なにやら大事になっているらしい「楽天ポイント大盤振る舞い」問題。
楽天のシステム不備を突いて不正にポイントを取得した人が多かったんですね。
で、楽天が「ちょっと待てぃ」とストップをかけた。
さらに、「そういうずるいやりかたで商品を買った人には、現金で請求するぞ」と言い出した、と。
が、さすがにそれはやりすぎと思ったのか、「もうちょっと考えてみるから待っててね」と言い出して…
あぁ、もう何が何やら (-_-;)
不備だらけのシステムを公開してしまった楽天。
ポイントを不正取得した挙げ句、ただで大量に買い物をしたユーザ。
この両者については自業自得ですから、どうとでもなってくださいとしか言いようがありません。
が、「ポイントがもらえるなら入会してみようかな」という真っ当な新規ユーザ。
以前から入会していて、「ポイントがもらえるなら買い物するか」と今回買い物をした普通のユーザ。
この両者は、今回の事態を「なんだそりゃ?」という失望と共に受け止めたのではないでしょうか。
正規に取得したポイントすら没収されて、現金を請求される。
そんな事態にでもなれば、大規模な退会騒ぎはもちろんのこと、訴訟すら起きかねません。
楽天に加盟している販売店の方々も、気が気ではないでしょう。
改めて考えてみると、インターネットを使った「新しいビジネス」といえども、結局のところ商売は「人と人との繋がり」ってことなんですよね。
嘘をついたり、いい加減なことを平気でする店からは、誰も買い物をしようとは思わないでしょう。
安さだけをひたすら求めることだけが、僕らの生活を豊かにするわけではないのですから。
コップにたまり続ける水がいつかは溢れるように、いろいろなシステムがここに来て破綻しはじめているのではないでしょうか。
新しいシステムへの過渡期と見ることもできるでしょう。
あるいは、切り捨ててきた様々なものの弊害が出ているのかも。
今回の楽天騒動しかり、エイベックスの一連の騒動しかり。
まともな謝罪文を書ける人、つまり「優れた総務部」が存在していたら、また違った展開を見せていたのかもしれない。
ミスは決してなくならないわけで、大切なのは“その次”に何をするのか。
“ヤンキー先生”こと義家さんが、「“なぜ?”から“だから、”への移行が、教育でも大切だ」ということを某週刊誌上で書いていらっしゃいました。
「絶対に落ちない綱渡りの方法」も知りたいけど、「落ちても大怪我をしない受け身の取り方」も学ばないとなぁ。
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