今回の文章は、男性の自慰行為についての内容となっています。
以下、かなり直接的な性的表現を多用します。
下品にならないよう配慮はしておりますが、特に女性のかたにとっては不快な表現があるかもしれません。
あらかじめご了解いただけますよう、お願いいたします。
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自慰と男の…もっと狭めて、「僕の人生」との関係について。
以前に書いたものと重複するかもしれませんが、ご勘弁を。
まず、自慰という表現について。
これは人によって、いろんな呼び方をしますよね。
たとえば手淫(しゅいん)。
日本史で出てくる「朱印船貿易」という響きに、どれだけの男子学生がくだらない想像を広げたことでしょう。
そんなもの、貿易してどうするのか? と。
ひとりH。
どちらかというと♀向きの表現ではないかと思っております。
可愛らしい響きが感じられるので。
オナニーとマスターベーション。
違いがよくわかりませんが、少なくとも後者は♂限定ではないかと。
一般的なのはこんなところかな。
あとは個別に「おもしろ表現」を使う人も多いのでは。
「ひとり咲き」「セルフバーニング」
「自家発電」「ホワイトクリスマス」
などなど。
呼び方がいろいろあるということは、それだけ男の生活に深く根付いている証ではないかと思うのです。
もっと言いましょう。
自慰とは、男にとって「お手軽な暇つぶし」「お金のかからない遊び」であり、
ちんちんは「身近な遊び道具」なのです。
思春期を迎えて、すぐに彼女ができる男はそれほど多くありません。
まして、パートナーを相手にちんちんが活躍する場面(←婉曲的表現)など、相当後になってからでないと出てきません。
そんな「夢のようなシーン」を想像しつつ、思春期の男子は自慰に励むのです。
かつてネプチューンの名倉潤さんは、己の学生時代をこう語っていました。
「学校からの帰り道、自転車のペダルを踏みながら、『あぁ、今日もまたオナニーしないといけないのか』と思っていた」と。
“しないといけない”
この表現に、自慰の奥深さ(=くだらなさ)があります。
俗に「猿にオナニーを教えると、死ぬまで続ける」と言われています。
科学的根拠はこの際どうでもよろしい(たぶん嘘だと思う)。
大事なことは「それはありうるよなぁ」と思春期男子が頷いてしまうほど、自慰には魔力があるということです。
セックスとは何か? という問題について、以前に書いたことがあります。
今の自分なら、「挿入は大きな問題ではない」と言えるわけですが、挿入という幻想はなかなかに手強い。
なぜならば、自慰という行為はまさに挿入の疑似行為だからです。
ちんちんをしごく。
自慰の基本形はここにあります。
何を使って、どのように…というあたりにバリエーションは多々存在しますが、基本はこれ。
妄想の中身に「挿入行為」が紛れるとは、必ずしも言い切れません。
ですが、その妄想を「おかず」にすることは、つまるところ挿入後のピストン運動に他ならないわけです。
さて。
ここまで一気に「一般論」に類することを書きました。
項を改めて、今度は「僕が思うこと」を書いていきます。
<つづく>
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