おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

新スプリアス規制の延期

2021-05-01 09:49:40 | 無線
アマチュア無線話です。
以前、局面の再免許に関わる変更申請の話を書きましたが、知人から、新スプリアス規制の施行が延期されるみたい、という話を聞きました。これ、ですね。これによると、

【改正の概要】
・経過措置の期限を「令和4年11月30日」から「当分の間」とする
・新スプリアス規格に移行していない無線局の使用は、令和4年12月1日以降、他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限り、使用することができる旨の条件を設ける。

なんだそうです。今ころ?、なんだかなぁ。まぁ、リグを延命?することができるだけで、いつかは対応をしなくてはならなくなるものなので、まぁ、いいのですが。
 とはいえ、家籠もりする人が増えたおかげで、申請処理は時間がかかった(結構申請が多くなっている?)と思ったのですが、総務省の上記ページには「新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響等により、新スプリアス規格への移行に遅れが生じることが想定されます」との記載がありました。確かに、TSSさんとかJARDさんとか、変更申請に対応できる方が限られているようなので、対応は大変かとは思いますが、なにか感覚的に合わないですねぇ。
 この頃はちっとも無線機に電源を入れていません。GWなので久しぶりにやってみましょうかね。


The ARRL Handbook for Radio Amateurs をもらった

2021-02-06 14:17:20 | 無線

 おこもりで、お家での時間があるので、前からやりたかった高周波の実験?でもやってみようかな、とOMさんに、フィルタとか作ってみたいんだけど、と相談したら、古いけど以前USにいたときに購入したARRL(アメリカのアマチュア無線愛好家の団体)のハンドブックあげるよ、とICOMの無線機に入っていた壊れたフィルタモジュール(コイルとかコンデンサ、リレーとかついてました)と一緒に、断捨離に協力してください、と送ってきてくれました。
 20年前のものですが、32USDでこの分量。ARRL恐るべし。私の頭の中はその頃位(20年前のレベル?)でちょうど良いかもしれません、、、。ありがたく頂戴いたします。
 ちょっと調べてみたら、今は、Kindleで6分冊になって売っているようです。端から端まで読むつもりも無いですが、暇なときに眺める?くらいで一生??遊べそうです。
 今回秋月で、プリウレタン銅線とかトリマとかMMCとか買ってみたので、以前購入したnanoVNAとかも使って、遊べれたらと思っています。

新スプリアス規制対応のアマチュア無線局の変更申請

2020-11-28 08:58:16 | 無線

局免許の変更申請のメモです。

 私の場合、来年(2021年)の4月で現在の局面が切れるので、継続させるためにはその一カ月前までには更新手続きをしないといけません。今回は、新スプリアス規制の猶予期限が今回の次の更新期限までに来てしまうので、どっちにしても新スプリアス規制をクリアするRigで局面更新しないと、電波が出せなくなります。それに先立つ、変更申請のメモです。
(再免許の時には、原則申請に係る変更を同時にできません。軽微な変更は可能ですが、送信機とかの構成に係る変更はできません。なのでそれに先立って変更申請が必要になります)

方針:
(1) 新スプリアス規制に対応したRigに変更する。
(2) 現在申請してあるRigはすべて撤去して、新たにHF+50Mは、IC-756PROを50W改造して保証認定を受ける、V/UHFはIC-T90(新スプリアス対応品)を追加、すでに許可済のデジタル通信系認可を継続する。これで1.9から430MHzまでをカバーする。
(3) 保証認定は前回もIC-756無印の50W化保証認定でお世話になったTSSで行う。(保証認定をしてくれる組織にはTSS以外には、JARDがあります)

・IC-756PROの50W化
 これは以前IC-756無印でやったことがあるので、OMさんから電力計をお借りして、ICOMサポートに連絡して100W→50W改造法を入手、改造、確認でやりました。IC-756無印とIC-756PRO(一世代違うだけ)では、改修する制御基板が異なる(回路が違う)ことが後でわかりました。改良されているようです。
ICOMサポートからは、すでに保守終了品なので、ご自分でやってください、とのメモが入っていました、、。チップ抵抗を二か所はんだ付けして、あとは電力計を見ながらVRをそれぞれ調整。あとは各周波数で最大電力が50Wになっているかのチェックと証跡取り。
 これらの証跡をもとに、TSSへの保証認定依頼文書を作成し、TSSに依頼します。依頼文書には、学生の時の実験レポートみたいですが、何を依頼するか、いつ、だれがやったのか、何をもとに改造したのか、その結果はどうだったのか、などを記載します。私は依頼文書に貼付資料として、各周波数表示とその時の電力を写真に撮ったものを付けました。
 ちなみにIC-756PROは新スプリアス規制に対応できる仕様を有していることがわかっています(総務省のホームページに記載あります)が、今回は50W化改造をするので、改造+新スプリアス規制対応の保証認定、という位置づけになります。

