とみしゅう日記

求められるもの

ICU医師全員退職へ 国循センター 執刀との分業困難(産経新聞) - goo ニュース

「外科手術後の患者の最も危険な時期の全身管理や
集中治療を24時間態勢で行ってきた」
スタッフが、全員病院を去っていく。

産婦人科、小児科、ICU…
いずれも私たちにとって必要な医療現場です。
そのような現場から医師が去っていく。

絶対的な人員不足による激務や、
医療過誤による訴訟の増加などが、
原因にあるように思えます。

でたらめな医師を放置することは危険ですが、
だからといってすべての責任を医師個人に押し付けるのは、
結果として患者自身の利益にならないのではないでしょうか。

医療費の高騰が国の財政を圧迫していることは、
まぎれもない事実です。

しかし、だからといって、
「医者のいない病院」が増えることが、
私たちの幸せな生活につながっていくのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。

なにより大切なことは、
私たち自身が「健康体」を保つことです。
しかし、どれだけ自分を律していても、

突発的な事故を避けることはできません。
子どもは急に具合を悪くするものです。
誰の力も借りずに出産をすることは相当に難しい。

以前にも書いた「トリアージ」(優先順位付け)を、
いろいろな場面で考えていく必要があります。

医療世界に横たわるさまざまな「闇」をできるだけ解放し、
それと同時に私たちも「覚悟」を決める必要があります。

コメント一覧

とみしゅう
>hiromuさん
当たり前の話なのですが、
医者も患者もどちらも「人間」です。

愚痴もこぼせば、お腹もすくし、
働きすぎたら疲れるし、
眠くなったら集中力が落ちるわけです。

高度な倫理観が求められる職業ではありますが、
だからといって倫理観だけで持続できるほど、
簡単な仕事ではないはずです。

現場の声をきちんと聞いて、
何が足りないのか、
何を変えていけばいいのかを、
患者側とともに
考えていかなくてはいけませんよね。
hiromu
隣市の総合病院に通っているニンプの私。

いつも待合室はいっぱい。隣市の個人産院が相次いで分娩をやめたり、廃業なさっているそうです。

私の住む市でも個人産院はお一人の先生で頑張っていらっしゃるため、土曜日だけ大学から先生に来てもらい、つかの間の休みを取られているところもあるとか。

私の担当医は研修医。若手のホープ?らしいです。

でも先日、健診中にあくびをされていて「疲れてるんだなぁ」と思いました。

若い先生でもつらい現場。歳を取れば経験はあっても体力が落ちる。

医師の現状をまずはきっちり把握すべきかも。
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