ともろです
昔から土用の丑の日には
鰻を食べる風習があります
テレビ番組でも取り上げていますが
土用の丑に鰻を食べる風習の起源は
遡ること江戸時代
エレキテルで有名な平賀源内が
友人に相談を持ちかけられたこと
鰻は夏になると売れ行きが悪くなる
何とかして売りたいと友人
そこで源内に妙案が浮かぶ
「丑の日だから、
『う』のつくものを食べると縁起が良い」
という語路合せを思いつく
同時に
「精のつく鰻は夏を乗り切るのに最適」
というセールスポイントを加えた
と言われています
そもそも土用とは
季節の変わり目をあらわし
年に4回あります
立夏の前である春の土用
立秋の前である夏の土用
立冬の前である秋の土用
立春の前である冬の土用
の4回です
そして土用の土とは
呪怨~感情と臓器
でも少し書きましたが
東洋医学でいうところの
「脾」という臓器に属し
湿気に影響を受けます
そのため
湿気の多い時
季節の変わり目
に体調を崩しやすくなります
具体的には脾の働きが悪いと
食欲不振、下痢、むくみ、だるさ
などの症状があらわれます
もともと日本は島国で
湿気の多い風土なため
湿気によって脾が弱りやすい民族です
梅雨入りしてから
土用の丑である7月25日頃
脾の働きが弱らないようにしましょう
ここでやっと本題の鰻です
脾の働きを高めるには鰻ではありません
鰻はビタミンAとDが多く含まれ
精のつく食べ物ですが
まずは脾の働きを高め
胃腸の消化吸収機能
を高めることが必要
答えの一つに「足三里」
というツボがあります
鍼灸治療では
患者さんの体質に合わせて
「今」体に必要なツボを選択します
家庭では足三里を刺激しましょう
足三里の場所は
膝の下でスネの外側にあります
妊娠悪阻~ひどい吐きつわり~
股引の破を綴り、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより
でも三里について紹介しましたが
- 足三里の場所を詳しく知りたい人
- 夏バテしやすい人
- 冷たいものばかり飲食する人
- もともと胃腸が弱い人
は鍼灸治療をお試し下さい
ちなみに私は鰻大好きです
鰻は食べたい時に食べます
以上