都心の桜桃

今週はお天気の良い日が続き、気温もぐいぐい上昇、湿気もそれほど感じなかったので、実に気持ち良く過ごすことができました。ただ、もうすぐこちらでも梅雨入りしますから、ジメジメジトジトな約1か月が待ってます。その季節になる前に「もう夏？」って思うくらいの気温と日射し。でも空気はさわやか、街路樹の緑もさわやか、なのでした。

そんな今週、八丁堀まで出かけた際、帰りは東京駅までブラブラと歩くことにしました。お昼を少し過ぎたくらいの時間で、最高気温は25度を超える夏日でしたが、お天気の良い日に歩かないともったいないような気がして。それこそ梅雨に入ったら、気持良く散歩できる日もすくなくなりますから。
そして京橋駅の手前の、橋のたもとにあった小さな公園まで来たとき、そこにソメイヨシノの木があるのを見つけました。今は緑の葉をたくさんつけている桜の木ですが、この春はどんな景色だったでしょう。
春の雰囲気を想像しながら木を見上げていたら、緑の中に何やら赤いものを発見！
「サクランボ？」
ソメイヨシノにサクランボが実っているところを見るのも珍しいので、記念に撮っておきました。実は1センチにも満たないとっても小さなもので、この中に種があることを考えると、果肉はほとんどないのではないでしょうか。

何でもすぐに食べることで考えてしまう私ですので、帰宅後、ソメイヨシノのサクランボについて調べてみました。愛するソメイヨシノのサクランボが食べられたら最高じゃないですか！
で、結果。
ソメイヨシノなどの観賞用の桜の木にもサクランボは実りますが、食しても渋味と酸味ばかりのため食用には用いることはないようです。果肉部分も厚く生長せず、これを食するのはヒヨドリなどの小さな野鳥だけ。ちなみに、食用のサクランボはセイヨウミザクラという種類の桜の木の実。
ん～、やっぱりソメイヨシノのサクランボは食べられないのね。ヒヨドリたちが羨ましいわ。