・TSSでの保証認定
 TSSでの前回の保証認定時と変わっていたのは、今回は、総合通信局に申請する申請書を事前に作成して、それを添付して保証認定依頼をする方法になっていました。前回は、保証認定してもらいたいものだけを認定してもらった(あとの通信局との調整は自分でやる)記憶があったのですが、今回は、保証認定の結果が変更申請にどうかかわるかまでチェックしてくれました。自動車の運転免許更新でいうと、代書屋みたいな位置づけですかね、、使ったことはないですが。
 今回の変更申請は、IC-756PROの50W改造とIC-T90の追加、がメインですが、TSSではその両方を含めて総合通信局への申請書をもとに資料の修正までやってくれました。(WEBで色々と先人の記事を見ると、TSSでは、単に現在申請済のRigの新スプリアス対応保証認定だけのものはやってくれないようです。今回はIC-756PROの改造と追加、IC-T90の新規追加なので問題なし。)
 修正箇所は、1.9M帯の発射が許容される電波形式が3.5M帯と同じになったので、それを追加、IC-T90の送信電力は5Wなのですが、10W以下は10Wに整理されるとのことでその対応と、電波形式がFMだけなので一括符号の修正などでした。
 10/30の夜(金曜日の夜)にTSSに提出して、11/10(火曜日)に上記の連絡があり、11/13(金曜日)に保証認定書が届きました。途中文化の日の祝日なども入っていますので、実質1Weekから10日程度かかったことになります。
 変更内容の趣旨をきちんと理解してくれ、丁寧な仕事してくれたと思います。また機会があったらTSSさんを使おうと思います。

保証認定書が届いてすぐに関東総合通信局に変更申請を出しました。今日で申請して2Weekたちましたが、まだ処理中です。ほぼ同時期に変更申請をした友人は、すでに通信局から納付の通知が来たそうなので、間もなく来るのではと思います。

・変更申請時のTips
(1)変更申請は、総務省 電波利用 電子申請 lite というものを使っています。
前回までの申請情報の履歴および内容がDownloadできるので、何も変更がない時の更新手続きなどは至極簡単です。
(2)申請書類をローカルに見たい時がありますが、XML形式なので見ずらいのですが、「DLitePrinter」なる申請書のXMLをPDFに落としてくれるものを作ってくださった方がいらっしゃいます。それを探してDownloadして起動し、上記からDownloadした過去の申請書類のzipファイルをそのまま食わせると、その内容がPDF化されて表示されます。先駆者に感謝です。
(3)過去の申請書をDownloadして、zipファイルを解凍した場合に、解凍したファイルのファイル名が文字化けすることがあります。これは、Lhaplusなどのアプリで解凍すると、ファイル名がUTF-8を理解できないために文字化けをするようです。
 文字化けする場合は、圧縮/解凍アプリが何かを確認して、ファイル名がUTF-8を理解するアプリを使ってください。WindowsのExpolerは文字化けしません。7-Zipも大丈夫です。

何かのご参考になれば。

2020/12/11以下追記:
2020/11/14にLite経由で変更申請を提出して、2020/12/8に変更完了の連絡が来ました。土日も入れて、約3.5週程度かかりました。
 変更申請が完了したので再免許の申請をしましたが、変更してあるので、申請処理は、3分と掛かりませんでした。この調子でゆくと再免許処理の完了は年明けですかね。

