東京のJR池袋駅ホームで1996年、男に暴行を受けて死亡した埼玉県春日部市の立教大生の父親が18日、「警察は犯罪被害者をできるだけ実名発表し、報道機関の自主判断に委ねることを望む」と訴える小泉首相あての請願書を内閣府に出したという。読売新聞は,【 政府の犯罪被害者基本計画案作りでは、被害者名を実名・匿名のどちらで発表するかの判断を警察に委ねる方向で議論が進んでいるだけに、被害者遺族が実名発表を求める動きは、議論に一石を投じそうだ。 】としている(読売)。
嘆願書では,「被害者の実名・匿名発表と報道被害は、論じる基本が異なる」としたうえで,「匿名は人間としての存在を否定する行為で、亡き者が一番悔しい思いをしており、実名報道が原則」とし,「マスコミが被害者の了解を得てから取材するのは当然」だが,「加害者の話だけで事実と違うことを公表され、被害者が社会から批判され、誤報で傷付くのが報道被害。警察の確認が不十分のまま報道されているのが現状で、これらを調査し、正してくれるのもマスコミだ」としているらしい。
本質をつく指摘だと思う。
この日,日本民間放送連盟も実名原則への修正を求める再度の申し入れをしている。申し入れ全文はこちら。
嘆願書では,「被害者の実名・匿名発表と報道被害は、論じる基本が異なる」としたうえで,「匿名は人間としての存在を否定する行為で、亡き者が一番悔しい思いをしており、実名報道が原則」とし,「マスコミが被害者の了解を得てから取材するのは当然」だが,「加害者の話だけで事実と違うことを公表され、被害者が社会から批判され、誤報で傷付くのが報道被害。警察の確認が不十分のまま報道されているのが現状で、これらを調査し、正してくれるのもマスコミだ」としているらしい。
本質をつく指摘だと思う。
この日,日本民間放送連盟も実名原則への修正を求める再度の申し入れをしている。申し入れ全文はこちら。