浜松市中央区舞阪の鍼灸院 院長日記

肩こり、腰痛だけじゃない?!舌痛症や抜け毛など特殊な鍼灸治療をご紹介します。

最近のコロナ後遺症の治療

2024-10-31 17:05:30 | コロナ後遺症

ともろです

 

当院所属の全国鍼灸マッサージ協会の会報に
コロナ後遺症の治療で有名なヒラハタクリニックの
平畑先生が寄稿していただきました

題名は
「コロナ後遺症に対する医科と鍼灸・マッサージの連携」
この中ではコロナ後遺症の治療で
鍼灸治療の重要性を解説してくれました

以下に文章引用します
~~~~~~~~~~~~

モデルナ社の推定によれば、現在、日本では5000万人以上の方が新型コロナウイルス感染症に罹患したとされています。2023年に厚労省が発表した調査では、感染者の11.7~23・4%が後遺症になっていると報告されました。少なく見積もっても数百万人の患者さんがコロナ後遺症に苦しんでいると考えられ、大変な社会問題です。
 
一方で、コロナ後遺症患者さんの多くは、検査では大きな異常所見を認めない方々です。西洋医学は、「検査→標準治療」という武器が使えないと、非常に脆弱な側面があります。多くの患者さんが「検査で異常が出ないからあなたは病気ではない。気のせいか、精神病だ」と医師に突き放され、非常に悲しく、つらい思いをされています。「検査で異常が出ない」というだけで考えることをやめる医師の存在は、今後しっかり問題視されてしかるべきですが、一方で、医師が検査で異常が出ない時の対処法を教育されていないという側面もあります。
 
コロナ後遺症はまた、様々な症状が出たり消えたりする、ということが特徴の一つとなっています。このことがまた「不定愁訴」として医師に切り捨てられがちということにつながっています。複数の診療科を受診して異常が出ない検査をひたすら受けさせられ、経済的に追い込まれるのに、医師は首をひねるばかり、ということも多発しています。このような時に必要なのは、検査に頼らず、その患者の症状のつながりを把握し、全人的に診ていく医術・技術です。
 
その医術、技術こそ東洋医学の叡智なのではないでしょうか。「傷寒論」の巻第三・太陽病脈証井治中第六には、「傷寒八九日、之を下し、胸満煩驚、小便不利、譫語、一身悉く重く、転側すべからざる者は、柴胡加竜骨牡蠣湯之を主る」と、まさにコロナ後遺症にそっくりな症状が書かれており、先人たちがはるか昔から対処してきた病態であることが分かります。本来、コロナ後遺症に限らず、医師は東洋医学を学び、患者を全人的に診る技術を養うべきですが、高度に細分化・専門化された医療の提供に手いっぱいであることがほとんどと思われます。患者さんの身近で東洋医学を提供されているのは、鍼灸・マッサージ師の皆さまですから、医師は積極的に連携して患者さんの治療に当たるのが望ましいと言えるでしょう。
 
当院は2020年3月にコロナ後遺症の診察を始めて、今まで7000人以上のコロナ後遺症患者さんを診察させていただきました。その中で、経絡治療は実に大きな治療効果を上げています。痛みや筋肉関連の症状は経筋病という側面が強くありますし、中途覚醒はほとんどの場合、腎虚を解決すればかなり改善します。ブレインフオグ(思考力低下)も、下肢の経絡治療や頭皮鍼で改善することが非常に多いようです。俗怠感についても症「状が出る負荷をかけない」という生活療法の原則を守りつつ、経絡治療をするだけでかなりの方を改善させることができます。当院のコロナ後遺症治療は今や、経絡治療が方剤による治療と並んで最重要の治療法となっており、西洋医学は他疾患鑑別と対症療法のための武器としています。
 
数百万人の患者さんを救うには、鍼灸・マッサージ師の先生方のお力が絶対に必要です。よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~

当院でもコロナ後遺症外来を設置して
鍼灸治療をおこなっていますが

コロナ後遺症の症状は
感染したコロナの種類で
症状やその重症度が異なり
患者さん一人ひとりに合わせて
治療法を考える必要があります
 
最近の傾向として
当院へ来院されるコロナ後遺症患者さんは
 
  • 倦怠感
  • 疲労感
  • 咳が止まらない
  • 抜け毛
が特に多い傾向にあります

現在でもコロナ後遺症でお悩みの方
お気軽にご相談ください

以上
 

コロナ後遺症外来

