東京リサーチ日記

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「蕪嶋神社」

2021-04-05 00:00:00 | 日記
 2021年4月5日、2015年11月5日未明に社殿などが全焼した青森県八戸市鮫町鮫の蕪嶋神社(野澤俊雄宮司)には、市民の親しみの深さを反映し、「これまで通りお参りしたい」という声が寄せられている。神社側は2015年11月6日、善意を受け止めるため、参道の入り口に浄財箱を設置。火災を知って次々と訪れる市民らが再建を願って祈りをささげたのだ。「7月からここで働くが、昨日、今日は、平日では経験のない混雑だ」。島周辺で市が進める歩道整備工事の交通誘導員の男性は驚いたように話す。同神社はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島の頂上部にある。社殿へは長い階段の参道が続くが、火災後は参道入り口に規制線が張られ、境内に上がれないようになっている。それでも火災後も島を訪れる人は途切れることなく、神社は同日朝、階段前に段ボール箱製の高さ約40センチ、幅約45センチの浄財箱を置き、参拝者が寄進できるようにした。若者からお年寄りまで、階段入り口で社殿が消えた蕪島を見上げる姿が、朝から絶えなかった。20年以上、毎年家族で初詣に訪れるという十和田市の会社員70歳男性は参拝後、「子供が小さいころから何度も来ている思い出の場所。必ず再建してほしい」と涙を浮かべた。「多くの人が来てくれるだけで元気が出るのに、本当にありがたい」と宮司。浄財箱は午前9時~午後4時をめどに当面の間、設置するとしているが、2021年現在は・・・(井森隆)