ああ、散っちゃった…。
公園の桜の花びらが風に散ってしまいましたが、散って今度は土を綺麗な色で彩っていました。
公園の桜の花びらが風に散ってしまいましたが、散って今度は土を綺麗な色で彩っていました。
名残惜しいけれど、今年の「桜日記」は今回で終了とします。
3月のまだ小さなかたい芽の頃から観察を始め、「さあ、いよいよこれから蕾が大きくなってくるぞ」というときに経験した大きな地震。その後続いた余震を乗り越えて、満開を迎えた今年の桜。
私も、桜の観察をする気分になれない状態に一瞬陥りました。でも毎年桜の成長の様子を観察していると、気分がほっこりと癒されるし元気にもなる。今、「癒し」と「元気」が日本には必要ですから、自粛することなく、人の目には「こんなときに暢気な…」と映っていたのかもしれませんが、ガンガン撮りまくりました。
今年最後の「桜日記」は、やはりここの桜たちで。4月14日の善福寺公園の様子です。
毎年ここでいちばん最初に花を咲かせる「気の早い樹」は、この日、やはりいちばん早く散り始めているのを確認。
そしてこの公園にある大きな枝垂れ桜の樹も満開でした。
今年こだわったのは、青空の中の桜を撮ることでした。
朝早めに起きて天気を確認し、晴れていたらすぐに家を出て桜に会いに行きました。午前中のまだ濁りのない空気の中で、青空に向かって枝を伸ばして花を咲かせる桜。今年もたくさんの桜に癒してもらいました。私と同様に、桜の成長過程を見て、辛い気分を少しでも軽くすることができた人がたくさんいてくれていたらいいな、と思います。
今年の「桜日記」はちょっと特別なものになりました。今年もご覧いただき、お付き合いいただき、ありがとうございました。