浜松市中央区舞阪の鍼灸院 院長日記

肩こり、腰痛だけじゃない?!舌痛症や抜け毛など特殊な鍼灸治療をご紹介します。

笑顔を測る~Measure your smile

2021-05-29 13:34:28 | 顔面神経麻痺

ともろです

実は来週末お休みを頂く予定でした

それは
年一回行われる
顔面神経学会に
参加する予定だったからです

昨年に引き続き
コロナの緊急事態宣言発令中のため
学会自体が延期になりました

顔面神経学会とは
未だ完全に解明されていない
治療法が確立していない
顔面神経麻痺を
みんなで臨床や研究の
成果を出し合う場です

当院グループでも
すでに30年以上
顔面神経麻痺という
病気に向き合い

どうすれば
患者さんの笑顔を取り戻せるか
悩みに悩んできました

顔面神経麻痺は
意外と知られていない病気ですが
意外と多い病気で
どうしても「顔がゆがんでしまう」
という性質上隠したがる人
が多い傾向にあり
知られていないのかなと

当院の場合
鍼灸治療自体の認知度と
鍼灸治療で顔面神経麻痺が治る
ということが知られていないので

顔面神経麻痺で来院される
患者さんのほとんどが
「病院で治らなかったから来院」
という経緯が多いです

ベル麻痺やハント症候群のような
末梢性顔面神経麻痺は
ステロイドと抗ウイルス薬が
主たる治療として行われますが
なかなか効果が出るとは限りません
なぜなら
炎症を抑えるためのステロイドは
炎症を抑えたいところに効きにくく
抗ウイルス薬は
原因となるウイルスを
これ以上ひろがらないように
抑制するだけだからです

治す=再生
のためには自身の治癒力を
高めなければなりません
かつ
顔面神経麻痺の原因部位である
膝神経節が位置する
周辺組織の回復が最優先です

この課題に対して
顔面神経麻痺専門の鍼灸治療は
かなり有効に働きかけます

 

顔面神経麻痺でお悩みの方は
1日でも早く
お気軽にご相談ください

以上

 


学校に行けない起立性調節障害

2021-05-20 16:14:31 | 起立性調節障害

ともろです

 

前回 朝起きれない子供
というタイトルで記事を書きました

そう

起立性調節障害についてです

起立性調節障害とは
末梢血管交感神経活動が低下する病気で
主に小学生から中学生の思春期前後
に多くみられる自律神経の病気です

前回と見方を変えて
日常生活の中で
具体例として上げると

  1. 朝調子が悪くて学校に行けない
  2. 朝礼で立っていると貧血を起こす
  3. 起立、礼をすると気持ち悪い
  4. 頭痛や腹痛で授業に集中できない
  5. ふらつきがあるので階段が怖い
  6. 持久走や水泳で吐いてしまう
  7. 給食をおいしく食べられない
  8. 修学旅行や職場体験に行けない

などがあげられます

 

気になるお子さんがいたら
鍼灸治療をお試しください

※写真は小学生に対してのお灸の様子です

以上

 


めまいを繰り返すメニエール病の治療

2021-05-13 16:10:24 | 突発性難聴とメニエール病

ともろです

メニエール病という病気があります

メニエール病は
主に「グルグル」する
回転性のめまいを繰り返す病気で
重い難聴を併せ持つ
厄介な病気です

一般の方にとっては
「めまい」があるだけで
メニエールと思われる方が多いです

メニエール病の辛いところは
めまいを繰り返すだけでなく
再発するということ
そして
再発するたびに悪化するということです

上の写真はメニエール病患者さんの聴力検査です
メニエール病の初期段階の発作として
写真のように低音域(左側)
が主に機能低下する場合があります

しかし第二段回として再発した場合

上の写真のようなグラフが水平に近い状態で
音域の全部がやられてしまいます

メニエール病患者さんにとっては
とにかくじっとしててもめまいがしているので
めまいをなんとかしてほしいと訴えます

めまいが落ち着いてくると
今度は
聞こえないからなんとかしてほしい
聞こえないんだけど
「ジー」とか「ザー」など
雑音のような耳鳴りがひどい
などと訴えます

メニエール病は
内耳と呼ばれる
耳の奥の病気です

内耳はもともと
構造上の理由で
ステロイド等の薬が届きにくいところです
ということは
ステロイドをいくら使用しても
治りにくい

そして
めまいの恐怖から
首や顔を動かすことを
極端に嫌がります

そうこうしているうちに
首が固まってしまい
余計に症状が悪化してしまいます

そんな時は
メニエール病専門の鍼灸治療がいいですよ

悩んでいる暇があったら
一日でも早く鍼灸治療してください

 

以上

 


呪怨~感情と臓器

2021-05-11 11:15:45 | いろいろ

ともろです

一世風靡した呪怨が帰ってきました
そう あのホラー映画です

しかもVRという
臨場感たっぷりのもの

VR試したことがないですが
日本のホラーやバイオハザードなどは
VRにもってこいのもので
見たいなと思っていました

ホラーといえば恐怖

東洋医学では
精神医学を陰陽五行説で
体の重要な臓器
肝・心・脾・肺・腎
で分類します
これを五臓といいます
五臓六腑の五臓です

そしてこの五臓を五志として
臓器と感情を関連付けています

現代では感情を「喜・怒・哀・楽」とします
太古より伝わる東洋医学では
順に「怒・喜・思・悲・恐」
であらわします

五臓と五志を関連付けると

怒りっぽい人は肝が弱っている人
もしくは肝を弱らせやすい人

喜びすぎの人は心が弱っている人
もしくは心を弱らせやすい人

くよくよ悩みやすい人は脾が弱っている人
もしくは脾を弱らせやすい人

ため息が多い人は肺が弱っている人
もしくは肺を弱らせやすい人

怖がりの人は腎が弱っている人
もしくは腎を弱らせやすい人

となります

肝試しが苦手な人
呪怨のような見えない恐怖を
怖がりすぎる人は
腎が弱っている人になります

腎は生命力の元です
腎の弱い人は高いところや狭いところ
新しいことなどに対して
恐怖心を抱きやすい傾向があります

必要以上に怖さを抱く人
身体症状として
抜け毛や下半身のだるさ
尿もれ 物忘れ

が気になる人は
腎を強くしましょう

腎を強くするには
鍼灸治療と普段の生活改善です
気になる人はご連絡ください

 

以上

 

※写真の呪怨VRは
 浜名湖レークサイドの企画です