2020/12/26以下追記:
局面再申請は、2020/12/11夜に申請Liteで申請し、翌営業日2020/12/14に審査終了、当日Payeasyで申請料送付、2020/12/17に審査終了、翌18日に返信用封筒を送付して、12/22消印で12/23に新しい免許状が到着しました。営業日で10日ほどで完了しました。ご参考まで。


nano VNA

2020-10-11 20:49:07 | 無線

nanoVNA(Vector Network Analyzer)を購入しました。
以前より、気にはなっていたのですが、販売価格から7%Offの3200円でおつりがくる価格で販売していたので、思わずポチってしまいました。
表題の写真にType-CのUSBケーブルを加えたものが送られてきました。国内からの郵送でしたので、すぐに到着。開封の儀をする間もなく、電源を入れてみたら動かないので、ちょっとドキッとしましたが、内蔵のリチウムイオンバッテリの充電が足りなかったようで、充電を始めるとすぐに動きだしました。
初期設定をして(YouTubeを見ました)、お決まりのアンテナ計測。アンテナ側はMコネクタなので、sma2Mの変換ケーブルが手元にあったのでそれで接続。
 上の写真は黄色がSWR、緑がインピーダンスで、緑の画面中央が50Ω±j0となります。黄色のディップは、左から7、14、21、28MHzです。インピーダンスがぐるぐる回るのが面白いです。
 上の写真は21MHzから22MHzのスキャン結果で、21.22MHzでSWR1.09、ほぼ50Ωでちょっと容量側のようです。面白いです。あと、USBでPCやスマホにつなぐと接続側で表示をしてくれたりするので、見やすいです(本体の大きさがわかりませんが、ディスプレイの大きさは2.3インチ?なので、老眼?の方にはちょっと厳しいかもしれません)。
 スマホやPCでの使用時には、本体だけだと本体のリソースの関係で演算ポイントが101ポイントらしいのですが、それを増やすことが可能なのできれいな、細かいデータが取れます。(私が使ってみたのはAndroidのアプリで、WebAPIを使ったもの(nanoVNAと書いてありますが、、)です。

 このnanoVNAのプロジェクトは、日本の方が設計したものだそうで、大陸で何種類ものコピーが作られています。この頃は4インチ版もあるようです。
色々と書き込みを見ていると、同じnanoVNAでも基板上でシールドされているものされていないものとか、電源のモニタのためのダイオードが入っているもの入っていないもの、ケースに入っているものないもの、などバリエーションがたくさんあるので、買い求めるときには注意が必要です。私が購入した先でも、先人の書き込みではシールドなし、と書いてありましたが、私が買い求めたものはシールドがありました(下記写真)。なので、同じ販売元でもバージョンが異なる可能性もあるので、要注意(注意しようがないですが、、、)です。


(真ん中の基板のところにシールドケースが見えます)
ディスプレイがついて、USBで外部に接続ができて、900MHz(1.5GまでのFirmwareもあるようですが)まで測れて、送料込みで3200円。コストがどうなっているのか心配になります、、、。
 スミスチャート、私は強電系だったので、習った記憶がない(とSNSで書いたら、電力系でも使うんじゃないの?と言われてしまいましたが、寝てたんでしょうか、、、)のですが、ちょっと調べてみたら面白いですね。こちらもお勉強になりそうです。
コロナ禍、おうち遊びが増えていますが、良いおもちゃになりそうです。アンテナ調整とか、単体でLやCも計測できるので、コイルも作れそうです。


ロータリーエンコーダの清掃 FT-100修理(その2)

2020-08-02 18:15:08 | 無線
2018の書き込みで、FT-100のロータリーエンコーダの清掃、というのを書いたのですが、2年もするとやはり同じ症状(飛ぶ)になりました。
 懲りもせず、また分解して清掃しました。今度は、サンハヤトの接点ブライト、で清掃しました。接点ブライト、これ、強力です。おもちゃの病院で使っていますが、スライドスイッチなどのちょっとした接点不良だったら、スイッチを分解しなくても直ってしまいます。ホームページを見ると、使用後は水等で洗うこと、との記載があります。その手の液剤ですので、使用にはある程度注意が必要です。
 ということで今回はどのくらい持つか、また「その3」を書くことになりそうです。本機、新スプリアス規制対応ができないようなので、マイクも外して受信専用で使っています。
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FT-100ですが、局面の更新もあるので、その前に変更申請をしようと、ダメもとで八重洲のサポートに、出力下げたり、フィルタ入れたりして新スプリアス規制対応できないの?と問い合わせをしたら、八重洲側で部品の追加や改造によって新スプリアス規制に適合させることはできかねる内容である、との回答が来ました。
ということで、受信専用機決定です、、、。
2020/11/13追記」