エキサイトするところ。まぁ、尋問相手が、公務員だったり、大企業従業員だったりで、のらくら答えることが多いから、仕方がないのだけれど…。

で、ある弁護士は、尋問を始めると、いつも、行ったきりになる。尋問中に証拠を見せるため、証言台まで行くと、もう戻ってこないのだ。そこで、裁判官に注意される。いったんは、戻る。しかし、エキサイトすると、また、証人に近づいていく。で、戻らない。で、注意される。繰り返すうちに、いつの間にか、行ったきり…。

実は、尋問が好きなだけでない。それなりに効果的な尋問もやっている。少し古い話になるが、ある司法修習生がうちの事務所のいつもの証人尋問を見た際、「裁判所での研修中いくつも尋問は見たけど、こんなに厳しい追及をしているのを見たことがない」と感想を述べたほど…。ちょっと自慢。

寝てたんでは?!

2005-05-01 14:58:48 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
日弁連やらNPOやらで、恐らく、多忙ぶりでは、全弁護士でもランキングかなり上位に位置する先輩は、打合せ中に寝ることがある。間違いなく寝ている。最初は、はらはらして、どうやって、依頼者に気づかれないように起こそうかと思っていたが、最近は、もう、気にせず、話を続ける。依頼者が、先輩を見ていようがかまわず話を続ける。

そうすると、不思議なことに、彼が途中で目を覚まし、さも起きていたかのように会話に入ってくる。ときには、弁護団がどうしようかねぇ…と頭を悩ましているときに、むくっと顔を上げ、新しいアイデアをずばっと提供する…。寝ていたんじゃないのか??

彼は、寝ていない、目をつむって聞いていると言い張るが、頭ががくっと下に落ちており、どう見ても、寝ている。もしかして、睡眠学習の達人?!


雑食系

2005-04-23 05:06:01 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
事務所には「あの弁護士がうまいっていう食べ物屋さんには、行かない方がいい」っていう人が2人ほどいる。この2人、いずれも自分はグルメだと自称するところが、傍迷惑なところだ。依頼者は知らないから、うまいって言われると信用してしまうもんね。

うち1人は、雑食系でばりばり何でも食べる。およそ、人の口に入れるために用意されたものであれば、全てをうまいと感じるようだ。

外国人のクライアントが郷土の食べ物を手みやげとして持ってくることがあるが、たまには、日本人が食べ慣れていない味のするものもある。そういうときは、しばらく、お菓子置き場に鎮座することになる。
ところが、彼が事務所に戻ってくると…。彼は1人でそのお土産をばりばりほおばり幸せそうにキーボードに向かっている。

ナチュラルな彼…

2005-04-14 05:29:54 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
うちの事務所きってのナチュラルな彼は、当然、冬でも半袖だ。時には数時間掛けて自転車で通勤することもある。
さまざまな環境保護団体・弁護団に所属しており、年に何回か、環境問題調査と称して、出張する。しかし、その行き先はどちらかというと環境破壊とは無縁でむしろ観光地といってもよいようなところだったりするが、その疑問を彼にぶつけると、気のせいだと笑いとばす。報告書も出すんですよ、などと付け加えるが、いまだに、そのような報告書を見せてもらった覚えはない。

そういうナチュラルな彼が、先日、ダム建設予定地の視察に出かけた。ある山のなか、晴れ渡った春の一日…風が舞うのが目でよく分かるほどの…。ナチュラルな彼は、身を守るようなものを身にまとったりはしない。自然に任せるのが彼の信条だ。帰りがけ、服に粉状のものがうっすらと付着しているのを何気なく、払ったことだけは覚えていたという…。

翌日、彼の目がウサギのように赤く、ティッシュが手放せない体になっていたことは言うまでもない。

依頼者の特徴??

2005-04-08 07:36:26 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
依頼者が尋ねてきた際、何となく、どの弁護士の依頼者か、分かることがよくある。もちろん、得意な分野との関係で推測できることもあるが、どちらかというと、そういうこととは関係なく、雰囲気で分かることが多い。不思議なもんです。

ところが、当事務所では、だれの依頼者か、はっきりと、分かる場合がある。
妙齢のマダムが着飾ってくる場合、それは、間違いなく、昔イケメンだった某弁護士の依頼者だ。

依頼者の中には、受付に来た際、自分の名前をまず名乗り、事務局から弁護士はだれですか?と聞かれて始めて、弁護士の名前を言う人が結構います。中には、弁護士の名前が書いてあるボードを見て、え~とッ、と探し始める人もいる。

しかし、彼の依頼者は、●●弁護士をお願いします、とはっきりと得意そうに話す。

心密かに、彼を、マダムキラー弁護士と呼んでいるのは私だけだろうか。

○○線の始発は早いんだよ…

2005-04-02 01:08:53 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
某先輩は、月曜日の朝、自宅を出たら、少なくとも、金曜日の夜までは自宅に帰らない。なぜ、分かるかっていうと、ワイシャツが1週間ずっとピンクだったり、ずっと青だったりするからだ。週の半ばで色が変わることはない。

しかし、人に聞かれると、「帰ってる」って言い張る。どこかで仮眠して午前4時に来ても、「○○線の始発は早いんだよ」と平気な顔で宣う。

「ほら、定期券を持ってるだろう」って威張るけど、期限のところはけっして見せない。噂では、数年前のものらしい。

事務所で寝るときは段ボールを使って寝床を作る。ところが、忙しくて片づけられずに出てしまったときに事務員に見つかり、騒動に…。
「帰った方がいいですよ。体に悪いし」、と最初は事務員も気遣っていたが、「毎日、帰っている」と言い張ったため、あきれてしまい、「じゃぁ、これは不要ですね」って、段ボールを捨てられた…。

