とみしゅう日記

まずは自分から

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人の心には「魔物」が棲む。
先人は、そういいました。
奇跡も美談も、惨劇も非道も、そこに関わっているのは紛れもなく人間。

僕らはみな何かしらの「天分」を持っている。
他者にとって益をもたらすか、害をもたらすか。
社会的な価値があるか、ないか。
本人に自覚があるか、ないか。
そういう区別はさておくとして。

願わくは、自分の天分が「よきもの」であってほしい。
でも、「悪しきもの」が自分の中にはまったくない、とまで楽観的になるつもりもない。

他人を差別する心。
エッチな妄想。
ズルしたい、怠けたいという思い。
暴力的、破壊的な衝動。
そういう諸々を実現手前で踏みとどまらせているものは、実は「ささやかな」理性の力なのだろう。
そしてその理性は、自分だけの力で維持することは難しいのだと思う。

だから、僕は周囲の大切な人々の力を借りている。
この人たちの信頼を裏切りたくない。
この人たちの幸せを守りたい。
そうした「暖かな輪」の中で生きていきたい。

そうやって僕は生きてきた。
いくつかの間違いは犯してきたと思う。
僕を見限った人もたくさんいたと思う。
それでも、僕のことを「好きだ」といってくれる人たちがいる。

まんざらではない、悪くはない。
…なんていったら怒られるかな。
まぁ、でも今日だけは少し謙虚に。

大切な人たちのおかげで、僕は「悪くはない」人生を送っています。
ありがとう。
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