書けば書くほどに、「俺は自分の言葉で書けているのか?」と疑問に思うことが増えたね。
誰々はこう言った、てなことをよく書くんですよ。
これはよく言えば引用だし、悪く言えば有名人の権威を借りてるってことにもなる。
他人の影響を受けやすい性格だなって思う。
言葉遣いや文体もそう。
好きな作家、面白かったネットの記事、気に入った友達の口癖。
そんな諸々が、未消化のままで飛び出してきてるんじゃないかと不安になる。
「あー、あいつ真似してやがるな」と言われてる気がする。
それでいいやと居直れれば、それはそれでいいのかな。
でもダメ。
自分に自信がないから、他人の目がどうしても気になる。
誰かに「面白い」って言ってもらいたいんだけれど、
「でも、自分の書くものなんてたかがしれてるし」って勝手に諦めてる。
読み手を意識しない文章は、ただのオナニーだって誰か言ってたなぁ。
自分のオナニーを誰かに見せて喜んでる変態だって。
そうかもね。
中には、見た目も美しいオナニーもあるのかもしれないけれど、
ほとんどは見るに堪えないものだろうな。
自虐でも高慢でもない、
「これが俺のできるすべてだ」てな文章が書きたいなって思う。
「よかったら読んでみて。そんなに悪くはないから」
って思えたらいいな。
ちょっぴり自慢寄りくらいがいいのかも。
自分を嫌いなやつが、
どうして他人に好かれるのか/他人を好きになれるのか。
前は「俺、もてないからな」ってよく言ってたけど、
そんな自分でも女性と付き合った経験あるんだよね。
「もてない俺と付き合うお前はおかしいぞ」
って言ってるようなもんだもんね、そういう自虐的発言は。
笑いに繋がるならまだしも、本気で言ってたらかえってかっこ悪いもんな。
あっと。
映画『姑獲鳥の夏』について書くつもりだったけど、それは次回に。
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