人間が「よい生き物」ではないことは、すでに歴史が証明しています。
「よい」と「悪い」の境目は、しかし時代の変遷と共に変わっていくものですから、ある時代の「善人」が後の時代の「悪人」になる、ということはざらに起こりうることでしょう。
殺人は「悪いこと」の典型例ともいえますが、戦場で敵を倒せば英雄になるという状況も、かつては存在したようです(現代の戦場でも、おそらく同様でしょう)。
自分自身を省みたとき、はたして「悪いこと」はしたことがないのかといえば、そこまで“できた”人間ではありません。
かといって、「反社会的」であり続けたかといえば、そういうわけでもないのです。
「昔は、いろいろやんちゃもしたものさ」などと、うそぶくようなエピソードも持たず、さりとて「常に品行方正でした」などと胸を張れることもない。
つまりは、平凡で中庸な人生を、自分は生きてきたのだと思っています。
平凡で中庸だけれども、誰かを愛し、誰かに愛され、生きてきたのだろうと。
恋愛だけが人生ではないけれども、恋愛経験がその人の価値観に与える影響は、かなり大きいのではないかと思います。
「かつて好きだった女性には、幸せになってほしい」
「愛したこと、愛されたことを、後々まで互いに誇りに思える恋愛をしたい」
僕の恋愛観は、大きくくくれば、この2点に集約できます。
理想どおりの恋愛をしてきたわけではないし、今後もこの方針を継続していこうとも思いません(誰を好きになるかによって、恋愛観だって変わるはずなのですから)。
ただ、こういう風に考えることができる自分を、嫌いにはならないでおこう。
そう思うのです。
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