それからは、ベッドとして使った痕跡が発見された段ボールは、荷物を片づける際、優先的に利用されることになったと言う。

雪崩警報

2005-03-29 07:13:46 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
 うちの事務所には雪崩が起きやすい場所が数カ所ある。現在、偶然、事務所創設者及び準創設者がその雪崩多発地帯に取り囲まれている。
 
 この多発地帯はかなりのもので、事務員が片づけても片づけても、次から次へと積もる。数日で元の木阿弥…。現在、かなり危険な状態にあるのは雪崩発生元の住人以外、誰の目からも明らかである。

 先日も「きゃー」という雪崩警報に続いて、「どたどたっ。どすん」という崩落が発生した。大丈夫か~とあきれた声があちこちから上がる。
 雪崩が発生しなくとも、塊が通路をふさぐのはいつものことで、事務所創設者が足をとられることも多い。

 雪崩が起きた日、準創設者と昼飯を食った。「次の席替えはいつだったかなぁ」とポツリ…。普段は口に出さないけど、本当に困ってるんだなぁ。
 次回席替えの方法について事前に根回ししとかないと、このままだと事務所崩壊かぁ?!
 

トラウマにならなければ…

2005-03-28 06:27:09 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
 「ブッブーに乗ろうか」って言われりゃ、そりゃ、子供は喜んで車に乗るよね。でも、同僚は、日曜日ごとに、そう誘っては、事務所に来て、子供は一室に「監禁」したうえ、仕事をしていた。
 数週間後、さすがに、子供も気づき、ブッブーに乗ろうかって言われても、行かないって、断ったらしい。
 同僚は、「これって親離れ?嫌われたのかな」って心配していたが、子供のトラウマの方がよっぽど心配だよ。車に乗れなくなったらどうすんの?!

原則と例外をはき違えさせた先輩…

2005-03-27 06:00:17 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
 「いやぁ、この事務所にいていいのか、不安になりましたよ」、深夜2時、接見(拘置所や警察の留置場=代用監獄に拘束されている被疑者・被告人と面会すること)から帰ってきた同僚が、にやっとしながら話し始めた。
 彼は、先輩に連れられて深夜接見をして以来、深夜接見がすっかりお気に入りで、当然のように、11時、12時の接見を繰り返していた(拘置所は5時まで)。警察の留置場は9時消灯なので、さすがにその後に接見するのは迷惑だろうが、身柄を拘束されている人にとって、弁護士と接見することは非常に重要であり、特に事実を争っている場合など、当然、毎日会う必要がある。したがって、深夜接見となってでも、会わねばならない。その点、彼は間違ってはいない。
 ところが、留置場の担当警察官が、「前のときは何も言わなかったけど、何度も深夜に来るのは遠慮して欲しい。私も留置管理やって短くはないけど、いつも夜中に接見に来る弁護士はあなたを入れて3人しか知らない。しかも、そのうちの1人はあなたの事務所の弁護士だ」と宣ったそうだ。
 彼は、そこで始めて、接見は原則9時までということを知り、先輩弁護士の教えが例外であったことを学んだ。
 
 彼に原則と例外をはき違えさせた先輩が、言うまでもなく、件の3人のうちの1人。彼は、「3人のうちの1人」を長い間しているだけあって、接見について、いろんな伝説を持っている。
 曰く、接見がえらい長いので、留置担当者がノックした後、接見室を覗いたら、被疑者と彼がすやすや寝ていた。
 曰く、深夜接見中に彼が寝てしまったが、被疑者は仕方ないとあきらめ、目覚めるのをほほえんで待っていた。
 曰く、連日厳しい取り調べを受けている被疑者に深夜接見に行ったところ、「今日は疲れているから勘弁してくれ」って言われ、事務所に戻ったところ、それは「人権侵害だ。眠らせてやらなきゃ」っと同僚に批判(?!)された。
 曰く、その次の日、朝5時頃、接見に行き、被疑者に「よく眠れたか」っと声を掛けた。

 この先輩と後輩については、後日談があり、懲りずに深夜接見をしていた後輩が、例によって、遅いから明日にしてくれっていう留置担当者を口説いて、接見をしていたところ、外でなにやら、口論している様子。しばらく、接見を続けていたら、ノックされ、留置担当者に、「次の弁護士がいるので、そろそろ、終わりにして欲しい」と言われた。「さっきはあんなにダメだって言ったのに、次の人を許可したんだ」って、彼はポツリ漏らしたという。早めに切り上げて、出たところ、外で待っていたのは、件の3人のうちの1人である先輩だった…。

 ところで、もう1人はだれだ???
  

ヤミ金大好き?!

2005-03-26 01:46:15 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
 うちの事務所に夜になるとヤミ金に電話をしている弁護士がいる。昼間は電話をかける暇がないくらい忙しいから、夜しか掛けられないのは判る。
 しかし、午後10時でも11時でも平気で電話をするのは、うちの事務所では、彼くらいだ。次々と電話をかけ、受任したことを伝え、受任したことを伝える書面を送る連絡先を尋ねている。
 もちろん、中には素直に話を聞かない業者もいる。
 たとえば、「弁護士なんて関係ねえ」て怒って、電話を切ったとしよう。その弁護士はすぐに電話をかけて、「弁護士なんて関係ないってどういうことですか」と聞く。何度でも聞く。
 たとえば、「本人のところに直接取り立てる」って言ったとしよう。これまた、すぐにかけ直し、「本人のところに直接行くのは法に触れるおそれがあります」って説明する。切られても、切られても…。
 そのうち、留守電になったりするが、留守電にも折り返し電話をするよう吹き込んでいる。
 相手も、もしかしたら、デートかもしれないのにねぇ…なんてちゃちゃを入れたりするが、「はっはっ」と笑って電話を続けている…。