~~~~~~~~~~
ともろ鍼灸院
浜松市中央区舞阪町舞阪2683
~~~~~~~~~~


コロナ後遺症の新たな症状「クラッシュ」とは

2024-09-18 16:16:47 | コロナ後遺症

ともろです

コロナ後遺症の新しい症状が
問題となっています

倦怠感などの後遺症が
あるのにもかかわらず

無理して仕事復帰すると
急に3日以上寝込んで
ほとんど動けなくなる
というものです

これは仕事復帰だけでなく
運動やストレス
デスクワークなど
一定の負荷を超えてしまうと
突発的にあらわれてしまいます

当院でもコロナ後遺症の患者さんで
最も多い強く残る症状は「倦怠感」です

その中でも怖いのは
Post-exertional malaiseと呼ばれる
労作後倦怠感」です

今までコロナ後遺症で存在していた
倦怠感やすぐ疲労してしまう
症状に留まらず

PEMがあるのに
だるさが出てしまうレベルで
身体を動かしてしまうと
数日~数カ月も寝たきりになる
クラッシュ」を起こすことがあります
ヘルシスト(ヒラハタクリニック)

基本的に
労作後倦怠感がある場合は
心身ともにストレスを与えない

→ クラッシュが起きないように
  慎重に心身の労作を
  コントロールする必要がある

ことを心掛けなければなりません

また倦怠感を含めた後遺症の症状を
早めに治療することが必要です

人によっては様子をみながら
長期的な対応が必要かもしれませんが
体の根本的な免疫力を
正常化かつ活性化させ
後遺症の機能不全から
脱却しなければなりません

浜松コロナ後遺症の治療

鍼灸治療の良いところは
からだに良い方向に向かってくれるよう
誘導するスイッチを入れられます

コロナ感染後の症状でお悩みの時は
お早めにご相談ください
患者さん一人ひとりに適した
治療法をご提案します

以上

浜松市ともろ鍼灸院診療時間

コロナ後遺症外来

~~~~~~~~~~
ともろ鍼灸院
浜松市中央区舞阪町舞阪2683
~~~~~~~~~~


熱なしコロナ急増中!後遺症の対処法もご紹介します

2024-08-22 12:17:29 | コロナ後遺症

ともろです

お盆前から新たに
コロナ感染がひろがっていました

今まで感染者が少ない地域に
広がっている傾向も見られました

この背景には
コロナだけでなく

  • ヘルパンギーナ
  • マイコプラズマ肺炎
  • インフルエンザ
  • 手足口病

などさまざまな感染症が混ざっているのと
コロナ感染自体が以前のように
急激に発熱するのではなく
発熱がほとんどないいわゆる
「熱なしコロナ」が多いこともあります

熱が急激に上がらないから
病院にかかることもなく
隔離等警戒することもしない
→ 感染が拡大する

といったことがわかります

熱なしコロナの違いと症状

先日ちょうどテレビでも紹介していましたが
熱なしコロナは

  • 発熱しない
  • 喉の痛みがある
  • 咳が出る(たんが絡む咳)
  • 鼻水が出る

ことが特徴で
発熱と乾いた咳のマイコプラズマ肺炎や
すべての症状があらわれるインフルと
区別しやすくなってきました

熱なしコロナ後遺症

心配なのは感染拡大だけではありません

かぜや新型コロナなどの感染症は
発熱することで体で免疫反応がおこり
体を治そうとしてくれます

しかし熱が出ないコロナ感染では
免疫反応がしっかりと起こってくれないため
体を治す働きができずに
ウイルスが長期間残ってしまいます
その結果
コロナ後遺症があらわれやすくなります

 

熱なしコロナ後遺症


コロナ後遺症と呼ばれる特徴的な症状では

  • 倦怠感
  • 抜け毛
  • 咳が止まらない
  • 味覚障害、嗅覚障害

などが挙げられますが
基本的に目に見えてわかる器質的異常ではなく
原因を診断できない機能障害なので
確実な治療法がありません

そんな時に治療の手助けとなるのが
「鍼灸治療」です

お灸は古くから伝わる東洋医学の治療法で
もぐさ(乾燥したヨモギの葉)を燃やし
その温かさを使ってツボを刺激します

この刺激により
身体の自然治癒力を引き出します

お灸による温熱刺激は体内の血流を促進し
白血球などの免疫細胞の活動を活発にします
これにより体の防御機能が高まり
病気に対する抵抗力が強くなります

コロナ感染後の症状でお悩みの時は
お早めにご相談ください
患者さん一人ひとりに適した
治療法をご提案します

以上

浜松市ともろ鍼灸院診療時間

コロナ後遺症外来

~~~~~~~~~~
ともろ鍼灸院
浜松市中央区舞阪町舞阪2683
~~~~~~~~~~


コロナ後遺症は3年後も持続しています

2024-08-01 15:16:09 | コロナ後遺症

ともろです

先日
コロナ後遺症は
3年後でも残ってしまうという
調査報告が発表されました

最近は
夏休み前より
コロナ感染がまた増えはじめ

KP.3などという
スターウォーズに出てくるような
新しい変異株も登場しました
ちょっと気になりますよね

当院でも
コロナ感染後に
体調が戻らないと
ご相談が増え始めています

特に多い症状は

  • 疲れやすい
  • 体がだるい
  • 咳が止まらない
  • 抜け毛がひどい
  • 集中力が続かない

などです

このような
いわゆるコロナ後遺症は
鍼灸治療が効果的です

当院の後遺症外来では
患者さんの症状に合わせて
少しでも楽になるように
鍼灸治療をおこないます

鍼灸治療は
咳などの症状自体の治療
そして再発防止の治療
(からだの機能改善)
後遺症の原因の一つである
サイトカインストームを食い止める
免疫力向上、正常化の治療
をおこないます

コロナ後遺症でお悩みの方
病院でも治らなかった方は
お気軽にご相談ください

以上

浜松市ともろ鍼灸院診療時間

コロナ後遺症外来

~~~~~~~~~~
ともろ鍼灸院
浜松市中央区舞阪町舞阪2683
~~~~~~~~~~